福島市 通信制高校|市内に公立は無い。日曜と月曜に通える【2026】

福島市で通信制高校を調べ始めると、「公立は郡山にしかない」という話にすぐぶつかります。福島駅前にはいくつも看板が並んでいるけれど、どれが高校で、どれがサポート校なのか。市内でスクーリング(面接指導)まで受けられるのか。毎日は家を出られない子でも続けられるのか。ここで手が止まってしまうご家庭は多いと思います。

先に結論を書きます。福島市内に本校がある通信制課程は1つ(令和8年4月に開設した桜の聖母学院高等学校の通信制課程)で、他の高校の拠点が市内に9か所(のべ13件)あります。そのうちスクーリングまでできる場所は5か所、残りの4か所は学習を支える施設です。そして公立の郡山萌世高等学校も、福島市内の2か所(福島東高校=日曜/福島県教育センター=月曜)でスクーリングを受けられます。市内に本校が無いことと、市内で学べないことは別の話です。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ、福島県教育委員会・福島市・各校の公式サイトを2026年9月23日に実際に開いて確かめた内容で書いています。公式で確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。県全体の様子は福島 通信制高校にまとめました。

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目次

結論:福島市 通信制高校の早見

  • 福島市内に本校がある通信制課程は1つ。桜の聖母学院高等学校 通信制課程(野田町・女子・令和8年4月開設・定員30人)です。スクーリングは水曜と土曜。
  • 公立の本校は市内に無いが、市内でスクーリングは受けられる。県内の公立は郡山市の郡山萌世高等学校1校。その令和8年度の会場表に、福島東高等学校(日曜)と福島県教育センター(月曜)が載っています。
  • 他校の拠点は市内に9か所(のべ13件)。うちスクーリングまでできるのは5か所、残り4か所は学習等支援施設で、スクーリングは別の会場へ行く日があります。
  • 毎日通いながら高卒資格を取る道もあります。松木町の有朋高等学院は全日制の高等専修学校で、広域通信制のNHK学園高等学校と提携し、卒業時に両方の卒業証書を受け取れます。
  • お金は、公立なら入学料350円・授業料は1科目170円〜680円。私立は公表額で尚志高校が1単位8,000円、昌平高校が1単位12,000円(入学金0円)、桜の聖母学院高校が1単位12,000円・入学料70,000円です。
  • 福島県の私立授業料減免は通信制も対象ですが、県内に本校がある私立学校の生徒で、県内に住んでいる人に限られます。入学料の支援と1人1台端末の補助は全日制だけです。
  • 通えるかどうかは学校名ではなく、「週に何日、どの曜日なら家を出られるか」から決めると迷いにくくなります。オンライン中心のサポート校(ニジ高など)も選択肢の1つです。
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福島県の公立の通信制は郡山萌世の1校。福島市内に本校は無い

福島県で通信制課程を置く公立高校は、郡山市駅前二丁目11番1号の福島県立郡山萌世高等学校だけです。文部科学省の掲載データでも、県内で通信制課程を置く高校は郡山萌世高校(公立)、尚志高等学校(郡山市)、東日本国際大学附属昌平高等学校(いわき市)、桜の聖母学院高等学校(福島市)、大智学園高等学校(双葉郡川内村)の5校でした。本校のある郡山市の拠点と通い方は、郡山 通信制高校の記事にまとめています。

このうち福島市に本校があるのは桜の聖母学院高等学校の通信制課程だけです。ここだけを見ると、福島市から公立を選ぶには毎回郡山まで通うしかないように見えます。けれど郡山萌世高校には協力校という仕組みがあり、本校以外の会場でもスクーリングを受けられます。次の節で、その会場と曜日を見ていきます。

学校名設置本校の所在地在籍
福島県立郡山萌世高等学校公立郡山市駅前二丁目11番1号1,115人
尚志高等学校私立郡山市大槻町1,074人
東日本国際大学附属昌平高等学校私立いわき市平上片寄772人
桜の聖母学院高等学校私立福島市野田町7丁目11-118人
大智学園高等学校株式会社立双葉郡川内村952人

