学校に行けない日が続くと、「この子の進路はもう無いのでは」「高校に行けなかったら、その先はどうなるのか」と、先のことばかりが心配になると思います。中学生で不登校の場合も、高校に入ってから行けなくなった場合も、同じ不安を抱える方は少なくありません。
先に結論を書くと、不登校でも進路はふさがりません。選択肢は、全日制・定時制・通信制の高校、高等専修学校、サポート校(通信制高校とセットで使う)、高卒認定試験の6つが中心です。違いは「入学の条件」「卒業で得られる資格」「費用のかかり方」「どんな子に向いているか」の4つで比べると、はっきり見えてきます。この記事は、その比べ方をまとめた不登校の進路の全体の地図です。細かい手続きや地域ごとの入試のルールは、それぞれの詳しい記事へご案内します。
数字と制度は、文部科学省の「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」「令和7年度 通信制高等学校実態調査」「不登校に関する実態調査(平成18年度不登校生徒に関する追跡調査)」「不登校経験者等を対象とする調査(令和7年)」、就学支援金の新制度の資料、学校教育法と同施行規則(e-Gov)を実際に開いて確かめました。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
毎日決まった時間に通うのが難しい場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
中学で不登校の場合の高校進学を、1ページで整理したい方へ
行ける高校5タイプの比較、出席日数・内申の影響、不登校に配慮した入試制度、中1〜中3の時期別にやることをまとめたガイドです。
▶ 不登校の中学生の高校進学ガイド|行ける高校5タイプと選び方
結論:不登校の進路の早見
- 不登校は珍しいことではありません。令和6年度、不登校の中学生は216,266人、高校生(全日制・定時制)は67,782人でした(文部科学省)。
- 進路の選択肢は6つが中心です。全日制・定時制・通信制の高校、高等専修学校、サポート校(通信制高校に在籍して使う)、高卒認定試験。比べるときは「入学の条件・卒業資格・費用・向いている子」の4つで見ます。
- 「高校卒業」になるのは、全日制・定時制・通信制の卒業です。通信制でも全日制と同じ高校卒業です。高卒認定は大学などの受験資格にはなりますが、学歴は変わりません。
- 通信制高校の2025年度の入学者のうち、57.0%は中3のときに不登校でした。入試は面接(323校中296校)と書類が中心です。
- 高校生で不登校になっても、単位は引き継げます。全日制・定時制・通信制の間の転校は、取った単位に応じた学年に入れると法令で決まっています。
- 2026年度から就学支援金に所得制限がありません。ただしサポート校の費用と高卒認定の受験は対象外です。
- 家から少しずつ通信制高校の卒業をめざす方法として、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)もあります。
「進路が無い」は思い込みです。不登校のあとも、多くの人が次の学校へ進んでいます
まず、数字で今の状況を見てみます。文部科学省の「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」では、小・中学校の不登校は353,970人で過去最多、12年続けて増えました。中学校だけで216,266人です。高校(全日制・定時制)の不登校は67,782人で、生徒1,000人あたり23.3人でした。高校の数字には通信制の生徒は入っていません。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月確認)
そのあとの進路については、文部科学省が、平成18年度に中学3年生で不登校だった人を5年後(20歳ごろ)まで追いかけた調査があります。本人へのアンケートに答えた1,604人の結果では、高校への進学率は85.1%で、平成5年度に同じように調べたときの65.3%から大きく上がっていました。高校の中退率は37.9%から14.0%に下がり、20歳の時点で大学・短大・高専に在学していた人は8.5%から22.8%に増えています。
出典:文部科学省「不登校に関する実態調査~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版)」(2026年9月確認)
