「通信制高校の説明会に申し込んでみたけれど、何を聞けばいいのか分からない」「服装はスーツのほうがいい?」「子どもが乗り気じゃないけれど、行く意味はある?」。はじめて説明会に参加する前は、こうした小さな不安がいくつも重なりますよね。
先に結論を書きます。通信制高校の説明会は、パンフレットやホームページでは分からない「自分の家の条件で、本当に通い続けられるか」を確かめる場です。聞くことは、学費の内訳・就学支援金・スクーリングの日数と場所・レポート・サポート体制・卒業後の進路の6つの分野に絞り、答えを「数」と「場所」で聞くと比べやすくなります。服装は普段着で大丈夫で、持ち物は筆記用具と質問メモがあれば足ります。
この記事では、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイト「分かる・見つかる通信制高等学校」、高等学校通信教育規程(e-Gov法令検索)、文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」、文部科学省の点検調査で見つかった不適切な事案の一覧を実際に開いて、説明会で聞くこと・見ること・服装と持ち物を整理しました。公式の資料で確かめられなかったことは、確かめられなかったと書いています。
説明会を回りながら、毎日の登校が難しい場合の学び方も比べておきたいときは、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校の説明会で聞くこと・服装の早見
- 説明会には、複数の学校を一度に見られる合同説明会と、1つの学校を詳しく知る学校説明会(オンライン開催もある)があります。候補が決まっていなければ合同、2〜3校に絞れたら学校説明会が向いています。
- 通信制高校には、授業料などの費用、在籍者数や卒業者数、進学・就職の状況、1年間の通信教育の計画などを公表する決まりがあります(高等学校通信教育規程第14条)。説明会の前に公式サイトで見ておくと、当日の質問が絞れます。
- 聞くことは6つの分野:①学費の内訳 ②就学支援金を引いた後の負担 ③スクーリングの日数と場所 ④レポートの量と出し方 ⑤サポート体制 ⑥卒業後の進路データ。
- 学費は「授業料」「授業料以外の費用」「サポート施設などの費用」に分けて聞きます。就学支援金は授業料だけが対象で、サポート校の費用には使えません。
- スクーリングは「年に何日・どこで・泊まりがあるか」まで聞きます。サテライト施設には、スクーリングができる施設と、できない施設(学習等支援施設)があります。
- 服装は普段着で大丈夫です。本人は制服でも私服でもよく、保護者もスーツでなくてかまいません。持ち物は筆記用具・質問メモ、転入なら今の学校の単位が分かるものです。
- 1回の説明会で決めなくて大丈夫です。気になる学校は、個別相談で自分の家の条件に当てはめて聞き直してから比べます。
説明会は「パンフレットに書けないこと」を確かめる場です。合同・学校・オンラインで役割が違います
通信制高校について、公式サイトを読み込んだり資料を取り寄せたりして、じっくり調べているご家庭は多いと思います。ただ、資料に載っているのは、どの家庭にも当てはまる一般的な説明です。「うちの子は朝が苦手だけれど、スクーリングの時間に間に合うか」「今の学校で取った単位は、どこまで引き継げるか」といった、自分の家の条件に当てはめた答えは、説明会や個別相談で直接聞かないと分かりません。
説明会には大きく分けて2つの種類があります。複数の学校が1つの会場に集まる「合同説明会」と、それぞれの学校が開く「学校説明会」です。学校説明会は「オープンスクール」「オープンキャンパス」「学校見学会」などの名前で開かれることもあり、名前が違っても中身が似ていることがあります。最近は、自宅からパソコンやスマートフォンで参加できるオンラインの説明会を開く学校もあります。
| 種類 | 分かること | 向いている人 |
|---|---|---|
| 合同説明会 | いくつもの学校の資料と概要を一度に集められる。学校ごとのブースで質問できることが多い | まだ候補が決まっていない。通信制とサポート校の違いから知りたい |
| 学校説明会(校舎での開催) | カリキュラム、学費、スクーリングの説明に加え、校舎や教室、生徒の様子を自分の目で見られる | 候補が2〜3校に絞れている。通う場所の雰囲気を確かめたい |
