富山市で通信制高校を調べると、まず全国チェーンの広告が並びます。けれど本当に知りたいのは、その手前のことではないでしょうか。富山市のどこに何があるのか。公立はあるのか。何曜日に通うのか。いくらかかるのか。働きながらでも回るのか。
この記事では、富山県立雄峰高等学校の公式サイト、富山県の県立高校の授業料等のページ、文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ、そして市内の各校・各施設の公式サイトを実際に開いて、富山市の通信制高校とサポート校の全体像を整理しました。数字は公式で確認できたものだけを載せ、確認できなかったことは、確認できませんでしたとはっきり書いています。
いま決めなくて大丈夫です。まずは富山市には何があるのかを正確に知るところから始めましょう。
富山市の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です(富山市内の会場で受けられる場合もあります)。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:富山市 通信制高校の早見
- 富山市の公立通信制は富山県立雄峰高等学校。公式サイトに県内で唯一の公立の通信制と書かれています。
- スクーリングは各学期9回。日曜日・月曜日・水曜日のいずれかを選んで登録します。受講手続きや行事、定期試験を入れると年間25日程度の登校です。
- 雄峰高校の受講料は1単位につき300円(富山県の公式ページ)。年に25単位なら7,500円の計算になります。
- 通信制には普通科のほかに衛生看護科があり、富山市医師会看護専門学校准看護学科の入学生が対象です。
- 文部科学省の掲載データで数えると、富山市内に届け出られている通信制高校の拠点はのべ18件・12校。建物の住所でまとめると12か所で、うちスクーリング(面接指導)まで受けられるのは6か所です。
- 拠点は富山駅の南側(新富町・新桜町・桜町・総曲輪)に集まっています。市電(富山地方鉄道の市内線)の新富町・電気ビル前からも歩けます。
- 家から出るのが難しい時期は、オンライン中心のサポート校と組み合わせる方法もあります(ニジ高もその1つです)。
富山市内で学べる場所は12か所。スクーリングまでできるのは6か所です
最初に、富山市に何があるのかを全部並べます。もとにしたのは、文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データです。全国の通信制高校が国に届け出ている施設が、種類ごとに載っています。2026年9月23日にデータを取得し、住所が富山市のものを数え直しました。結果はのべ18件・12校。同じ建物に複数の学校が入っているので、建物の住所でまとめると12か所になります。
種類の違いが、通いやすさを分けます。
- 面接指導等実施施設=その場所でスクーリング(面接指導)を受けられる施設。
- 学習等支援施設=レポートや進路の支援をする施設。スクーリングは別の会場で受ける日があることになります。
富山市の12か所のうち、面接指導等実施施設があるのは6か所、学習等支援施設だけなのが6か所でした。
| 場所(町名) | 施設名 | 届出の種別 | 届け出ている高校 |
|---|---|---|---|
| 一番町3-20 | 富山キャンパス/AOIKE高等学院富山 | 面接指導等実施施設と学習等支援施設 | AOIKE高等学校 |
| 総曲輪4-4-5 | 富山調理製菓専門学校 | 面接指導等実施施設 | AOIKE高等学校 |
| 新総曲輪4-18 | 富山県民会館 | 面接指導等実施施設 | 鹿島朝日高等学校/未来高等学校 |
| 舟橋北町7-1 | 富山県教育文化会館 | 面接指導等実施施設 | 鹿島朝日高等学校 |
| 上本町3-16 | 個別指導塾の教室(上本町) | 面接指導等実施施設 | 広域通信制高校 |
| 新富町1-2-3(CiCビル) | 富山学習センター/トライ式高等学院富山キャンパス | 面接指導等実施施設と学習等支援施設 | 星槎国際高等学校/鹿島学園高等学校/鹿島朝日高等学校 |
| 新富町2-4-25 | 鹿島朝日高等学校 通信制課程 連携 富山キャンパス | 学習等支援施設 | 鹿島朝日高等学校 |
| 新桜町2-21 | 富山キャンパス | 学習等支援施設 | N高等学校/S高等学校/R高等学校 |
