「先生の話が頭に入ってこない」「授業中どうしても集中できない」——そんな悩みを持つ発達障害の高校生は多い。
集中できないのは、サボっているわけでも怠けているわけでもない。脳の特性による困難だ。原因を知れば、対策も見えてくる。
発達障害があると授業に集中しにくい理由
ADHDでは、意志とは関係なく注意が散りやすい。「興味のないことへの集中維持」が脳レベルで難しく、これは根性でどうにかなるものではない。
また、感覚過敏があると、教室の騒音・蛍光灯のちらつき・空調の音などが気になって授業に集中できないことがある。
さらに、ASDでは授業の抽象的な説明が理解しにくかったり、急な予定変更でパニックになったりすることもある。
今すぐ試せる集中力アップの対策
まず、座る場所を変えてみよう。前の席・端の席など、刺激が少ない位置に移動するだけで変わることがある。先生に相談すると配慮してもらえる場合もある。
次に、耳栓やイヤーマフを活用する方法がある。音の刺激が原因なら、防音グッズが有効なことがある。学校で使用可能か確認してみよう。
また、手を動かしながら聴く方法も効果的だ。落書きやメモをしながら授業を聴くことで、ADHDの人は集中を維持しやすくなることがある。
さらに、タイマーを使った「集中の区切り」も有効だ。「15分だけ集中する」と決めてタイマーをセットし、休憩を挟むサイクルで取り組む。
なお、授業内容を録音(許可を得た上で)して、後から聴き直す方法も有効だ。そのときに集中できなくても、後でカバーできる。
学校環境自体が合っていない場合は
対策をしても「そもそも今の学校の授業スタイルが合わない」と感じることもある。そのときは、学習環境を変えることを検討してほしい。
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