| オンライン説明会 | 自宅から参加でき、移動の負担がない。説明の中身は学校説明会に近いことが多い | 外出に不安がある。遠方の学校や、オンライン中心の学校を比べたい |
| 個別相談 | 家庭の事情(単位・出席・体調・費用)に当てはめた答えがもらえる | 説明会で気になった学校を、もう一歩くわしく知りたい |
説明会に参加するよさは、大きく3つあります。1つ目は、疑問や不安をその場で解消できることです。2つ目は、先生や職員の話し方、在校生の様子から、高校生活を具体的にイメージできることです。ぼんやりしていた「通信制高校」の姿がはっきりすると、本人が前向きになるきっかけにもなります。3つ目は、その学校独自のカリキュラムを詳しく理解できることです。通信制高校は学校ごとの違いが大きく、同じ「週1日コース」でも中身はかなり違います。
また、学校によっては、出願の前に説明会や個別相談への参加を求めていることがあります。資料請求や電話だけでは出願まで進めない場合もあるので、気になる学校の募集要項で確かめておくと安心です。

説明会の前に、学校が公表している情報を見ておくと、当日の質問を絞れます
通信制高校は、どんな情報を公開するかを学校の自由に任されているわけではありません。高等学校通信教育規程(e-Gov法令検索)の第14条は、通信制の課程を置く高校に、次のような情報を公表するよう定めています。公表は、刊行物への掲載やインターネットなど、広く知らせる方法で行うとされています。
| 第14条で公表する情報(要約) | 説明会の前に見ておきたい理由 |
|---|---|
| 学科の組織、学科や連携協力施設ごとの定員 | 通う予定の施設の規模が分かる |
| 通信教育を行う区域、連携協力施設ごとの名称と位置 | 自分の住む地域から入学できるか、近くに施設があるかが分かる |
| 教員や職員の数などの教職員組織 | 生徒の数と比べて、先生がどのくらいいるかの目安になる |
| 入学・退学・転学・休学・卒業の状況(入学者数、在籍者数、退学・転学・卒業した人の数、進学者数・就職者数など) | 卒業までたどり着いている人の割合や、進路の実際を数で見られる |
| 通信教育実施計画 | 科目ごとのレポートやスクーリングの1年間の計画、単位の認定の基準が分かる |
| 施設・設備などの教育環境、授業料・入学料などの費用、学習や進路・心身の健康の支援 | 学費の内訳と、どんな支えがあるかを事前に確かめられる |
規程では、第4号から第9号の情報(教職員、入学・卒業の状況、実施計画、施設、費用、支援など)について、連携協力施設ごとの状況も含めて公表するとしています。つまり、「本校の数字」だけでなく「自分が通う予定の施設の数字」も、公表の対象です。また、第4条の3は、校長が科目ごとの方法・内容、1年間の計画、評価と単位認定の基準を書いた「通信教育実施計画」を作り、生徒にあらかじめ示すことを定めています。
公式サイトでこれらの情報が見つからなかったときは、それ自体が説明会で聞く質問になります。「公表している進路の数字は、どのページで見られますか」「通う予定の施設ごとの数字はありますか」と聞くのは、失礼なことではありません。
通信制高校の仕組みを先に知っておくと、説明会で出てくる数字が読めます
説明会では「スクーリングは年◯日」「レポートは年◯通」といった数字がたくさん出てきます。その数字が多いのか少ないのかを判断するには、国が決めている仕組みを知っておくと役に立ちます。
文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトによると、通信制高校では、レポート(添削指導)、スクーリング(面接指導)、試験、テレビやインターネットなどの多様なメディアを使った学習の4つの方法で学びます。スクーリングは、オンラインではなく先生や他の生徒と対面で学ぶ時間と説明されています。卒業には、3年以上の在籍、74単位以上の修得、特別活動30単位時間以上が必要です。
1単位あたりのレポートの回数とスクーリングの時間数には、学習指導要領で標準が決まっています。
| 教科・科目 | レポート(1単位あたり) | スクーリング(1単位あたり) |
|---|---|---|
| 国語、地理歴史、公民、数学 | 3回 | 1単位時間 |