大智学園高校は教育特区の認可校で、本校は双葉郡川内村ですが、掲載データに出てくる学習センター・学習支援センターは東京都(新宿・高田馬場・日本橋)と埼玉県さいたま市にあります。福島市から通う学校としては考えにくいので、ここでは県内の全体像を見るための参考として挙げるにとどめます。出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(2026年9月23日確認)

福島市に住む生徒は「福島方部」。日曜は福島東高校、月曜は県教育センターです

郡山萌世高校の通信制は、生徒の住む地域ごとに方部という単位で動いています。学校からの連絡には「月曜スクーリング(福島方部、会津方部)について」のように、方部の名前がそのまま出てきます。福島市の会場に通う生徒は福島方部にあたります。

学校が公表している令和8年度のスクーリング会場表は次のとおりでした。福島市内の会場は2つあります。

会場曜日所在地
郡山萌世高校(本校)土・日・月郡山市駅前二丁目11番1号
福島東高校日福島市浜田町12-21
福島県教育センター月福島市瀬上町字五月田16
白河高校日白河市南登り町54番地
会津工業高校日会津若松市徒之町1-37
会津大学月会津若松市一箕町鶴賀字上居合90
いわき翠の杜高校日いわき市内郷綴町板宮2番地
相馬農業高校日南相馬市原町区三島町一丁目65

つまり福島市に住んでいれば、日曜に福島東高校へ行く形と、月曜に福島県教育センターへ行く形のどちらかを選べる可能性があります。平日に外へ出るのがつらい子は日曜、人の多い日曜を避けたい子は月曜、という選び方もできます。学校の連絡を見ると、実際に9月の月曜スクーリングが福島県教育センターと会津大学で実施されています。

注意点もあります。会場表には年度ごとに協力校が変わることがあると注記されています。また、文部科学省の掲載データで郡山萌世高校が面接指導等実施施設として届け出ているのは福島東高校・白河高校・会津工業高校・いわき翠の杜高校・相馬農業高校の5か所で、福島県教育センターと会津大学はこの一覧には入っていません。学校の会場表には載っているので実際に使われていますが、扱いが違う可能性があります。入学を考えている年度の会場・曜日・科目は、学校に直接確かめてください。出典:福島県立郡山萌世高等学校 通信制(2026年9月23日確認)

自宅の食卓で、母親と娘がノートパソコンで学校を調べている
福島市に住む生徒は福島方部。日曜は福島東高校、月曜は県教育センターが会場です。

授業料は科目ごとに決まる。4単位以上の科目でも1科目680円

郡山萌世高校の通信制の費用は、福島県「県立高等学校の入学料・授業料について」(2025年11月4日更新)に載っています。

項目通信制課程参考:全日制
入学料350円5,650円
授業料(1単位の科目)1科目 170円月額9,900円
授業料(2単位の科目)1科目 340円(年額118,800円)
授業料(4単位以上の科目)1科目 680円―

他の都道府県は「1単位あたりいくら」で決めていることが多いのですが、福島県は科目ごとに、その科目の単位数に応じて決まる形です。4単位以上の科目は何単位でも1科目680円なので、登録する科目の組み方で総額が変わります。納め方は、年度初めの受講登録のときに福島県収入証紙で一括です。

公立の通信制の授業料は、国の高等学校等就学支援金の対象です。文部科学省の令和8年度の区分では、公立の通信制は単位制授業料の場合1単位あたり336円まで支給されます。教科書・学習書などの費用は、ここに挙げた授業料とは別にかかります。他の都県の公立の費用との比べ方は通信制高校 安いにまとめています。

※金額は2026年9月に福島県のページで確認した内容です。最新は公式でご確認ください。

スクーリングは年間約20日。単位はレポート・スクーリング・試験の3つで決まります

通信制高校を続けられるかどうかは、スクーリングに出続けられるかでほぼ決まります。郡山萌世高校の通信制課程概要によると、スクーリングは年間約20日で、協力校によっては月曜日にも実施しています。レポート(報告課題)はひと月にのべ7〜8枚、試験は年2回(前期・後期)です。