| 新桜町4-28 | 富山学習センター | 学習等支援施設 | 第一学院高等学校養父校 |
| 桜町1-3-4 | 富山YMCA高等学院 | 学習等支援施設 | YMCA学院高等学校 |
| 桜町2-1-10 | わかば会高等学院 | 学習等支援施設 | 中京高等学校 |
| 牛島本町2-7-8 | WOWスクール | 学習等支援施設 | 星槎国際高等学校 |
まとめサイトの一覧は、たいてい5校から7校です。見学の候補を広げるときに使ってください。なお、この一覧は国への届出をもとにしたものなので、届出の無い民間のサポート校や学習塾が別にあることもあります。所在地と受け入れの状況は各校の公式サイトでご確認ください。
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(2026年9月23日取得・集計)

富山市の公立は雄峰高校。通信制だけの学校ではない
富山県立雄峰高等学校は、富山市神通町二丁目12番20号にある県立高校です。通信制のページには県内で唯一の公立の通信制と書かれています。公式サイトの案内で確認できる設置課程は、次のとおりでした。
| 課程 | 形態 | 備考 |
|---|---|---|
| 定時制(昼間) | 単位制 | 日中に通う形 |
| 定時制(夜間) | 単位制 | 夜に通う形 |
| 通信制 | 普通科・衛生看護科 | 本記事で扱うのはここ |
| 専攻科 | 調理師養成課程 | 高校卒業後の課程 |
この一覧は意外に重要です。同じ学校の中に通信制・昼間定時制・夜間定時制が並んでいるということは、通信制で始めて体力が戻ったら別の形に移る、という相談が同じ職員室の中でできる、ということでもあるからです。実際に移れるかは学校の判断になります。
学び方は、主に自宅で学習して、定められた報告課題(レポート)を作成する自学自習が基本です。公式サイトには、働きながら高卒資格の取得をめざす人が多く学んでいる、と書かれています。前期と後期の二学期制で、それぞれで単位が認定されます。
県立で通信制課程を置く高校として公式に確認できたのは、雄峰高校だけでした。県内の私立では、高岡龍谷高等学校(高岡市古定塚4-1)が令和7年度から通信制課程を新設しています。こちらは富山市ではありませんが、県内の私立という選択肢として後の節で触れます。

スクーリングは各学期9回、日・月・水。曜日が3つあることの意味
雄峰高校の通信制でいちばん特徴的なのが、ここです。公式には授業(スクーリング)は各学期9回、それぞれ日曜日、月曜日、水曜日に実施され、いずれかの曜日を選んで登録すると書かれています。
これは、単に回数が少ないという話ではありません。曜日が3つあるということは、自分の生活のかたちに合わせて登校日を選べるということです。たとえば次のような人で意味が変わります。
- 平日に働いている人——日曜日のスクーリングに寄せられます。
- 土日にアルバイトのシフトが入る人——月曜日や水曜日に寄せられます。
- 人の多い日が苦手な人——平日のほうが落ち着いて過ごせることがあります。
1限は50分で7限まで。スクーリングの日は、朝から夕方までの長い1日になります。月に2〜3回と聞くと軽く感じますが、その1日は全日制と同じくらいの長さです。
もうひとつ見落とされやすい数字があります。公式には、スクーリングのほかに受講手続きや学校行事、定期試験などがあり、それらを含めて年間25日程度の登校になる、と書かれています。学期9回だけで生活の見通しを立てると、あとで足りなくなります。年に25日、およそ2週間に1日、家を出る日がある——この実数で考えてください。
学習の流れも公式に整理されています。レポートを教科書・学習書・補助教材で作って期限までに出す、決められた回数のスクーリングに出席してレポートを全部出すと学期末の定期試験を受けられる、という順番です。試験の前にレポートの提出期限があるので、止まるとすれば、たいていはレポートのところです。
衛生看護科がある。進路が決まっている人には近道になる
雄峰高校の通信制には、普通科のほかに衛生看護科があります。公式の説明では、富山市医師会看護専門学校准看護学科の入学生を対象とした課程です。
准看護師をめざして専門学校に通いながら、高校の卒業資格も同時に取っていく——そういう進路を最初から想定した課程です。看護の道を考えていて、かつ高卒資格も取っておきたいという人にとっては、富山市にこの選択肢があること自体が大きな情報です。
