「夜、なかなか眠れない」「朝、どうしても起き上がれない」——発達障害の高校生の多くが、この悩みを抱えている。
これは怠けや甘えではない。発達障害の特性と深く関係した、脳と体のリズムの問題だ。
発達障害があると睡眠がうまくいかない理由
ADHDでは、体内時計(概日リズム)がずれやすいという研究がある。つまり、夜型になりやすく、朝起きることが生理的に難しいことがある。
また、ASDでは感覚過敏により、光・音・温度などの刺激が気になって眠れないことがある。さらに、「頭の中が止まらない」状態(反芻思考)で眠れなくなることも多い。
なお、ADHD・ASDともに、スマホやゲームで夜更かしするパターンも多い。これは「刺激を求める」特性からくる行動で、自制が難しい場合がある。
夜眠れないときの改善のヒント
まず、寝る1時間前にスマホ・PC・ゲームの画面を見るのをやめよう。ブルーライトが脳を覚醒させてしまうからだ。難しければ、ナイトモード・ブルーライトカットを使おう。
次に、毎日同じ時間に布団に入る習慣をつけることが大切だ。体内時計は「決まったリズム」で整えられる。完璧でなくていいので、少しずつ近づけていこう。
また、「頭が止まらない」ときは、メモに書き出す方法が有効だ。「明日やること」「気になること」を紙に書いて頭の外に出すことで、脳が休みやすくなる。
さらに、暗くて静かな環境を作ることも重要だ。感覚過敏があるなら、アイマスク・耳栓・ホワイトノイズ(雨音・波音)が助けになることがある。
朝起きられないときの対策
アラームは1つではなく、複数セットする方法が有効だ。また、カーテンを少し開けて朝の光が入るようにしておくと、体内時計が動き出しやすくなる。
なお、どうしても起きられないことが続くときは、医師に相談することも大切だ。睡眠障害として治療できる場合もある。
朝起きられなくて学校に行けないなら
朝の通学が体力的・精神的に限界なら、学校の形を変えることも一つの方法だ。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、発達障害・不登校の高校生に特化したオンライン通信制サポート校だ。完全オンラインで、自分のリズムに合わせて学べる環境が整っている。
「朝が苦手でも、高校を卒業したい」というあなたへ、まずは無料の個別相談で話を聞かせてほしい。