単位を取るための条件は、学校の「単位修得について」のページに次のように示されています。

条件学校が示している内容
レポート提示された課題をすべて期限内に提出し、評価を受けること(前期は9月25日、後期は1月28日が最終の提出期限)
スクーリング各科目で決められた時間数以上出席すること。1時間でも足りないと単位は認定されない
試験年2回(前期・後期)受けること。総合的な探究の時間は試験の対象外
卒業の条件総合的な探究の時間を含めて74単位以上。特別活動は40時間以上(三年修了制は30時間以上)。転入・編入生は必要年数×10時間

ここで大事なのは、スクーリングは1時間でも足りないと単位にならないという点です。体調に波がある子の場合、「行けなかった日をどう埋めるか」を入学前に聞いておくと安心です。学校の連絡を見ると、交通機関の遅れで遅刻したときは遅延証明書があれば20分以内まで出席・受験の扱いになる、といった運用も公表されています。

特別活動も、方部ごとに行われています。学校の記録には、スクーリングのときに前期と後期で1回ずつ、特別活動である支部活動を各方部で実施していると書かれています。レクリエーションや協働的な活動を取り入れた内容で、生徒どうしが関わる時間になっているそうです。福島方部の会場と日程は年度によって変わるので、学校にご確認ください。スクーリングを休んだときの考え方は通信制高校 スクーリングで説明しています。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

福島市内でスクーリングまでできるのは5か所。学習を支えるだけの施設は4か所です

ここからは私立・広域通信制の話です。文部科学省の掲載データで、所在地が福島市になっている他校の拠点を集計するとのべ13件ありました。同じ建物に複数の学校が届け出ているところをまとめると、実際の場所は9か所です。

大切なのは、拠点には2つの種類があることです。面接指導等実施施設はスクーリングまでできる場所、学習等支援施設は学習を支える場所で、スクーリングは別の会場へ行く日があります。

施設名学校種類所在地(福島市内)
福島東高等学校郡山萌世高校(公立)スクーリング可浜田町12-21
尚志高校 福島駅前キャンパス尚志高等学校スクーリング可早稲町2-24
昌平高校 福島学習センター東日本国際大学附属昌平高等学校スクーリング可本町5-30 コーワビル3F
有朋高等学院NHK学園高等学校スクーリング可松木町10-13
個別指導塾の教室(栄町)広域通信制高校スクーリング可栄町1-35
N高等学校・S高等学校・R高等学校 福島キャンパスN高・S高・R高学習を支える施設舟場町1-20 7F
トライ式高等学院 福島キャンパス鹿島学園高校・鹿島朝日高校学習を支える施設栄町7-33 錦ビル3F
KG高等学院 福島駅前鹿島学園高校・鹿島朝日高校学習を支える施設宮下町17-16
CAP高等学院広域通信制高校学習を支える施設小倉寺字経塚山21-5

これに桜の聖母学院高等学校の本校(野田町)を足すと、福島市内でスクーリングを受けられる場所は6か所になります。まとめサイトが「福島市の通信制高校は3校」「5校」と書いていることがありますが、それは資料請求のできる学校だけを数えた数です。公的なデータで数えると、選べる場所はもう少し多いことが分かります。

なお、まとめサイトで福島市の学校として挙げられることのある第一学院高等学校の学習センターと、おおぞら高等学院は、文部科学省の掲載データではどちらも郡山市でした。福島市内にはありません。出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(2026年9月23日確認)

福島市内で通信制高校を学べる場所の内訳を示す比較表。市内に本校がある通信制課程が1校(本校でスクーリングを受ける)、他校の面接指導等実施施設が5か所(スクーリングを受けられる)、他校の学習等支援施設が4か所(スクーリングは別の会場)、公立の郡山萌世高校の月曜会場である福島県教育センターが1か所(受けられる)
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ/郡山萌世高等学校(2026年9月確認)

福島駅から歩ける拠点と、バスや阿武隈急行で行く会場があります

福島市の拠点は「福島駅前に集まっている」と書かれることが多いのですが、実際には駅から歩ける場所と、そうでない場所がはっきり分かれます。公式サイトに書かれている行き方だけを並べます。