| 理科 | 3回 | 4単位時間 |
| 保健体育のうち体育 | 1回 | 5単位時間 |
| 保健体育のうち保健 | 3回 | 1単位時間 |
| 芸術、外国語 | 3回 | 4単位時間 |
| 家庭、情報、専門教科・科目 | 各科目の必要に応じて2〜3回 | 各科目の必要に応じて2〜8単位時間 |
学校によって、この標準と違う回数を決めていることもあります。また、多様なメディアを使った学習で報告課題を出すと、スクーリングの時間数のうち10分の6以内(特に必要がある場合は、複数のメディアを合わせて10分の8以内)が免除されることがあります。説明会で「スクーリングが少ない」と聞いたら、どの仕組みで少なくなっているのかを聞くと、中身が見えてきます。なお、高等学校通信教育規程の第4条の2は、同時にスクーリングを受ける生徒は40人を超えてはならないと定めています。
スクーリングの場所にも決まりがあります。規程の第3条は、学校の外にある「通信教育連携協力施設」(いわゆるサテライト施設)を2種類に分けています。
- 面接指導等実施施設:スクーリングや試験の実施に協力できる施設
- 学習等支援施設:進路や心身の健康の相談、レポートに付随する事務など、学習の支援に協力する施設。スクーリングは行わない。いわゆるサポート校や学習センターの多くがこちらに当たります
文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2025年5月1日時点、323校が対象)では、面接指導等実施施設は2,024か所、学習等支援施設は2,317か所でした。近くに「◯◯高校の施設」があっても、そこでスクーリングを受けられるとは限らないということです。
お金の仕組みも押さえておきます。文部科学省「高校生等への修学支援」によると、2026年度(令和8年度)から高等学校等就学支援金は所得制限がなくなり、私立の通信制高校は年33万7,200円(単位ごとの授業料なら1単位13,668円)まで、公立の通信制は1単位336円を上限に支給されます(授業料がそれより安ければ授業料の額まで)。対象は授業料だけで、サポート校の費用は対象外です。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

聞くことリスト:6つの分野を、それぞれ「数」と「場所」で聞きます
説明会の質疑応答や、終わったあとの相談コーナーで聞く質問は、次の6つの分野にまとめると漏れが少なくなります。同じ質問を、候補のすべての学校に同じ形で聞くのがポイントです。答えを横に並べると、学校の違いがはっきり見えてきます。
| 分野 | 説明会で聞く質問 | 答えを聞くときの見方 |
|---|---|---|
| ①学費の内訳 | 授業料・授業料以外・施設やコースの費用を分けると、1年目はいくらですか | 項目ごとの金額が出てくるか。総額だけで終わらないか |
| ②就学支援金 | 就学支援金を引いたあと、家庭が払う額は年いくらですか | 支援金が使える費用と使えない費用を分けて説明してくれるか |
| ③スクーリング | 年に何日、どの会場で、泊まりはありますか | 日数・会場・宿泊の有無がはっきり答えられるか |
| ④レポート | 1年で何通くらい、紙とネットのどちらで出しますか | 通数の目安と、期限に遅れたときの扱いまで聞けるか |
| ⑤サポート体制 | 担任は何人の生徒を見ていて、休みが続いたら誰が連絡しますか | 「手厚いです」ではなく、人数や手順で答えてくれるか |
| ⑥卒業後の進路 | 昨年度の卒業生は何人で、進学・就職はそれぞれ何人ですか | 母数(卒業生の数)といっしょに答えてくれるか |
このうち、全員の前で聞きにくい質問(家庭の収入、本人の体調、今の学校の単位など)は、説明会のあとの個別相談に回してかまいません。個別相談でさらに深く聞くときの質問リストと、家庭で整理しておくことは、通信制高校 個別相談 質問の記事にまとめています。
ここからは、6つの分野のうち、説明会で特に答えがぶれやすいものを4つのまとまりに分けて、聞き方のコツを書きます。
聞くこと①お金:学費は3つに分け、就学支援金を引いたあとの年額で聞きます