この調査は20年前に中学生だった人たちの数字で、アンケートに答えた人だけの結果でもあるため、今の中学生にそのまま当てはまるわけではありません。それでも、不登校を経験した人の多くが、そのあと次の学校へ進んでいたことは読み取れます。今の通信制高校でも、入学者の半数以上が中3のときに不登校だったことが、あとで紹介する文部科学省の調査で分かっています。
「うちの子だけが取り残されている」と感じたときは、この数字を思い出してください。考えるべきなのは「進めるかどうか」ではなく、「どの道が合うか」です。

最初の分かれ道は「いま中学生か、高校生か」。取れる手が違います
「不登校 進路」と一口に言っても、今どの段階にいるかで、最初に確かめることが変わります。4つの立場に分けて整理しました。
| いまの立場 | 取れる主な道 | 最初に確かめること |
|---|---|---|
| 中学校に在籍中(中1〜中3) | 高校(全日制・定時制・通信制)、高等専修学校、サポート校と通信制高校の組み合わせ | 欠席が入試でどう扱われるか(都道府県ごとに違う)、出席扱いの制度が使えるか |
| 中学校を卒業し、まだ高校に入っていない | 通信制高校への入学、翌年の受験、高卒認定(16歳になる年度から) | 入学できる時期と募集の回数(学校ごとに違う) |
| 高校に在籍中で、行けていない | 在籍校で続ける、休学する、定時制・通信制へ転校する、高卒認定を受ける | 取った単位の数と、欠席による進級の見通し |
| 高校を中退した | 通信制・定時制への編入、高卒認定 | 前の高校の単位修得証明書を取り寄せる |
※表は制度から見た一般的な目安です。入学の時期や条件は学校ごとに違います。
中学生の場合、いちばん大きいのは高校入試で欠席がどう扱われるかです。これは住んでいる都道府県の「入学者選抜実施要綱」で決まり、全国共通のルールはありません。高校生の場合は、今の学校の単位がいくつ取れているかが、あとの道を決めます。欠席と進級の関係は高校 欠席日数の記事で、学校ごとの出席の基準は高校 出席日数の記事でくわしく書いています。
6つの進路は「入学の条件」と「卒業で得られるもの」で比べると、違いがはっきりします
ここがこの記事の中心です。まず、入学の条件と、卒業・修了で得られるものを1枚の表にしました。法律の条文と文部科学省の資料で確かめた内容です。
| 選択肢 | 入学の条件・入試 | 卒業・修了で得られるもの | 年数・通い方 |
|---|---|---|---|
| 全日制高校 | 中学校卒業(見込み)。学力検査と調査書が中心の地域・学校が多い | 高校卒業 | 3年。平日の昼に毎日通う |
| 定時制高校 | 中学校卒業(見込み)。学力検査・面接など学校ごと | 高校卒業 | 3年以上。昼・夜など決まった時間帯に通う |
| 通信制高校 | 中学校卒業(見込み)。面接と書類が中心の学校が多い | 高校卒業 | 3年以上。レポート・スクーリング・試験で単位を取る |
| 高等専修学校 | 中学校卒業(見込み)。学校ごとの入試 | 修了。大臣が指定した学科なら大学の受験資格 | 1年以上で学科ごとに違う。職業に結びつく学び |
| サポート校 | サポート校と通信制高校の両方に申し込む | サポート校だけでは得られない。在籍する通信制高校を卒業して高校卒業 | 通信制高校の年数に合わせる。通い方は施設ごと |
| 高卒認定試験 | 受ける年度の終わりまでに満16歳以上になる人(大学入学資格をすでに持つ人を除く) | 大学・専門学校などの受験資格。学歴は変わらない | 年2回(8月・11月)の試験 |
出典:学校教育法 第53条・第54条・第56条・第57条・第124条・第125条/学校教育法施行規則 第96条・第150条(e-Gov)/文部科学省「高等専修学校から大学へ」/文部科学省「高等学校卒業程度認定試験」(2026年9月確認)
表を読むときのポイントは3つです。
1. 通信制・定時制の卒業も、全日制と同じ「高校卒業」です
学校教育法第53条・第54条で、高校には全日制・定時制・通信制の課程を置けると決まっています。どの課程でも、卒業に必要なのは74単位以上の修得です(同施行規則第96条)。修業年限は全日制が3年、定時制・通信制は「3年以上」(第56条)ですが、定時制・通信制でも3年で卒業できる仕組みの学校は多くあります。3つの課程の違いは定時制・通信制・全日制の違いの記事にまとめています。
2. 高等専修学校は、大臣が指定した学科なら大学を受けられます
