学校に行けない日が続いている。このまま高校を卒業できるのか、通信制高校なら本当に大丈夫なのか。本人も保護者の方も、答えが見えないまま検索を重ねていると思います。
先に結論を書きます。通信制高校は、不登校の経験があっても卒業をめざせる仕組みになっています。単位は毎日の出席ではなく、レポート(添削指導)・スクーリング(面接指導)・試験で取るからです。国の調査では、2025年度に通信制高校へ入学した人の57.0%が、中学3年生のときに不登校でした。一方で、スクーリングはゼロにはならず、自宅での学習を続ける工夫が要ります。この記事では、その両方を正直に整理します。
この記事は、文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」、学校教育法・同施行規則(e-Gov)、高等学校学習指導要領を実際に開いて確認した内容でできています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
結論:通信制高校と不登校の早見
- 通信制高校は不登校の経験があっても卒業をめざせます。単位は出席日数ではなく、レポート・スクーリング・試験の3つで修得します。
- 2025年度の通信制高校の入学者7万7,998人のうち、4万4,461人(57.0%)が中学3年生のときに不登校でした(文部科学省の実態調査)。
- 卒業の条件は3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上の3つです。全日制から転入すれば、前の学校の単位と在籍期間を引き継げます。
- スクーリングはゼロにはなりません。ただし通う日数は学校とコースで大きく違い、年に数日まとめて通う「集中スクーリング型」の生徒が28.9%います。
- 中学の欠席が入学でどこまで問われるかは学校ごとです。入学者選抜で学力検査を行う学校は323校中91校で、多くは面接や書類で選考しています。最終的には各校の募集要項で確かめてください。
- 卒業できるかどうかを分けるのは、学校の難しさより「自宅でレポートを続けられるか」です。一人で続けにくいときは、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)と組み合わせる方法もあります。
通信制高校そのものの仕組み(卒業の3条件・全日制との違い・学費と就学支援金)は、通信制高校とはの記事に1本でまとめています。
「毎日通えないと卒業できない」は全日制の考え方です。通信制は仕組みそのものが違います
「不登校だと高校は卒業できない」と感じるのは、多くの人が全日制高校を前提に考えているからです。全日制では、授業に出席して定期試験を受けることで単位が認められます。欠席が増えると、単位が認められず留年につながることがあります。
通信制高校は、同じ「高等学校」でも学び方が違います。自宅で教科書や動画で学んでレポートを出し、決められた時間だけ学校や施設でスクーリングを受け、最後に試験を受ける。これを科目ごとに終えると単位になります。「毎日教室にいること」が単位の条件になっていないのが、いちばん大きな違いです。
そして、通信制高校を卒業すると、全日制や定時制と同じ「高等学校卒業」の学歴になります。通信制は学校教育法(第4条・第54条)に定められた高等学校の課程の1つで、別の資格ではありません。
いまの状況によって、最初に確かめることが変わります。自分に近い行を探してみてください。
| いまの状況 | まず確かめること | この記事の関係する節 |
|---|---|---|
| 中学3年生で、学校に行けていない | 候補校の入学者選抜の方法(面接・作文・書類など) | 中学の欠席と入学 |
| 高校に在籍中で、休みが増えている | 修得済みの単位と在籍期間。転入なら引き継げる | 転入と単位の引き継ぎ |
| 高校をすでに退学した | 前の学校の単位修得証明書。編入での引き継ぎ | 転入と単位の引き継ぎ |
| 通信制に在籍中で、レポートが止まっている | 残りの単位数と、スクーリングの予定 | よくある誤解・落とし穴 |
※表は制度から見た一般的な目安です。単位の数え方や入学の時期は、学校ごとに違います。

入学者の57.0%が中学3年生のときに不登校。通信制高校で不登校の経験は少数派ではありません
学校で声が出ないことがきっかけになっている場合は学校で話せない 高校の記事もあわせてご覧ください。
「不登校だった自分が通信制高校に行っても浮いてしまうのでは」という心配は、数字で見ると当てはまりません。文部科学省が2026年8月31日に公表した「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(全国323校、2025年5月1日時点)の数字です。
| 項目 | 数字 | 読み取れること |
|---|---|---|
| 通信制高校の学校数 | 323校(公立81・私立227・株式会社立15) | 全国どこでも選択肢がある |
| 在籍生徒数(2025年3月31日) | 306,711人 | 30万人を超える規模 |