一方で、進路がまだ決まっていない人、まずは体調と生活リズムを立て直したい人にとっては、普通科が基本の選択になります。学科を先に決めるのではなく、今の自分が続けられる形を先に決めるのが順番としては正しいです。
富山市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます
「富山 通信制サポート校」で探している人に向けて、ここを一節に分けます。
サポート校は高校ではありません。高卒資格は、その生徒が在籍する通信制高校から出ます。ですからサポート校を選ぶときは、2つをセットで見ます。1つはサポート校そのもの(通う日数・時間帯・費用)、もう1つは提携している通信制高校(卒業要件・スクーリングの場所・授業料)です。富山市内で、公式サイトで提携先まで確認できたものを並べます。
| 施設名 | 提携・連携する通信制高校 | 通う形(公式の表記) |
|---|---|---|
| 富山YMCA高等学院(桜町1-3-4) | YMCA学院高等学校 | レギュラーコース 週3〜5日/フレックスコース 週1〜2日(火・木) |
| わかば会高等学院(桜町2-1-10) | 中京高等学校 | A 週2日コース/B 週4日コース。13時30分から16時30分 |
| トライ式高等学院 富山キャンパス(新富町1-2-3) | 公式には連携する通信制高校とあり、校名の記載は確認できませんでした | 通学・オンライン・在宅から選ぶ |
| 富山キャンパス(新桜町2-21) | N高等学校・S高等学校・R高等学校 | 週5・週3コース/週1+コース/ネットコース |
| 富山学習センター(新桜町4-28) | 第一学院高等学校 | 公式のキャンパスページでは確認できませんでした |
| 富山学習センター(新富町1-2-3) | 星槎国際高等学校 | 週5〜3日で登校可能 |
富山YMCA高等学院は2026年度に開校した駅前校で、サポート校とは通信制高校を3年間で卒業するためのサポートをする教育施設です、と公式に定義を書いています。わかば会高等学院は、中京高等学校の通信制課程のサポート校として、まず週2日のAコースからをすすめる、と書いています。どちらも「週に何日、何時から何時まで」が公式に出ているので、生活に乗るかどうかを先に確かめられます。ここを公表していない施設もありますので、見学の申し込みのときに聞いてください。
出典:富山YMCA 単位制・通信制高等学校(サポート校)/わかば会高等学院/トライ式高等学院 富山キャンパス/N高等学校・S高等学校 富山キャンパス/星槎国際高等学校 富山学習センター/第一学院高等学校 富山キャンパス(いずれも2026年9月23日確認)
サポート校そのものの仕組みは、通信制サポート校とはの記事にまとめています。

富山駅の南側に集まっています。駅と電停からの通い方
市内の拠点の住所を並べると、はっきりした傾向が出ます。12か所のうち9か所が、富山駅の南側にある新富町・新桜町・桜町・総曲輪・新総曲輪・一番町に入っています。徒歩でまわれる範囲に、学校の選択肢がまとまっているということです。
公式サイトでアクセスの表記を確認できたものを並べます。徒歩の分数は、各校が自分のページに書いている数字です。
| 最寄り | そこから歩ける拠点 | 公式の表記 |
|---|---|---|
| 富山駅(JR北陸本線) | トライ式高等学院 富山キャンパス(新富町1-2-3) | 富山駅より徒歩約2分 |
| 富山駅(JR) | 富山キャンパス(新桜町2-21) | 富山駅 徒歩5分 |
| 富山駅 | わかば会高等学院(桜町2-1-10) | 富山駅前 徒歩3分 |
| 富山駅(北陸新幹線・あいの風とやま鉄道・富山地方鉄道) | 富山学習センター(新桜町4-28) | 富山駅下車、南へ徒歩5分 |
| 市電 新富町 | 富山学習センター(新桜町4-28) | 桜橋通りを東へ徒歩2分 |
| 市電 電気ビル前 | 富山学習センター(新桜町4-28) | 桜通りを西へ徒歩3分 |
この並びから分かることが2つあります。1つは、富山駅まで出られるなら、複数の学校を1日でまわれるということ。見学は1校ずつ別の日に行くものだと思われがちですが、富山市の中心部なら、午前と午後で2校を比べられます。