高等専修学校は、専修学校のうち中学校卒業者を対象にした課程で、職業に結びつく実践的な学びをする学校です(学校教育法第124条・第125条)。修業年限が3年以上などの基準を満たし、文部科学大臣が指定した学科を修了すると、高校卒業者と同じように大学を受ける資格が得られます(同施行規則第150条第3号)。ただし学歴は「高校卒業」ではなく、その専修学校の修了です。
3. サポート校と高卒認定は、それだけでは高校卒業になりません
サポート校は、法律上の「学校」ではありません。高校卒業の資格は、一緒に在籍する通信制高校で取ります。高卒認定試験は、合格すると大学などの受験資格が得られますが、最終学歴は高校卒業になりません。この違いは、サポート校とは、高卒認定と通信制高校 どっちの記事で、それぞれくわしく書いています。
このほかに、5年一貫の高等専門学校(高専)という道もあります。中3の不登校から高専を考える場合の情報は、中3 不登校 進路の記事でふれています。

費用は「授業料の支援」と「それ以外」に分けて考えます。2026年度は支援金に所得制限がありません
進路を比べるとき、保護者の方が気にされるのが費用です。この記事では学校ごとの学費の相場は載せていません。そのかわり、どの道でも同じように使える国の制度から、費用の考え方を整理します。
2026年度(令和8年度)から、高等学校等就学支援金は所得制限がなくなりました。授業料に充てるお金で、学校が代わりに受け取る形です。支給の上限は、学校の種類と公立・私立で次のように違います。
| 学校の種類 | 公立の支給上限(年額) | 私立の支給上限(年額) |
|---|---|---|
| 高校 全日制 | 118,800円 | 457,200円 |
| 高校 定時制 | 32,400円 | 457,200円 |
| 高校 通信制 | 6,240円 | 337,200円(1単位13,668円) |
| 専修学校 高等課程(昼間学科) | 457,200円 | 457,200円 |
出典:文部科学省「高等学校等就学支援金等」(新制度の概要・支給限度額)/文部科学省「高等学校等就学支援金」(2026年9月確認)
読み方の注意は4つあります。
- 支援金は授業料のためのお金です。入学金・施設費・教材費・スクーリングの交通費などは別にかかります。
- 公立の通信制・定時制の授業料は、都道府県の条例で決まります。県によって金額が違うため、住んでいる県の教育委員会のページで確かめてください。
- サポート校の費用は、就学支援金の対象になりません。サポート校を使うと、通信制高校の学費とサポート校の費用の両方がかかります。
- 高卒認定を受けるだけの人は、就学支援金の対象になりません。支援金は高校などに在学する生徒の制度だからです。高卒認定の受験料は最大8,500円ですが、予備校や通信講座を使えば別の費用がかかります。
通信制高校の学費を年額でどう出すかは、通信制高校 学費の記事で、支援金を引いたあとに残るお金の出し方までまとめています。支援金の支給期間は在学した月数で数えるため、途中の転校や休学でも扱いが変わります。
※2026年9月時点の情報です。最新は文部科学省・各都道府県・各学校の公式ページでご確認ください。
向いている道は「決まった時間に通えるか」「一人で進められるか」「何を学びたいか」の3つで見えてきます
制度の表だけでは、「うちの子にはどれが合うのか」までは分かりません。そこで、本人の今の状態から考える目安を表にしました。どれも「こういう子にはこの道しかない」という意味ではありません。
| 選択肢 | 向いている子の目安 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 全日制高校 | 環境が変われば毎日通えそう。部活や行事を大事にしたい | 欠席が続くと進級にかかわる。入試で欠席や評定をどう見るかは地域しだい |
| 定時制高校 | 決まった時間なら通える。少人数で学びたい。午後や夜のほうが動ける | 通う時間帯が決まっている。卒業まで3年より長くかかる学校・コースもある |
| 通信制高校 | 毎日の登校が難しい。自分のペースで進めたい | レポートを一人で続ける力がいる。スクーリングには参加が必要 |
| 高等専修学校 | 学びたい分野(調理・美容・情報など)がはっきりしている | 学歴は高校卒業ではない。大学の受験資格は指定学科かどうかで変わる |
| サポート校+通信制高校 | 通信制を選びたいが、一人では続けにくい。人との関わりもほしい | 費用が二重になる。卒業資格は通信制高校で取る |
| 高卒認定試験 | 学歴より、早く大学・専門学校を受けたい気持ちが強い | 最終学歴は変わらない。一人で勉強を進める必要がある |