| 2025年度の入学者 | 77,998人 | 1年で8万人近くが入学 |
| うち中3のとき不登校だった人 | 44,461人(57.0%) | 入学者の半分以上 |
中3のとき不登校だった入学者の割合は、公立で53.5%、私立で56.6%、株式会社立で65.4%でした。どの設置者の学校でも、半数を超えています。
学校に行けていない人は、全国で見ても少なくありません。文部科学省の「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、小・中学校の不登校児童生徒は35万3,970人(在籍者の3.9%)、全日制・定時制の高校の不登校生徒は6万7,782人(1,000人あたり23.3人)でした。この調査でいう不登校は、年度間に30日以上欠席した長期欠席者のうち、心理的・情緒的・身体的・社会的な要因や背景によって、登校しない、または登校したくてもできない状況にある人です(病気や経済的な理由によるものを除きます)。
高校の不登校生徒のうち、その年度に中途退学に至った人は1万566人(15.6%)、原級留置(留年)になった人は2,963人(4.4%)でした。裏を返せば、多くの人は在籍を続けています。退学や留年が決まる前に、次の道を調べておく時間はあります。

卒業の条件は3つだけ。3年以上の在籍・74単位・特別活動30単位時間です
通信制高校を卒業するための条件は、法令と学習指導要領で決まっています。学校ごとの独自ルールより先に、この3つを押さえておくと全体が見えます。
| 条件 | 中身 | 根拠 |
|---|---|---|
| 3年以上の在籍 | 通信制の修業年限は「三年以上」。転入なら前の学校の在籍期間も数える | 学校教育法 第56条 |
| 74単位以上の修得 | 全日制・定時制と同じ74単位 | 学校教育法施行規則 第96条 |
| 特別活動30単位時間以上 | ホームルーム活動を含めて、卒業までに30単位時間以上 | 高等学校学習指導要領 第1章第2款5(7) |
出典:学校教育法/学校教育法施行規則(e-Gov)/文部科学省「通信制高校に関する関係法令等(抜粋)」(2026年9月確認)
ここで大事なのは、「出席日数」という条件が入っていないことです。全日制で不登校になった人が苦しむのは、多くの場合、授業の欠席が重なって単位が認められなくなることです。通信制では、決められたレポートとスクーリングと試験を終えれば、その科目の単位が認められます。
また、74単位という総量は全日制と同じです。「通信制は勉強量が少ないから楽」というわけではありません。違うのは量ではなく、学ぶ場所と時間の組み立て方です。自宅で、自分の体調に合わせて進められる分、ペースを自分で作る必要があります。
学校教育法施行規則第103条では、高校は学年による教育課程の区分を設けない(単位制にする)ことができるとされています。単位制の学校では、学年ごとの進級判定ではなく、修得した単位を積み上げて卒業をめざします。自分が検討している学校が単位制かどうかは、学校案内で確かめられます。
単位は「出席」ではなく、レポート・スクーリング・試験で取ります。1単位あたりの標準も決まっています
通信制高校の学びは、学校ごとに勝手に決めているわけではありません。高等学校学習指導要領で、1単位あたりのレポート(添削指導)の回数と、スクーリング(面接指導)の時間の標準が示されています。1単位時間は50分として数えます。
| 教科・科目 | レポート(1単位あたり) | スクーリング(1単位あたり) |
|---|---|---|
| 国語・地理歴史・公民・数学 | 3回 | 1単位時間 |
| 理科 | 3回 | 4単位時間 |
| 保健体育のうち「体育」 | 1回 | 5単位時間 |
| 保健体育のうち「保健」 | 3回 | 1単位時間 |
| 芸術・外国語 | 3回 | 4単位時間 |
出典:高等学校学習指導要領(平成30年告示)第1章第2款5「通信制の課程における教育課程の特例」(2026年9月確認)。家庭・情報・専門教科は、科目の必要に応じてレポート2〜3回・スクーリング2〜8単位時間です。
たとえば2単位の数学なら、標準はレポート6回とスクーリング2単位時間です。国語や数学のように教室で聞く中心の科目はスクーリングが短く、理科の実験や体育、芸術、外国語のように体を動かしたり対面で練習したりする科目は長めになっています。
さらに学習指導要領では、学校が計画的にテレビ・ラジオ・インターネットなど多様なメディアを使った学習を取り入れ、成果が認められる場合、スクーリングの時間数の10分の6以内を免除できるとされています。複数のメディアを使う場合でも、免除は合わせて10分の8までです。
つまり、メディア学習を取り入れている学校でも、スクーリングの2割以上は残ります。「全部オンラインで卒業できる」と書かれた広告を見たら、どの部分がオンラインで、どの部分に登校が必要なのかを聞いてみてください。免除を使うかどうか、どこまで使うかは学校の判断です。
スクーリングはゼロにならない。ただし通う日数は学校とコースで大きく違います