もう1つは、市電(富山地方鉄道の市内線)が使えるということです。あいの風とやま鉄道や富山地方鉄道で富山駅まで出る人だけでなく、市内の南側・西側に住んでいる人は、市電で新富町や電気ビル前まで来るほうが乗り換えが少なくて済むことがあります。スクーリングの日は朝から夕方までかかりますので、行きよりも帰りの時間帯に、その経路で帰れるかを一度試しておくと確かです。
公立の雄峰高校は、神通町二丁目にあります。富山市の中心部の西寄りで、上の拠点群とは少し離れた場所です。公式サイトには住所と電話番号の記載があるものの、最寄り駅や電停からの徒歩の分数は確認できませんでした。ここは推測せずに、学校の通信制直通(076-441-5164)に経路を尋ねるのが確実です。
出典:第一学院高等学校 富山キャンパス アクセス/トライ式高等学院 富山キャンパス/N高等学校・S高等学校 富山キャンパス/わかば会
費用は、公式で公表されている額だけを並べます
ここは前の版で、確認できませんでしたと書いていた部分です。富山県の公式ページに金額が出ていました。訂正して載せます。
富山県立高等学校の授業料等のページには、通信制の欄に受講料 1単位につき300円と明記されています。全日制は月額9,900円、定時制(単位制以外)は月額2,700円です。つまり公立の通信制は、年にいくらではなく、何単位取るかで決まるということになります。年に25単位を登録するなら300円×25で7,500円、卒業に必要な74単位ぶんを合計しても22,200円という計算です。
私立とサポート校については、公式サイトに金額を公表しているものだけを並べます。公表していない学校の額は、ここでは書きません。
| 学校・施設 | 公表されている額 | 何の費用か |
|---|---|---|
| 富山県立雄峰高等学校(通信制) | 受講料 1単位につき300円 | 県立高校の受講料 |
| 高岡龍谷高等学校 通信制課程(高岡市) | 入学時納入金100,000円/授業料相当額は1年次の目安378,000円/教育充実費 年60,000円 | 私立高校の学費。ほかに教材費・諸経費 |
| YMCA学院高等学校(通信制高校の分) | 入学金50,000円/授業料 1単位12,000円/諸経費 半期5,000円 | 高校に払う分 |
| 富山YMCA高等学院(サポート校の分) | 入学金11,000円/校費110,000円/授業料440,000円(レギュラー)または220,000円(フレックス) | サポート校に払う分 |
この表で見てほしいのは、金額の大小ではなく段の数です。YMCAの2行は同じ生徒が両方払います。高校に払う分と、サポート校に払う分。サポート校を使う場合の費用は、この二段構造になります。高岡龍谷高校のように学校ひとつで完結する形とは、数え方が違うということです。
そして、公立でも私立でも共通してかかるのに見積もりから抜けやすいのが、教科書・学習書の代金、諸経費、そしてスクーリングの交通費です。富山市は市域が広く、大沢野・八尾・婦中・水橋といった郊外から中心部へ通う場合、交通費は年間で積み上がります。見積もるときは、この3つを足してください。交通費の考え方は通信制高校のスクーリング費用の記事にまとめています。
出典:富山県 県立高等学校の授業料等・高等学校等就学支援金制度について/高岡龍谷高等学校 通信制課程/富山YMCA 単位制・通信制高等学校(サポート校)(2026年9月23日確認)

富山県と富山市には、授業料の外側を支える制度があります
国の就学支援金は、高校の授業料に充てるためのものです。教科書代や通学費、サポート校の費用には使えません。その外側を支える制度が、富山県と富山市にあります。どれも公式ページで確認できたものだけを書きます。
| 制度 | 中身(公表されている額) | どこに申し込むか |
|---|---|---|
| 高等学校等就学支援金(国) | 私立の通信制は1単位13,668円・年337,200円まで。2026年度から所得制限なし。公立は授業料(受講料)に充てられる | 在学する学校を通じて申請 |
| 富山県 国公立高等学校奨学のための給付金 | 通信制は、住民税非課税世帯 年額50,500円/所得割額の合算が100円以上105,500円未満 年額16,830円/105,500円以上182,500円未満 年額12,630円。返還不要 | 県内の学校なら在学校。県外なら県立高校課 |
| 富山県 私立高等学校等奨学給付金 | 保護者が県内在住で、就学支援金の受給資格があり、非課税世帯などの区分に当てはまる世帯が対象。授業料以外の教育費が対象 | 県内の私立高校なら学校経由。県外なら県の学術振興課 |