行き先公式に書かれている行き方平日/休日の目安
トライ式高等学院 福島キャンパス(栄町)JR東北本線 福島駅より徒歩約3分通学日は自分で選ぶ形
昌平高校 福島学習センター(本町)JR福島駅から徒歩7分ほど学習センターで受講
N高等学校等 福島キャンパス(舟場町)JR福島駅 徒歩13分/福島交通バス 舟場町バス停 徒歩1分週5・週3/週1+/ネット
福島東高等学校(浜田町)JR福島駅東口より徒歩20分/バス6分(東高校前下車→徒歩3分)日曜のスクーリング
福島県教育センター(瀬上町)阿武隈急行 福島学院前駅 徒歩約5分/JR東北本線 東福島駅 徒歩約15分/福島駅東口バスターミナル2番乗り場からバス約20分月曜のスクーリング
有朋高等学院(松木町)福島駅から市内巡回バス。市役所前バス停から徒歩2分全日制(毎日通学)

いちばん気をつけたいのは福島県教育センターです。福島市内ではありますが福島駅からは離れていて、阿武隈急行の福島学院前駅、またはJR東北本線の東福島駅が最寄りになります。月曜のスクーリングを選ぶなら、朝この時間帯に動けるか、家族で一度実際にたどっておくことをおすすめします。

逆に、福島駅の周りには尚志高校の福島駅前キャンパス(早稲町)、昌平高校の福島学習センター(本町)、トライ式高等学院(栄町)、N高等学校等のキャンパス(舟場町)、KG高等学院(宮下町)が集まっています。飯坂線や阿武隈急行、東北本線で福島駅まで出られるなら、複数を1日で見学することもできます。

桜の聖母学院高等学校(野田町)と、KG高等学院 福島駅前(宮下町)、CAP高等学院(小倉寺)については、公式サイトで最寄り駅や徒歩の表記を確認できませんでした。見学の前に学校へ直接お尋ねください。

福島市内の私立は、女子の新設校と、郡山・いわきに本校がある2校の拠点

福島市内で選べる私立を、公式サイトで確認できた内容だけで整理します。

桜の聖母学院高等学校 通信制課程(野田町7丁目11-1)は、令和8年4月1日に開設した新しい課程です。普通科で定員30人、対象地域は福島県と宮城県。女子校で、スクーリングは水曜日と土曜日、時間割は自分に合うものを組みます。学習はレポート・スクーリング・年2回の学期末テストの3つ。卒業には合計3年間の在籍・74単位・特別活動30時間が必要と書かれています。学校が公開している情報では、授業料は1単位12,000円、入学料は70,000円(入学時に1回のみ)、施設充実費は年額60,000円です。文部科学省の掲載データでの在籍は18人でした。

尚志高等学校 福島駅前キャンパス(早稲町2-24)は、本校が郡山市にある単位制・通信制課程の拠点で、面接指導等実施施設として届け出られています。掲載データの定員は600人、在籍は568人。募集は普通科・男女共学250名で、授業料は1単位あたり8,000円と公表されています。

東日本国際大学附属昌平高等学校 福島学習センター(本町5-30 コーワビル3F)は、本校がいわき市にある通信制課程の拠点です。公式の学費のページでは入学金0円・授業料は1単位12,000円、教科書代が約8,000円、災害共済および高体連関連費が2,000円、実習科目を取る場合は実習参加費2,000〜3,000円と書かれています。学習センターはいわき・原町・白河・福島・会津・鹿沼・小山の7か所です。

学校入学金授業料(公表額)通い方
郡山萌世高校(公立)350円1科目170〜680円日曜(福島東高校)/月曜(県教育センター)
尚志高校公式で確認できず1単位8,000円福島駅前キャンパスで受講
昌平高校0円1単位12,000円福島学習センターで受講
桜の聖母学院高校70,000円1単位12,000円(ほかに施設充実費 年額60,000円)水曜・土曜(女子のみ)

桜の聖母学院の通信制課程は定員30人と小さな規模で、しかも開設して間もない課程です。少人数の落ち着いた環境を望むお子さんには合う可能性がある一方、卒業生の進路の実績はまだ積み上がっていない段階です。見学では、スクーリングの様子と、体調を崩したときの対応を具体的に聞いてみてください。