不登校の人がいちばん心配するのが、スクーリングです。ここは正直に書きます。スクーリングのない通信制高校はありません。ただ、「どれくらいの頻度で通うか」は選べます。実態調査で公表されている、通学頻度別のコースの生徒数は次のとおりです(正規の教育課程ではない活動のためのコースも含みます)。
| コース | 生徒数 | 割合 |
|---|---|---|
| 週5日通学 | 37,505人 | 12.5% |
| 週3〜4日通学 | 25,725人 | 8.6% |
| 週1〜2日通学 | 50,493人 | 16.8% |
| 集中スクーリング型 | 86,961人 | 28.9% |
| その他(月1〜2回・自由登校など) | 99,722人 | 33.2% |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(合計30万406人。2026年9月確認)
6割以上の生徒は、集中スクーリング型か、月に数回・自由登校の形で学んでいます。集中スクーリング型は、年に数日まとめて本校や会場へ行き、残りは自宅で学ぶ形です。毎日の登校がつらい人でも、「数日だけなら」と準備して臨める人は少なくありません。
一方で、同じ調査では、レポートは出しているのにスクーリングに1日も来ていない生徒が8,097人(2.6%)いました。その理由として最も多かったのは「心身に関すること」(161校が回答)です。スクーリングに行けないと、レポートを出していても単位は認められません。入学前に、次の3点を確かめておくと安心です。
- スクーリングの場所はどこか(本校か、近くの施設か)。宿泊はあるか。
- 年に何日か。行けなかったときの振り替え日はあるか。
- 少人数の部屋や、別室での受講など、体調に合わせた配慮は相談できるか。
服装や持ち物、当日の流れまで知っておきたい方は、通信制高校 スクーリングの記事にくわしくまとめています。

中学の欠席は、通信制高校の入学で問われにくい傾向があります。ただし「不問」と決めつけず募集要項で確かめます
中学3年生で不登校の人が気にするのが、調査書(内申書)の欠席日数です。ここは慎重に書きます。
学校教育法施行規則第90条では、高校の入学は、調査書などの書類や学力検査の成績などをもとにした選抜で、校長が許可すると定めています。そのうえで、学力検査は「特別の事情のあるときは、行わないことができる」、調査書も「特別の事情のあるときは、入学者の選抜のための資料としないことができる」と書かれています。どう扱うかは、それぞれの学校が決める仕組みです。
実態調査で、通信制高校323校の入学者選抜の方法(複数回答)を見ると、次のようになっていました。
| 選抜の方法 | 行っている学校 | 323校に占める目安 |
|---|---|---|
| 面接 | 296校 | 約9割 |
| 調査書などの書類 | 230校 | 約7割 |
| 作文・小論文 | 154校 | 約5割 |
| 学力検査 | 91校 | 約3割 |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年9月確認)
学力検査を行う学校は3割ほどで、多くの学校は面接と書類で選考しています。ただし、書類を出す学校は約7割あり、調査書の欠席日数をどう見るかまでは、この調査からは分かりません。「通信制は欠席日数を一切見ない」と言い切れる公式の根拠は、今回確認できませんでした。
だからこそ、候補の学校には次のように聞いてみてください。「中学の欠席が多いのですが、選考でどう扱われますか」「面接では何を聞かれますか」。答えは募集要項や説明会で確かめられます。公立の通信制高校は、都道府県ごとに出願期間や選抜の日が決まっている場合があるので、早めに教育委員会や学校の案内を見ておくと安心です。
中学で不登校の場合の高校入試全体(全日制・定時制を含む)の考え方は、中学不登校 高校入試の記事で整理しています。通信制以外の選択肢も並べて比べたい方は、不登校でも行ける高校の記事も参考になります。
高校で不登校になった人は、退学する前の「転入」なら単位と在籍期間を引き継げます
いま全日制や定時制の高校に在籍していて、学校に行けない日が続いている場合、いちばん大事なのは「退学してから考える」のではなく、「在籍しているうちに調べる」ことです。在籍している高校で不登校になっている人の留年・中退の割合と、卒業までの制度は高校生の不登校を数字と制度で見る記事で整理しています。
学校教育法施行規則第92条第2項には、全日制・定時制・通信制の課程の間で転学するときは、「修得した単位に応じて、相当学年に転入することができる」と書かれています。在籍したまま通信制高校へ移ることを「転入」、いったん退学してから入り直すことを「編入」と呼びます。
| 項目 | 転入(在籍中に移る) | 編入(退学後に入り直す) |
|---|---|---|
| 前の学校の単位 | 修得済みの単位を引き継げる | 扱いは入り直す学校で確認 |
| 在籍期間 | 途切れずに数えられる | 退学していた空白の期間は数えない |
| 受け入れの時期 | 学校ごとに違う | 学校ごとに違う |
| 手続きの始まり | 今の学校に在籍したまま相談 | 前の学校から単位修得証明書を取り寄せる |