| 富山県 私立高校への県単独の授業料助成 | 年収590万円から910万円未満の世帯に年額79,200円。うち多子世帯・ひとり親世帯は年額277,200円。入学時納付金に124,350円の助成もある | 私立高校を通じて(e-Shien で申請) |
| 富山県奨学資金(貸与・無利子) | 高校等は 国公立 自宅18,000円・自宅外23,000円/私立 自宅30,000円・自宅外35,000円(月額)。卒業後6か月の据置のあと10年以内に返還 | 在学校へ。一般採用の申請期限は令和8年5月8日。家計急変の緊急採用は随時 |
| 富山市奨学資金(給与) | 私立高校生で就学支援金を受けている人が対象。授業料と就学支援金の差額相当で月額9,900円が限度 | 在学する高校へ。市外の私立なら市の学校教育課 |
読むときの注意を3つ書きます。
1つ目。奨学給付金は、就学支援金の受給資格があることが前提です。サポート校だけに通っていて高校に在籍していない、という状態では対象になりません。逆に言えば、通信制高校に在籍していれば、サポート校を併用していても高校の分では対象になり得ます。
2つ目。富山市の奨学資金は、貸与と給与で対象が違います。貸与は大学・短大・専門学校と、高等専門学校・高校専攻科が対象で、高校の本科は入っていません。高校生に当たるのは給与のほうで、私立高校生かつ就学支援金を受けている人が対象です。さらに、保護者の所得に応じた就学支援金の加算額を申請しなかった人と、保護者の県民税所得割と市町村民税所得割額が257,500円未満の人は対象外と明記されています。他の奨学資金や授業料の減免制度との併用はできないとも書かれているので、県の制度と両方を考えている場合は、先に市の学校教育課(076-443-2134)に確かめてください。
3つ目。富山県の県立高校のページには、就学支援金の対象として所得の基準(算定額の合計が304,200円未満)が書かれていますが、このページの更新日は2025年1月9日です。国は2026年度から所得制限を撤廃しています。実際の扱いは在学校の事務室で確かめるのが確実です。学費の全体像は通信制高校 学費の記事と、当校の学費のご案内を合わせてご覧ください。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
出典:富山県 国公立高等学校奨学のための給付金/富山県私立高等学校等奨学給付金/高等学校等就学支援金制度について(私立)/富山県奨学資金制度/富山市 奨学資金/文部科学省 高校生等への修学支援
通信制高校とサポート校は、そもそも別のもの。支援金の扱いも変わる
ここが最も誤解されるところなので、表にします。
| 項目 | 通信制高校 | サポート校 |
|---|---|---|
| 高卒資格 | その学校から出る | 出ない(提携する通信制高校から出る) |
| 法律上の位置づけ | 学校教育法の高等学校 | 学校ではない民間の教育機関 |
| 就学支援金 | 対象になる | 対象外(提携する高校の授業料の分は対象) |
| 主な役割 | 単位の認定と卒業の認定 | 学習の伴走・生活リズム・進路の相談 |
サポート校は高校の代わりではなく、高校と一緒に使うものです。費用は二重にかかりますが、一人ではレポートが進まない人にとっては、その二重分が卒業できるかどうかを分けます。逆に、自分で計画を立てて進められる人は、雄峰高校に単独で在籍するのがいちばん安く済みます。二段構造の詳しい中身はサポート校 学費の記事にあります。
卒業の条件は全国共通で3つ。学校ごとに違うのは「そこへの行き方」だけ
学校選びで消耗しないために、土台を押さえておきます。高等学校の卒業に必要な条件は、通信制でも全日制でも、富山市でも他の県でも変わりません。次の3つです。
- 74単位以上を修得すること
- 3年以上在籍すること
- 特別活動に30単位時間以上参加すること(ホームルーム・行事など)
つまり、この学校なら早く卒業できる、という話は原則としてありません。学校ごとに違うのは、この3つにどうやってたどり着かせてくれるか——レポートの出し方、スクーリングの曜日、止まったときの声のかけ方——という行き方の部分だけです。この見方に立つと、雄峰高校の日・月・水から選べるという設計の価値がはっきりします。選べる曜日が多いほど、74単位までの道のりで転びにくくなるからです。
今の高校に在籍しているなら、辞める前に動いたほうが有利です