説明会で配られる資料の学費は、書き方が学校ごとにばらばらです。「年間◯万円〜」と書いてあっても、その中に何が入っているのかは資料だけでは分からないことがあります。文部科学省の情報発信サイトのよくある質問でも、学費は学校によって違い、本校の授業料とは別に、連携協力施設が独自に行う活動などの費用が発生する可能性があると説明されています。
そこで、学費は次の3つに分けて聞きます。
| 費用の種類 | 中身の例 | 就学支援金 |
|---|---|---|
| 授業料 | 単位ごと(1単位いくら×単位数)か、年額で決まる | 対象(私立の通信制は年33万7,200円、1単位13,668円まで) |
| 授業料以外の費用 | 入学金、施設設備費、教材費、スクーリングの交通費や宿泊費など | 対象外 |
| サポート施設・コースの費用 | サポート校や学習センター、通学コースの費用 | 対象外 |
聞き方の例は、「1年目に払う額を、授業料・授業料以外・施設の費用に分けて教えてください。そのうち就学支援金が使えるのはどれですか」です。2年目以降の額や、途中でコースを変えたときの額もあわせて聞いておくと、卒業までの総額の見通しが立ちます。
就学支援金の上限や申請の時期については通信制高校 就学支援金の記事で、サポート校の費用がなぜ支援の対象外になるのかはサポート校 学費の記事で、くわしく整理しています。
聞くこと②通い方:スクーリングは「年に何日・どこで・泊まりがあるか」まで聞きます
「スクーリングはどのくらいありますか」と聞くと、「年に数日です」「週1日です」といった答えが返ってきます。でも、本当に知りたいのは、その日に本人が会場まで行けるかどうかです。そのためには、日数だけでなく、会場の場所と、泊まりがあるかどうかまで聞く必要があります。
通学の頻度は、学校やコースによって大きく違います。文部科学省の実態調査(2025年5月1日時点)で、通学頻度別のコースの生徒数を見ると、次のように分かれていました。
| コースの通学頻度 | 生徒数 | 割合 |
|---|---|---|
| 週5日 | 37,505人 | 12.5% |
| 週1日 | 36,929人 | 約12.3% |
| 集中スクーリング型 | 86,961人 | 28.9% |
| その他(月1〜2回、自由登校など) | 99,722人 | 33.2% |
※合計300,406人(正規外のコースを含む)。表にない週4日(5,712人)、週3日(20,013人)、週2日(13,564人)のコースもあります。週1日の割合は、合計から計算した値です。
集中スクーリング型を選ぶ生徒が約3割います。集中型は、決まった時期に数日間まとめて通う形で、本校が遠い場合は泊まりになることがあります。説明会では、次の4つを聞いておくと安心です。
- スクーリングの会場はどこか(本校か、近くの面接指導等実施施設か)。自宅から何分かかるか
- 1年に何日あるか。1日に何時間くらいか
- 泊まりはあるか。あれば何泊で、費用はいくらか
- 体調が悪くて行けなかった日は、別の日に受け直せるか
今の学校から移る場合は、転入の受け入れ時期と、今の単位がどこまで引き継げるかも同じタイミングで聞きます。受け入れの時期は学校ごとに違い、卒業の時期にも関わります。くわしくは通信制高校 転入の記事をご覧ください。
聞くこと③学び方と支え:レポートの量と、つまずいたときに誰が気づくかを聞きます
通信制高校で卒業までたどり着けるかどうかは、レポートを出し続けられるかに大きく左右されます。先ほどの標準どおりなら、国語や数学の科目は1単位あたり3回のレポートがあります。1年に25単位ほど取り、すべてが1単位3回の科目なら、レポートは年に75通前後になる計算です(体育のように1単位1回の科目もあるので、単位の組み合わせで変わります)。説明会では、次のように聞きます。
- 1年目は何単位くらい取る計画で、レポートは全部で何通くらいか
- 提出は紙の郵送か、ネットか。スマートフォンでも出せるか
- 提出の期限に遅れたら、どうなるか。再提出はできるか
- レポートの内容が分からないとき、誰にどう質問できるか
レポートがたまってしまったときの対策は、通信制高校 レポートの記事にまとめています。
サポート体制は、どの学校も「手厚い」「一人ひとりに寄り添う」と説明します。言葉では違いが分からないので、人数と手順で聞きます。「担任の先生1人で何人の生徒を見ていますか」「2週間レポートが出ていないとき、学校から連絡はありますか。誰から、どうやって来ますか」「気持ちが落ち込んだときに相談できる人はいますか」。答えが具体的な学校ほど、実際にその仕組みが動いていると考えられます。