※学校教育法施行規則第104条第3項では、校長は特別の必要があり、教育上支障がないときは、学期の区分に従って、学年の途中でも入学を許可できるとされています。実際の受け入れ時期や単位の扱いは、候補の学校で確認してください。
引き継げるのは「修得済み」の単位だけです。年度の途中で移る場合、その年度に履修中の科目は、まだ単位になっていないことがあります。いつ移ると単位を無駄にしにくいかは、今の学校と転入先の両方に聞くのが確実です。
お金の面では、国の高等学校等就学支援金が、2026年度から所得制限なしで使えるようになりました。私立の通信制高校は1単位13,668円・年337,200円までが授業料にあてられ、公立の通信制高校は1単位336円までです(公立の授業料は都道府県の条例で決まり、東京都は1単位336円です)。支給期間は在学月数で数えるため、転校すると前の学校の分と通算され、転校先で申請し直す必要があります。申請した月から支給され、さかのぼらない点にも気をつけてください。
なお、転校しない道もあります。学校教育法施行規則第96条では、学校生活への適応が難しく相当の期間欠席している生徒が、自宅などでオンラインの授業を受けて修得する単位を、36単位まで卒業に必要な単位に含められるとしています。今の学校にこうした仕組みがあるかどうか、担任や学校に聞いてみる価値はあります。
転入と編入の手続きや、学年別の時期は通信制高校 転入の記事でくわしく解説しています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
卒業生の約半分は、途中から通信制高校に移ってきた人です。3年より長くかかった人は4.6%でした
「通信制高校に移っても、結局卒業できないのでは」という不安には、卒業生の在籍期間が答えになります。実態調査では、2024年度に卒業した9万872人(2022年度以降に開校した73校を除く)の在籍期間が公表されています。
| 通信制高校での在籍期間 | 卒業生数 | 割合 |
|---|---|---|
| 1年未満 | 5,853人 | 6.4% |
| 1年以上3年未満 | 38,209人 | 42.0% |
| 3年間 | 42,667人 | 47.0% |
| 3年より長い | 4,143人 | 4.6% |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年9月確認)
通信制高校での在籍が3年未満で卒業した人は、合わせて48.4%。通信制高校の卒業には3年以上の在籍が必要なので、この人たちの多くは、前の高校の在籍期間と単位を引き継いで卒業したと考えられます。全日制で行けなくなったあとに移って卒業する道は、めずらしいものではありません。
一方で、2025年5月1日時点で4年以上在籍している生徒は全体の6.8%で、公立では25.6%にのぼります(私立は1.9%、株式会社立は1.4%)。数字だけで学校の良し悪しは決められませんが、自宅での学習が中心になるほど、ペースを保てずに在籍が長くなる人もいることが分かります。

よくある誤解と落とし穴:「入れば卒業できる」わけではありません
通信制高校は不登校の経験がある人にとって現実的な選択肢ですが、誤解されやすい点もあります。入学してから困らないよう、先に書いておきます。
- 誤解1:通信制は勉強しなくても卒業できる。卒業に必要なのは全日制と同じ74単位です。レポートを出し、スクーリングに出て、試験に合格しないと単位になりません。
- 誤解2:スクーリングは全部オンラインで済む。学習指導要領でメディア学習による免除は最大10分の8までで、残りは対面のスクーリングが必要です。
- 誤解3:サポート校に通えば卒業できる。サポート校は高校ではありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その学校のスクーリングにも参加します。
- 誤解4:どの学校でも中学の欠席は見られない。書類で選考する学校は約7割あります。扱いは各校の募集要項や説明会で確かめてください。
- 落とし穴:在籍しているだけで時間が過ぎる。レポートが止まると、在籍期間は進んでも単位は増えません。就学支援金の支給期間も在学月数で進みます。
特に気をつけたいのが最後の点です。不登校の時期は、気力や体調に波があります。レポートが1本止まると、次の1本に手が伸びにくくなり、気づいたら数か月たっていた、ということが起こります。「困ったときに声をかけてくれる人がいるか」は、学校選びで学費や通学日数と同じくらい大事な条件です。学校を比べるときの項目は、通信制高校 選び方のページにまとめています。