※向き・不向きは一般的な目安で、学校やコースによって大きく変わります。
迷ったときは、次の3つの質問を親子で話してみてください。
- 決まった曜日・時間に通えそうか。「毎日は無理だけど週1〜2日なら」「朝は無理だけど午後なら」など、今の生活のリズムを正直に書き出します。
- 一人で課題を進められそうか。通信制はレポートが中心です。一人で続けにくいと思うなら、登校日の多いコースやサポート校と組み合わせる方法があります。
- 何を学びたいか、どこまで進みたいか。学びたい分野が決まっているなら高等専修学校、大学を早く受けたいなら高卒認定との併用、と候補が変わります。決まっていなくてもかまいません。
通信制高校どうしを比べるときの8つの項目は、通信制高校 選び方のページにまとめています。

中学生の場合:先に確かめるのは「出席扱い」と「入試での欠席の扱い」の2つです
中学校に在籍している間にできることがあります。1つ目は、学校に行けない日を出席として扱ってもらえるかです。令和6年度の調査では、学校外の機関で相談・指導を受けて指導要録上「出席扱い」になった小・中学生が42,978人、自宅でのICTなどを使った学習で出席扱いになった子が13,261人いました(2つの数字に重なりがあるかは、この資料からは分かりません)。使えるかどうかは学校の判断なので、担任の先生にまず聞いてみてください。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月確認)
2つ目は、高校入試で欠席がどう扱われるかです。調査書(内申書)に出欠の記録を書くか、不登校の生徒向けの特別な選抜があるかは、都道府県ごとに違います。東京都のチャレンジスクールのように、学力検査も調査書も使わない入試もあります。都道府県による違いは中学 出席日数 高校入試の記事、東京都の例はチャレンジスクールとはの記事で書いています。
通信制高校は、中学で不登校だった生徒の進路として、実際によく選ばれています。文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」では、2025年度の入学者77,998人のうち44,461人(57.0%)が中3のときに不登校でした。公立で53.5%、私立で56.6%、株式会社立で65.4%です。入学者の選び方(複数回答)は、323校のうち面接が296校、調査書などの書類が230校、作文・小論文が154校で、学力検査を行う学校は91校でした。
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年9月確認)
中3の秋・冬・春にそれぞれ何をするかは、中3 不登校 進路の記事で時期ごとに書いています。まだ中1・中2で、学校の外の居場所を探している場合は、小中学生向けのオルタナティブスクールであるNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のような場もあります。

高校生の場合:道は「続ける・休む・移る・受ける」の4つ。取った単位は引き継げます
高校に入ってから行けなくなった場合、「もう中退するしかない」と考えてしまいがちです。けれども、令和6年度の調査で不登校だった高校生67,782人のうち、その年に中途退学に至ったのは10,566人(15.6%)、原級留置(留年)になったのは2,963人(4.4%)でした。その年に中退に至らなかった人のほうが、ずっと多いということです。
出典:文部科学省「令和6年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要(不登校抜粋版)」(2026年9月確認)
高校生が取れる道は、次の4つに分けられます。
1. 在籍校で続ける
学校生活になじめず欠席が続く生徒について、高校が自宅などでオンラインの授業を受けさせる仕組みがあります。この方法で卒業に数えられる単位は、36単位までと決まっています(学校教育法施行規則第96条第2項)。実際に行うかどうかは学校ごとなので、担任や学年の先生に聞いてみてください。
2. 休学する
休学のルールは学校ごとの学則で決まります。休学中の学費や就学支援金の扱いは、高校 休学の記事で整理しています。
3. 定時制・通信制へ移る(転校)
全日制・定時制・通信制の間の転校は、修得した単位に応じて、相当の学年に転入できると法令で決まっています(学校教育法施行規則第92条第2項)。退学してから入り直す「編入」より、在籍したまま移る「転入」のほうが、在籍期間と単位を途切れさせずに済みます。手順と公立・私立の違いは高校 転入の記事でくわしく書いています。