文部科学省の実態調査では、レポートは出しているのにスクーリングに1日も来ていない生徒が8,097人(2.6%)いて、その理由として最も多かったのは「心身に関すること」でした。体調に波がある場合は、体調が悪い時期にどう学習を続けられるかも聞いておくと、入学後の見通しが立ちます。
聞くこと④出口:卒業後の進路は「卒業生の何人中、何人」で聞きます
説明会では「◯◯大学に合格」といった実績が紹介されることがあります。ただ、合格者の数だけでは、その学校の卒業生全体がどんな進路に進んでいるのかは分かりません。卒業生の総数と、進学・就職・その他の人数をセットで聞くと、実態が見えてきます。
全国の数字を知っておくと、比べる目安になります。文部科学省の情報発信サイトによると、令和6年度に通信制高校を卒業した人のうち、約29%が大学等(大学・短大・専攻科など)へ進学しています。また、実態調査では、2024年度の卒業生90,872人(2022年度以降に開校した学校を除く)のうち、在籍期間が3年間だった人は47.0%、1〜3年未満は42.0%でした。転入などで途中から入った人も多いということです。
聞き方の例は、次のとおりです。
- 昨年度の卒業生は何人で、そのうち大学・短大、専門学校、就職はそれぞれ何人ですか
- 入学した人のうち、卒業までたどり着いた人はどのくらいですか
- 推薦入試や総合型選抜のための指導はありますか。誰が担当しますか
- 通う予定の施設だけの数字はありますか
行きたい大学や、なりたい仕事がある場合は、その目標に必要な科目が取れるか、資格の取得を支えてくれるかも聞いておきましょう。

説明会で「見ること」は、説明の中身よりも、答え方と場所です
説明会では、話の内容と同じくらい、学校の答え方が大切です。文部科学省は、所轄庁といっしょに通信制高校の点検調査を行い、点検調査を通じて明らかになった不適切な事案を公表しています。そこには、学習等支援施設の看板が本校であるかのような表記になっていた事案、施設のパンフレットで本校と施設が一体のものであると誤解を与えうる表記がされていた事案、公表が義務付けられている情報の一部が公表されていなかった事案、体験活動だけでスクーリングの単位を認めていた事案、集中スクーリングが1日9単位時間のようなきわめて長い日程になっていた事案などが挙がっています。
これは点検調査で見つかった一部の事例で、すべての学校に当てはまるわけではありません。ただ、説明会で次の点を見ておくと、学校と施設の関係や、学びの中身をつかみやすくなります。
| 見るところ | 確かめたいこと |
|---|---|
| 説明している人の立場 | 話しているのは通信制高校(本校)の先生か、サポート施設の職員か。卒業資格を出すのはどの高校か |
| 学校と施設の名前 | パンフレットや看板の名前が、卒業資格を出す高校の名前と同じか違うか。違う場合、関係を説明してくれるか |
| 数字の出し方 | 進路や卒業者の数を、母数といっしょに出してくれるか。公表している場所を教えてくれるか |
| スクーリングの中身 | 実技や実験がどこで、どう行われるか。1日の時間割が無理のない長さか |
| 急がせ方 | その場で申し込みを求めたり、ほかの学校と比べることを嫌がったりしないか |
校舎での説明会なら、受付の対応、教室や自習スペースの明るさ、在校生の過ごし方も見ておきましょう。本人が「ここなら座っていられそう」と感じられるかどうかは、数字と同じくらい大事な判断材料です。オンラインの説明会では、質問への答え方や、チャットでの質問を受け付けているかなどで、学校の雰囲気を感じ取れます。
服装は普段着で大丈夫です。持ち物は筆記用具と「質問メモ」があれば足ります
説明会の服装について、国などが決めた基準はありません。案内に服装の指定がなければ、本人も保護者も、普段着で参加して大丈夫です。本人は、今通っている学校の制服でも私服でもかまいません。保護者の方も、スーツでかしこまる必要はありません。ただ、学校を見に行く場なので、清潔感のある、あまり華やかすぎない服装にしておくと落ち着いて話を聞けます。
