小学校・中学校では手厚くサポートしてきた発達障害の子どもも、高校生になると状況が変わります。本人の自立が求められる一方で、特性による困難は続いています。この記事では、高校生になった発達障害の子どもへの「親のサポートの変え方」を解説します。
中学と高校でサポートが変わる理由
中学校では担任が全科目を把握し、保護者への連絡も密でした。高校では担任と教科担当が分かれ、保護者への連絡も少なくなります。子ども自身が自分の状況を管理する力(セルフマネジメント)が求められます。
また、高校生になると親が介入できる範囲も自然と減ります。本人の意思と選択を尊重しながら支える「見守るサポート」へのシフトが必要な時期です。しかし完全に手を引くのではなく、困ったときに頼れる存在であり続けることが大切です。
親が手放すべきことと継続すべきこと
手放すべきこと:①宿題・課題の細かな管理(本人に委ねる)、②先回りして問題を解決する(失敗から学ぶ機会を奪わない)、③学校の友人関係への過度な介入。継続すべきこと:①体調・精神面のサインへの観察、②定期的な対話(否定せず話を聞く場を作る)、③必要なときに専門家につなぐ役割。
「口を出しすぎず、でも気にかけている」という姿勢のバランスが、高校生の発達障害の子どもには最も合っているとされています。
高校生になった発達障害の子への接し方
高校生になると、親の言葉に強く反発したり、相談してくれなくなったりすることがあります。しかし「どんな話でも聞く」という姿勢を日頃から見せておくことで、困ったときに頼ってもらいやすくなります。
定期的に「最近どう?」と気軽に話せる場を意識的に作ることも効果的です。夕食の時間・ドライブ中・散歩中など、向き合わずに隣にいる状況は発達障害の子どもが話しやすい場合があります。
支援機関・通信制高校を積極的に活用する
高校での困難が続く場合は、保護者だけで抱え込まず、スクールカウンセラー・発達支援センター・医療機関などの専門家と連携することが大切です。また、現在の学校環境が合っていないと感じたら、通信制高校への転学という選択肢も検討してみてください。
NIJIN高等学院では、高校生の発達障害に関する保護者向けの個別相談会を実施しています。「子どもへの接し方がわからない」「学校選びで迷っている」など、どんな内容でも無料でご相談いただけます。