今の高校が続けられそうにない、という段階でこの記事を読んでいる人に、順番の話をひとつだけ。退学届を出す前に、転入という道を検討してください。
転入と編入は、名前が似ていますが中身がまったく違います。転入は今の高校に在籍したまま移る手続きで、これまで取った単位と在籍期間がそのまま引き継がれます。編入はいったん退学してから入り直すので、退学から入学までの空白期間は在籍期間に数えられません。同じ学校に入るのに、先に辞めたか、辞める前に動いたかだけで、卒業の時期が半年から1年ずれることがあります。
雄峰高校の場合、募集要項は入学志願のしおりという形で前期・後期それぞれに公開されています(2026年9月23日の時点では、前期のものは終了と表示され、後期の入学者選抜・転入学・編入学のしおりが出ていました)。転入学は転学照会と成績・単位修得証明書、編入学は編入学願書と成績・単位修得証明書、履歴書が必要だと公式に書かれています。受け入れの時期は前期と後期に限られます。いつ移れるのかを先に学校へ問い合わせて、その日程から逆算する。これが現実的な進め方です。
私立では、高岡龍谷高等学校が転入学は随時受け付けていると公式に書いています。学校によって窓口の開き方が違いますので、候補が2つ以上あるなら両方に聞いてください。詳しくは通信制高校 転入の記事にまとめています。
通信制と定時制で迷ったら、「週に何日、決まった時間に行けるか」で分ける
雄峰高校には通信制のほかに、昼間と夜間の単位制定時制があります。同じ学校の中に選択肢が並んでいるので、富山市では通信制と定時制、どちらにするかという迷いが実際に起きます。
分け方はシンプルです。定時制は、決まった曜日・決まった時間に通う形。毎日のリズムが外から与えられるので、生活が整いやすく、同じ教室に通う仲間もできます。一方で、行けない日が続くと出席が積み上がりません。通信制は、自宅での自学自習が中心で、登校は年に25日程度。自分でペースを作る必要がありますが、体調の波があっても在籍を保てます。
つまり、週に3日以上、決まった時間に家を出られるなら定時制も候補に入る。そこまでは難しいなら通信制から始める。この線引きで考えると、迷いがかなり減ります。同じ学校の中に両方あるので、あとから相談して形を変えられる可能性もあります。実際に移れるかは学校にご確認ください。
高岡・射水・魚津から通う場合と、富山市から外へ出る場合
富山市は県の真ん中にあるので、市外との行き来が両方向で起きます。文部科学省の掲載データで、富山市の外にある拠点も数えました。
| 市町 | その市町にある拠点 | スクーリングまで受けられるか |
|---|---|---|
| 高岡市 | 高岡龍谷高等学校(私立の本校・通信制課程)/ひとのま学園 | 本校で受けられる/ひとのま学園は学習等支援施設 |
| 射水市 | 富山情報ビジネス専門学校/富山キャンパス(戸破) | いずれも面接指導等実施施設 |
| 魚津市 | 富山県立新川みどり野高等学校/新川高等学校(吉島)/富山学習センター(双葉町)/新川学びの森天神山交流館ほか | 挙げた4か所はいずれも面接指導等実施施設(このほかに学習等支援施設もあります) |
| 砺波市・小矢部市・南砺市 | 総合カレッジSEO/富山県立となみ野高等学校/宮森スカラ/AOIKE高等学院南砺福光 | となみ野・総合カレッジは面接指導等実施施設 |
ここで1つ、雄峰高校を選ぶ人に大事な事実があります。雄峰高校は、魚津市の新川みどり野高等学校と、小矢部市のとなみ野高等学校を、面接指導等実施施設として届け出ています。つまり県東部・県西部に住んでいる人が、スクーリングのたびに富山市まで出てくるとは限らない設計になっている、ということです。自分がどの会場に通うことになるのかは、出願の前に学校へ確かめてください。
逆に、富山市に住んでいて県内の私立を選ぶ場合、高岡龍谷高等学校の通信制課程は土曜日の週1回登校で、試験日を除くと年間30日程度と公式に書かれています。あいの風とやま鉄道で富山駅から高岡駅までの移動が、土曜日の朝に毎週できるか。ここが判断の分かれ目になります。スクーリングはオンラインでも参加できる回があるとも書かれていますので、回数の内訳を学校に聞いてください。
富山県全体の学校と制度は、富山 通信制高校の記事にまとめています。隣の県から通う場合や、隣の県の学校も見たい場合は、石川 通信制高校と新潟 通信制高校もご覧ください。