| 参加する人・形 | 服装の目安 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 本人(校舎での説明会) | 制服でも私服でもよい。動きやすく、清潔感のある服 | 本人が緊張しにくい服を優先してよい。校舎見学で歩くことがある |
| 保護者(校舎での説明会) | 普段着でよい。スーツは不要 | 内履き(スリッパ)が必要な学校もあるので、案内を確認する |
| オンライン説明会 | 自宅で過ごす服でよい。カメラをオンにするなら、上半身が整っていれば十分 | カメラやマイクをオンにする必要があるかは、学校の案内で確かめる |
髪の色やメイク、アクセサリーの決まりは学校によって違い、自由な学校も少なくありません。入学後の服装の決まりが気になる場合は、説明会で聞いておくと安心です。
持ち物は、筆記用具があれば十分です。そのうえで、次のものがあると、話がぐっと具体的になります。
- 質問メモ:この記事の6つの分野の質問を書き写したもの。候補の学校すべてに同じメモを持っていくと、あとで比べやすくなります
- 今の学校で取った単位が分かるもの(転入を考えている場合):通知表や成績の資料など。何単位を引き継げるかの話が早くなります
- 家庭の条件のメモ:通える曜日や時間、スクーリングに行ける距離、1年に出せる費用の目安
- 校舎での説明会なら、案内に書かれていれば内履き
はじめての説明会では、資料を一通り聞いて、家に持ち帰って考えるだけでも十分です。2回目以降の説明会や個別相談で、質問を増やしていけばかまいません。

よくある誤解:説明会に行ったら入学を決めないといけない、ということはありません
説明会の前に不安になりやすい思い込みと、実際のところを整理します。
- 「参加したら入学しないといけない」:説明会は、入学するかどうかを判断するための場です。参加したからといって、入学が決まるわけではありません。
- 「1回の説明会で決めないといけない」:1回では分からないことのほうが多いものです。同じ学校の説明会や個別相談に何度か参加して、「ここで続けられそうか」を確かめてもかまいません。
- 「パンフレットの学費が、払う額のすべて」:授業料以外の費用や、サポート施設の費用が別にかかることがあります。3つに分けて聞き直しましょう。
- 「サポート校に通えば、高校を卒業できる」:サポート校(学習等支援施設など)は高校ではなく、卒業資格は出せません。卒業資格は、在籍する通信制高校で取ります。費用も別にかかります。
- 「近くに施設があるから、スクーリングも近くで受けられる」:スクーリングができるのは、本校と面接指導等実施施設です。学習等支援施設ではスクーリングは行いません。
- 「本人が行かないなら、説明会に参加しても意味がない」:本人が参加できない場合の対応は学校によって違います。保護者だけで参加できるか、オンラインで参加できるかを問い合わせてみましょう。保護者が先に聞いておき、あとで本人に伝えるのも1つの方法です。
本人が説明会に行きたがらないときの声のかけ方は、通信制高校の説明会に子どもを誘うコツの記事も参考にしてください。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営する通信制高校サポート校です。オンライン中心で、全国どこからでも、海外からも学べます。担任制で、カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように作られていて、中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴にも対応しています。生徒会・サークル・学園祭・企業とのコラボもあり、不登校の生徒を650名以上サポートしてきた実績があります(グループ全体)。
この記事の6つの分野に沿って、ニジ高について先にお伝えできることと、注意点を正直に書きます。
- ニジ高は高校ではありません。卒業資格は、提携する通信制高校で取ります。
- ニジ高の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高は日程の調整や準備を支援します。スクーリングの日数や会場は、在籍する通信制高校の決まりによります。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が使えるのは通信制高校の授業料で、ニジ高の分には使えません。ニジ高の費用は学費のご案内でご確認ください。