秋の駅のホームを、生徒がリュックを背負って歩いている
市内の拠点は9か所。スクーリングまでできるのは6か所です。

毎日通いながら高卒資格を取る道として、松木町の有朋高等学院があります

福島市の記事でほとんど紹介されないのですが、松木町10-13の有朋高等学院は、福島市で進路を探すうえで知っておく価値のある選択肢です。

公式サイトによると、有朋高等学院は3年課程の全日制の高等専修学校で、広域通信制のNHK学園高等学校と提携しています。授業と定期試験は両校を組み合わせて実施され、卒業生は高等専修学校とNHK学園高等学校の卒業証書を同時に受け取ります。文部科学省の掲載データでも、NHK学園高等学校の面接指導等実施施設として福島市松木町に届け出られており、在籍は107人でした。

学校は、中学時代に思うように登校できなかった生徒や教室に入れなかった生徒、少人数でじっくり学びたい生徒、入学した高校に適応できず転学を希望する生徒に門戸を開いていると書いています。1クラスは20名程度です。

項目公式サイトに書かれている内容
学科・定員教養科(全日制・3年課程)。1年生50名、2・3年生は若干名
入試学力検査3教科(300点満点)、調査書等の書類、面接(保護者同伴)
転入・編入転入学は11月28日まで、編入学は4月28日までに手続きが完了すれば可能。試験や手続きは個別対応
行き方福島駅から市内巡回バス。市役所前バス停から徒歩2分

「通信制は家で学ぶもの」と思って探していると、この道は視界に入りません。毎日の居場所がほしい子には、通信制高校のキャンパスに週5日通う形とあわせて、比べてみる価値があります。出典:学校法人有朋学園 有朋高等学院(2026年9月23日確認)

福島市で通えるサポート校は、提携する通信制高校とセットで選びます

福島駅の周りの拠点を見ていると、高校とサポート校が混ざって見えてきます。サポート校は高校ではありません。高校卒業資格は提携する通信制高校で取り、サポート校はその学習と生活を支える役目です。福島市内で公式に確認できたサポート校・学習等支援施設は次のとおりです。

名称施設の種類提携する通信制高校所在地・行き方
トライ式高等学院 福島キャンパス学習等支援施設鹿島学園高校・鹿島朝日高校栄町7-33 錦ビル3F/福島駅 徒歩約3分
KG高等学院 福島駅前学習等支援施設鹿島学園高校・鹿島朝日高校宮下町17-16
CAP高等学院学習等支援施設広域通信制高校小倉寺字経塚山21-5(完全オンライン)
N高等学校等 福島キャンパス学習等支援施設N高・S高・R高(学校本体のキャンパス)舟場町1-20 7F/福島駅 徒歩13分

トライ式高等学院は、公式サイトで通学コース・オンライン通学・在宅学習から選べ、週1回の登校から始めて少しずつ日数を増やせると書かれています。CAP高等学院は福島市に所在地がありますが完全オンラインのサポート校で、生徒はどこからでも学べる形です。N高等学校等のキャンパスは学校そのものの拠点なので、厳密にはサポート校ではありません。

サポート校を使う場合、費用は高校の分とサポート校の分の二段になります。国の就学支援金はサポート校の費用には使えません。仕組みはサポート校 学費で説明しています。

通信制高校とサポート校は別もの。県の授業料減免は通信制も対象です

違いを表で整理します。

比べる点通信制高校サポート校
高校卒業資格その学校で取れる提携する通信制高校で取る
主な役割単位の認定・スクーリング・試験学習の伴走・生活リズム・進路の支援
国の就学支援金授業料が対象サポート校の費用は対象外
費用の考え方高校の学費だけ高校の学費+サポート校の費用

国の就学支援金は、2026年度から所得制限が撤廃され、私立通信制の支給上限は1単位13,668円・年間337,200円です。公立の通信制は1単位336円まで。対象は授業料だけで、入学金や教材費、サポート校の費用は含まれません。お金全体の考え方は通信制高校 学費にまとめています。