よくある誤解は3つ。「近いから」「有名だから」「試験がないから」
誤解1: 近いから通える。距離は判断材料の1つでしかありません。年に25日の登校でも、朝の支度そのものが難しい時期には重くなります。逆に、通学が生活リズムの支えになる人もいます。距離ではなく、朝、家を出られる日が週に何日あるかで考えると外しません。
誤解2: 有名だから安心。広域通信制の知名度は、その拠点の面倒見の良さと一致するとは限りません。同じ高校名でも、拠点ごとに人数も雰囲気も違います。見るべきは学校名ではなく、その拠点の担任がどのくらいの生徒を持っているかです。この記事の一覧のとおり、同じ建物に複数の学校の拠点が入っている場所もあります。運営する事業者が同じでも、在籍する高校は別ということが起こります。
誤解3: 試験がないから誰でも入れる、だから続く。入りやすさと続けやすさは別の話です。通信制はレポートを自分で進める仕組みなので、入学後の伴走が薄いと、いちばん最初のレポートで止まります。入れるかではなく、止まったとき誰が気づくかを聞いてください。

個別相談で使える質問は、この7つだけで足ります
学校見学に行っても、何を聞けばいいか分からないまま終わる人が多いです。次の7つを紙に書いて持っていけば、比較できる情報が揃います。
| # | 質問 | 何が分かるか |
|---|---|---|
| 1 | ここに通うと、高校の在籍はどこになりますか | 本校かサポート校かの区別 |
| 2 | スクーリングはこの建物で受けられますか。別の会場ですか | 面接指導等実施施設かどうか |
| 3 | 1年間の請求は、合計でいくらになりますか | 学費とサポート費の二段構造の有無 |
| 4 | 登校の曜日は選べますか。途中で変えられますか | 生活の変化に耐えられるか |
| 5 | 1日のコマ数と終わる時間を教えてください | 登校日の負荷の実感 |
| 6 | レポートが止まった生徒には、誰がいつ気づきますか | 伴走の実態 |
| 7 | 体調に波があるときの出席の扱いは | 無理をさせない設計か |
この7つは、公立にも私立にもサポート校にも同じように聞けます。同じ質問を同じ順番で聞くことが、比較を成立させるコツです。2番は、この記事の一覧で拠点の種別を確かめたうえで聞くと、答え合わせになります。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営する通信制高校サポート校です。校長は星野達郎。オンライン中心で、富山市にお住まいの方も、全国どこからでも参加できます。NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)全体では、累計の入学者が約1,000名、現在の在籍は460名です。
掲げているのは「オンラインで最高の青春を」。全国の仲間とつながり、企業や地域と関わるプロジェクトに取り組んだり、行事を自分たちで企画・運営する側にまわったりできます。メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間もあります。カメラ・マイクをオフにして、チャットだけの参加から始められる設計です。いきなり話さなくていい。担任制で、生活リズムに波があっても学べるようにしています。中学内容の学び直しやアーカイブ視聴にも対応しています。不登校の生徒をグループ全体で650名以上サポートしてきました。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れています。
正直な注意点も書きます。
- ニジ高は高校ではありません。卒業資格は、提携する通信制高校で取ります。
- 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングへの参加が必要で、ニジ高がするのは日程の調整と準備の支援です。地元の会場で受けられる場合もあります。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内にまとめています。
- 転入・編入は通年で受け付けていて、出願費用は無料です。
ニジ高の生徒は、相談のうえでNIJINアカデミーの全国のリアルの教室に通うこともできます。キャンパス一覧をご覧ください。よくいただく質問はよくある質問にまとめています。
富山市で迷ったときの進め方(3ステップ)