学校の中に担任や学習相談の仕組みがあるか、ない場合はサポート校と組み合わせるか。この順番で考えると、自分に必要な支えの量が見えてきます。サポート校と通信制高校の違いは、通信制サポート校とはの記事で制度から整理しています。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで読んで、「通信制高校なら卒業できそう。でも一人で家でレポートを続けられるか不安」と感じた方もいると思います。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも、海外からも参加できます。担任がつき、カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるように、中学の内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。これまでにグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。
そのうえで、正直にお伝えしたいことがあります。
- ニジ高は高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- 学院の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高はその準備と参加を支えます。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。
途中からの転入・編入もでき、出願費用は無料です。生徒会やサークル、学園祭などの活動もあります。「まずは家から、少しずつ」という人の比べる候補の1つとして見ていただければうれしいです。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- ステップ1:いまの在籍状況を確かめる。中学生なら、候補校の入学者選抜の方法と出願時期を。高校生なら、修得済みの単位と在籍期間を学校に確認します。退学を考えている場合は、届けを出す前に転入の道を調べます。
- ステップ2:スクーリングの形を決める。週に何日なら通えそうか、年に数日の集中型なら行けそうか。場所・日数・配慮の有無を、候補の学校すべてに同じ形で聞きます。
- ステップ3:自宅学習の支えを決める。レポートが止まったとき、誰が気づいて声をかけてくれるか。学校の中の仕組みで足りるか、サポート校を組み合わせるかを家族で話し合います。
3つとも、どの学校にするか決まっていなくても進められます。今日すべてを決める必要はありません。話を整理しながら考えたい場合は、個別相談会で状況を聞かせてください。


家から少しずつ、通信制高校の卒業をめざす形もあります
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラ・マイクをオフにしてチャットだけの参加から始められ、転入・編入もできます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。いまの在籍状況や単位のことから、個別にご相談ください。
よくある質問
A. 卒業をめざせます。通信制高校の単位は出席日数ではなく、レポート・スクーリング・試験で修得します。卒業の条件は3年以上の在籍、74単位以上の修得、特別活動30単位時間以上です。国の調査では、2025年度の入学者の57.0%が中学3年生のときに不登校でした。
A. 入学できる可能性は十分にあります。通信制高校323校のうち、学力検査を行う学校は91校で、多くは面接や書類で選考しています。ただし調査書を選考に使う学校もあるため、欠席の扱いは各校の募集要項や説明会で確かめてください。
A. スクーリングの時間が足りないと、レポートを出していてもその科目の単位は認められません。国の調査では、スクーリングに1日も来ていない生徒が8,097人いました。振り替え日や別室での受講など、入学前に配慮の相談ができるかを聞いておくと安心です。
A. 在籍したまま転入すれば、修得済みの単位と在籍期間を引き継げるので、同じ時期の卒業をめざせることがあります。年度途中に履修中の科目は単位になっていない場合があるため、移る時期を今の学校と転入先の両方に相談してください。
A. なります。通信制は学校教育法に定められた高等学校の課程の1つで、卒業すれば全日制・定時制と同じ高等学校卒業の学歴です。大学・短大・専門学校の受験資格も同じように得られます。
学校に行けなかった時間は、卒業への道を閉ざしません
通信制高校には、学校に行けなかった時期のある人が、毎年たくさん入学しています。単位は出席日数ではなく、自分のペースで積み上げるレポートとスクーリングと試験で取ります。高校の途中からでも、それまでの単位と時間を持って移ることができます。
ただ、仕組みがあっても、一人で続けるのが難しい時期はあります。そのときに支えてくれる人や場所を、入学する前に一緒に選んでおくことが、卒業へのいちばんの近道です。
焦らなくて大丈夫です。まずは、いまの状況を確かめるところから始めてみてください。

学校に行けていない今の状況のままで、相談から始められます
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通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
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