4. 高卒認定を受ける
高卒認定は高校に在籍したままでも受けられます。合格した科目は、校長の判断で在籍する高校の単位として認められることがあります(同施行規則第100条)。
出典:学校教育法施行規則 第92条・第96条・第100条(e-Gov)(2026年9月確認)
高校生の不登校が「やばい」と言われる理由と、進路を守るための考え方は、高校生 不登校 やばいの記事でも書いています。
長い目で見ると、不登校のあとも進学・就職の道は続いています
進路を考えるとき、目の前の1年だけでなく、その先も気になると思います。先ほどの追跡調査(平成18年度に中3で不登校だった人のうち、アンケートに答えた1,604人の20歳ごろの状況)では、次のような結果でした。
- 20歳の時点で、「就学のみ」27.8%、「就業のみ」34.5%、「就学と就業の両方」19.6%、「どちらもしていない」18.1%
- 在学していた学校は、大学・短大・高専22.8%、専門学校・各種学校など14.9%、高校9.0%
出典:文部科学省「不登校に関する実態調査~平成18年度不登校生徒に関する追跡調査報告書~(概要版)」(2026年9月確認)
もう1つ、文部科学省が令和7年に公表した「不登校経験者等を対象とする調査」があります。小・中学校で不登校を経験した18〜59歳の18,207人に、インターネットで聞いたものです。不登校を経験したことで、中学校卒業後に「学業(受験・資格試験など)で苦労した」と答えた人は52.2%でした。一方で、「成長した、視野が広がった」は53.8%、「人に優しくなった、人の痛みが分かるようになった」は67.5%でした(「おおいにあった」「ある程度あった」の合計)。
出典:文部科学省「不登校経験者等を対象とする調査」概要(令和7年)(2026年9月確認)
苦労がなかったわけではありません。それでも、半数を超える人が、不登校の経験で成長した、人に優しくなったと振り返っています。同じ調査で、不登校だった当時に欲しかった手助けとして多かったのは、「自分の気持ちをはっきり表現したり、人とうまくつきあったりするための方法についての相談や手助け」(33.3%)でした。進路選びでは、勉強の形だけでなく、人と関われる場があるかも見ておくと、あとで役に立ちます。
よくある誤解は3つ。「通信制なら楽」「サポート校で卒業できる」「高認なら高卒」
進路の情報を集めていると、半分だけ正しい話によく出会います。代表的な3つを整理します。
誤解1:通信制なら楽に卒業できる
通信制高校は毎日の登校がいらないぶん、レポートを自分で進める力が求められます。「令和7年度 通信制高等学校実態調査」では、添削課題は出しているのにスクーリングに1日も来ていない生徒が8,097人(2.6%)いて、学校が挙げた理由でいちばん多かったのは「心身に関すること」でした。通い方が選べることと、一人で続けられることは別の話です。
誤解2:サポート校に入れば卒業できる
サポート校は学習を支える場で、単位と卒業資格は在籍する通信制高校で取ります。スクーリングや試験も、その通信制高校のものに参加します。サポート校を選ぶときは、どの通信制高校とセットになるのかを、申し込む前に確かめてください。
誤解3:高卒認定に受かれば高卒になる
高卒認定の合格で得られるのは、大学などを受ける資格です。文部科学省の高卒認定試験Q&Aでも、合格しても最終学歴は高校卒業にならないとされています。学歴として高校卒業を持ちたい場合は、通信制高校などを卒業する道になります。
もう1つ、「不登校の子は全日制には行けない」というのも誤解です。欠席の扱いは地域の入試ルールしだいで、環境が変わって毎日通えるようになる人もいます。最初から道を狭めずに、6つを並べて比べてみてください。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまで読んで、「通信制高校で卒業をめざしたい。でも一人で続けられるか不安」「家から少しずつ始めたい」と感じた方もいると思います。
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも参加でき、担任がつきます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活のリズムに波があっても学べるように、中学の内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応しています。生徒会・サークル・学園祭・企業コラボなど、オンラインでも人と関われる場があります。途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。