ステップ1: 通える日数を数える。今月、朝に家を出られた日は何日ありましたか。週3日なのか、月2日なのか、0日なのか。ここを正直に数えることから始めます。数字が小さくても構いません。小さいほど、選ぶべき学校の形がはっきりします。
ステップ2: 曜日と場所で考える。富山市の場合、雄峰高校は日・月・水から選べます。広域通信制の拠点は富山駅の南側に集まっていて、市内ではあわせて6か所でスクーリングまで受けられます(そのうち4か所が駅の南側です)。何回なら行けるかより、何曜日なら起きられるか。そして、その日に富山駅まで出られるか。この2つが実際の生活に直結します。土日にバイトがあるなら平日、平日が家族の都合で無理なら日曜、という決め方でいいのです。
ステップ3: 残った学校に、上の7つの質問をする。2〜3校に絞ってから聞くと、答えの差がはっきり見えます。1校目で決めない。これだけは守ってください。富山市の中心部なら、午前と午後で2校を見て、その日のうちに比べることができます。
学校の比べ方そのものに迷ったら、通信制高校 選び方のページに8つの比較項目をまとめています。

富山市から、オンラインで青春する形も見てみませんか
ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校です。全国の仲間と、企業や地域と関わるプロジェクトや、種目も場所も自分たちで決める行事に挑戦できます。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座もあります。学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。授業の様子を体験説明会で見てみませんか。
よくある質問
A. 富山県立雄峰高等学校です。公式サイトの通信制のページに、県内で唯一の公立の通信制と書かれています。所在地は富山市神通町二丁目12番20号です。
A. 公式には、各学期9回、日曜日・月曜日・水曜日に実施され、いずれかの曜日を選んで登録すると案内されています。1限は50分で7限まで。受講手続きや学校行事、定期試験を含めると、年間25日程度の登校になると公式に書かれています。
A. 富山県の公式ページに、通信制の受講料は1単位につき300円と記載されています。年に25単位なら7,500円の計算です。ほかに教科書・学習書の代金や諸経費、スクーリングの交通費がかかります。入学料など受講料以外の額は、入学志願のしおり(PDF)か学校へのお問い合わせでご確認ください。
A. 文部科学省の掲載データで数えると、富山市内に届け出られている拠点は建物の住所で12か所、うちスクーリングまで受けられるのが6か所です。このうち民間のサポート校にあたるものは、この記事の一覧でご確認ください。届出の無い民間のサポート校が別にあることもあります。
A. あります。公立の雄峰高校でもスクーリングの日の登校は要りますが、広域通信制のネットコースや、オンライン中心のサポート校を組み合わせる方法があります。ニジ高もその1つで、カメラ・マイクをオフにしたチャットだけの参加から始められます。ただしニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。
A. 通信制は自学自習が基本なので、働きながら学ぶ人は少なくありません。雄峰高校の公式サイトにも、働きながら高卒資格の取得をめざす人が多く学んでいる、と書かれています。曜日を選べる形は、シフト勤務の人と相性がよい設計です。
富山市の中で、あなたに合う曜日と場所が見つかります
富山市には、日・月・水から登校日を選べる県立の通信制があります。そして市内には、スクーリングまで受けられる6か所を含めて12か所の拠点があり、その多くが駅の南側に集まっています。回数の少なさではなく、選べることそのものが、続けられるかどうかを支えてくれる設計です。
それでも、通えると続くは別の話で、パンフレットの数字だけでは決められません。まず数えてほしいのは学校の数ではなく、あなたが今月、家を出られた日数です。
いま決めなくて大丈夫です。情報を集める時期と、決める時期は分けていい。順番に見ていけば、あなたの生活に乗る形が見つかります。

オンラインでも青春できる。ニジ高の体験説明会へ
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
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