- 途中からの入学(転入・編入)ができ、出願の費用は無料です。
- 提携校以外の通信制高校に在籍したまま、ニジ高を併用するという通い方もあります。その場合も、卒業資格・スクーリング・単位は在籍する通信制高校のものです。
ニジ高の体験説明会・個別相談は、体験説明会・個別相談のページから申し込めます。ほかの学校に聞くのと同じ質問メモを、そのままニジ高にも使ってみてください。同じ質問で比べることが、いちばん公平な比べ方です。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 公表情報を見て、候補を2〜3校に絞る。公式サイトで、費用、スクーリングの会場、進路の数字が公表されているかを確かめます。まだ候補がなければ、合同説明会で広く資料を集めるところから始めます。
- 同じ質問メモを持って、説明会に参加する。6つの分野の質問を、どの学校にも同じ形で聞き、答えを1枚の表に書き込みます。聞きにくいことは、あとの個別相談に回します。
- 本人の感想を聞いてから、個別相談で詰める。「どの学校なら座っていられそうだった?」と、本人の感じ方を先に聞きます。そのうえで、気になる学校の個別相談で、単位・費用・体調のことを自分の家の条件に当てはめて確かめます。
説明会から出願までの流れの中で、本人の気持ちが追いつかない時期があっても大丈夫です。止まったら、ステップ1に戻ってかまいません。


同じ質問メモで、ニジ高の話も聞いてみませんか
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。体験説明会・個別相談では、学費やスクーリングのことをそのまま聞けます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。比べる候補の1つとしてどうぞ。
よくある質問
A. 迷ったら、「スクーリングは年に何日、どこで行いますか」と「1年目に払う額を、授業料・授業料以外・施設の費用に分けて教えてください」の2つから聞くのがおすすめです。通い続けられるかと、払い続けられるかの2つは、入学したあとに変えにくいところだからです。
A. 候補がまだ決まっていないなら説明会(合同説明会を含む)から、候補が2〜3校に絞れているなら、説明会のあとに個別相談、という順番が進めやすいです。説明会で全体像をつかみ、個別相談で自分の家の条件に当てはめて聞くと、同じ話を二度聞く手間が減ります。
A. 保護者だけで参加できるかは、学校によって対応が違います。申し込みの前に問い合わせてみましょう。オンラインで参加できるか、別の日にもあるかも、あわせて聞いておくと選択肢が広がります。保護者が先に話を聞き、本人には資料や感想を短く伝えるところから始める家庭もあります。
A. 本人は制服でも私服でも大丈夫です。保護者もスーツでなくてかまいません。清潔感のある普段着で十分です。校舎によっては内履きが必要なので、案内を確かめておきましょう。
A. 失礼にはなりません。高等学校通信教育規程第14条は、通信制高校に、退学・転学・卒業した人の数や、進学者・就職者の数などを公表するよう定めています。「公表している数字はどこで見られますか」と聞く形にすると、聞きやすいと思います。
説明会は「ここなら続けられそう」を探す時間です。急がず、同じ質問で比べてください
通信制高校の説明会は、学校に選ばれるための場ではなく、あなたとお子さんが学校を選ぶための場です。服装に気を張る必要はありませんし、分からないことを聞くのは恥ずかしいことではありません。質問メモを1枚持っていくだけで、説明会は「話を聞くだけの時間」から「比べるための時間」に変わります。
1回の説明会で決められなくても大丈夫です。候補の学校に同じ質問をして、答えを並べて、本人の感じ方を聞く。その積み重ねで、「ここなら続けられそう」と思える学校が少しずつ見えてきます。まずは気になる学校の説明会を1つ選ぶところから、始めてみてください。

他校と比べている段階でも、説明会で気軽に質問できます
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
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