そのうえで、はじめに正直にお伝えしておくことがあります。
- ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。
- 学院内でのスクーリングはありませんが、提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。スクーリングの形や日程は、個別相談会でご案内しています。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内に載せています。
- 診断や服薬など医療の判断が必要な場合は、主治医や専門機関にご相談ください。
よく聞かれる質問はよくある質問のページにまとめています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 今の立場と、確かめることを1つ決める。中学生なら「出席扱いが使えるか」「入試で欠席がどう扱われるか」、高校生なら「今、何単位取れているか」。この記事の立場別の表で、自分の行を探してください。
- 6つの選択肢から、候補を2〜3つに絞る。「決まった時間に通えるか」「一人で進められるか」「何を学びたいか」の3つを親子で話し、比べる表で候補を選びます。本人が話せる状態でなければ、保護者だけで先に情報を集めるところから始める方法もあります。
- 候補の学校に、同じ質問をして比べる。入試で見るもの、入学できる時期、スクーリングの回数と場所、授業料以外にかかる費用、卒業までの支え方。同じ質問をすると、違いが見えてきます。
どの学校にするか決まっていない段階でも、話を整理しながら考えることはできます。


家から少しずつ、通信制高校の卒業をめざす道もあります
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められ、途中からの入学もできます。学院は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。進路を比べている段階の相談もどうぞ。
よくある質問
Q. 中学で不登校だと、高校には行けないのですか?
A. 行けます。通信制高校の2025年度の入学者のうち57.0%は、中3のときに不登校でした。公立高校の入試で欠席がどう扱われるかは都道府県ごとに違うため、住んでいる地域の入学者選抜実施要綱や中学校の先生に確かめてください。
Q. 通信制高校を卒業すると、全日制と同じ高校卒業になりますか?
A. なります。通信制は学校教育法に定められた高校の課程の1つで、卒業すれば全日制・定時制と同じ高校卒業です。卒業には3年以上の在籍と74単位以上の修得などが必要です。
Q. 高校で不登校になったら、中退するしかありませんか?
A. ほかの道もあります。在籍校で続ける、休学する、定時制・通信制へ転校する、高卒認定を受けるなどです。転校すると、修得した単位に応じた学年に入れます。令和6年度に不登校だった高校生のうち、その年に中途退学に至ったのは15.6%でした。
Q. サポート校と通信制高校は、どちらか一方だけでいいのですか?
A. 高校卒業の資格がほしい場合、サポート校だけでは取れません。通信制高校に在籍し、サポート校で学習の支えを受ける形になります。費用は両方にかかり、サポート校の分は就学支援金の対象外です。
Q. 進路はいつまでに決めればいいですか?
A. 高校入試の出願時期は地域ごとに違いますが、通信制高校には年度の途中でも転入・編入を受け付ける学校があり、高卒認定は年2回あります。1つの時期を逃しても、道はふさがりません。まずは今の立場で確かめることを1つ決めるところから始めてください。
「どこにも行けない」ではなく、「どの道を選ぶか」から考えましょう
不登校の進路は、1本の細い道ではありません。全日制・定時制・通信制の高校、高等専修学校、サポート校、高卒認定。入学の条件も、卒業で得られるものも、費用のかかり方も違う6つの道が、ちゃんと並んでいます。
今日すべてを決める必要はありません。まずは今の立場で確かめることを1つだけ決めて、候補を少しずつ絞っていけば、合う道の形が見えてきます。
一人で考えるのがしんどいときは、家から少しずつ学びを続ける形もあります。どの道にするか迷っている段階の相談も受け付けています。
どの道にするか迷っている段階の相談から受け付けています
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