福島県の制度は、福島県「高校生等に対する修学支援について」(2026年6月15日更新)で確認できました。通信制の扱いは次のとおりです。

制度通信制課程の扱い金額など
私立高等学校等授業料減免(授業料)対象(県内に本校がある私立学校の生徒で、県内居住者に限る)支援月数48月。登録単位数により支給額が変わる
私立高等学校等授業料減免(入学料)対象外対象は全日制と大学入学資格付与校
1人1台端末購入費支援対象外対象は全日制のみ
高校生等奨学給付金対象非課税世帯で国公立50,500円・私立52,100円(令和8年度)

見落としやすいのが、授業料減免の対象の範囲です。県の私学・法人課のページには、はじめに「福島県内に本校がある私立学校の生徒を対象としていますので、ご注意ください」と書かれています。福島市内の拠点でいえば、県内に本校がある尚志高校・昌平高校・桜の聖母学院高校に在籍する場合は申請できる可能性がありますが、N高等学校や鹿島学園高等学校のように県外に本校がある広域通信制に在籍する場合は、この制度の対象になりません。国の就学支援金は、学校の所在地にかかわらず対象です。

奨学給付金は授業料以外の教育費(教科書・教材・通学用品など)を支える制度で、基準日は令和8年7月1日、保護者が県内に住所を持っていることが条件です。県内の高校に通っている場合は学校経由での申請になります。県外の高校に通う場合の提出期限は令和8年10月30日必着で、7月2日以降に家計が急変した世帯については、その後も令和9年2月1日まで受け付けると書かれています。出典:福島県「高校生等奨学給付金」(2026年9月10日更新・2026年9月23日確認)

福島市には、市内在住の高校生が対象になる奨学金制度を案内する福島市のページがあります。給付型(福島市奨学資金奨学生ほか)と貸与型(福島県奨学資金ほか)が並んでいますが、通信制課程の生徒が対象になるかどうかの記載は確認できませんでした。市教育委員会か在籍予定の学校にお尋ねください。

※制度の内容は2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

福島市で通信制高校に使えるお金を3枚のカードで示す図。公立の郡山萌世高校は入学料350円で授業料は科目の単位数に応じて170円から680円。私立の公表額は尚志高校が1単位8,000円、昌平高校が入学金0円で1単位12,000円。福島県の私立授業料減免は県内に本校がある私立学校の通信制も対象で支援月数48月、高校生等奨学給付金は非課税世帯で国公立50,500円・私立52,100円
出典:福島県、尚志高等学校、東日本国際大学附属昌平高等学校(2026年9月確認)

伊達市・二本松市・川俣町から福島市へ通う場合、確かめることが変わります

福島市の拠点には、周辺の市町村から通う生徒もいます。県北の町から福島市を目指す場合に確かめたいことを整理します。

住んでいる場所福島市への出方先に確かめたいこと
伊達市・国見町・桑折町JR東北本線・阿武隈急行で福島駅方面へ県教育センターは阿武隈急行の福島学院前駅が近い。福島駅まで出ずに済む場合がある
二本松市・本宮市JR東北本線で福島駅または郡山駅へ郡山の方が近い場合もある。郡山萌世の本校(土日月)も候補に入る
川俣町・飯舘村路線バス・自家用車で福島市へ冬の朝の道路と、送り迎えができる曜日
相馬市・南相馬市福島市より相馬農業高校(日曜)が近い場合がある郡山萌世の会場は南相馬市にもある

郡山萌世高校は県内に会場が分かれているので、住所から一番近い会場が福島市とは限りません。いわき市から通う場合の選び方はいわき市 通信制高校にまとめています。桜の聖母学院の通信制課程は対象地域が福島県と宮城県なので、県境を越えて通うことを考えている場合は宮城 通信制高校もあわせてご覧ください。

落とし穴は「公立は郡山まで通うしかない」と早合点すること

福島市で通信制高校を考えるときに、気をつけたい思い込みを4つ挙げます。

1つめは「公立は郡山まで毎回通うしかない」。前の見出しのとおり、日曜は福島東高校、月曜は福島県教育センターで受けられる形が公表されています。候補から外す前に、会場と曜日を確かめてください。公立の全体像は公立 通信制高校にまとめています。

2つめは「福島駅前のキャンパスなら、全部そこで完結する」。拠点が駅前にあっても、学習等支援施設の場合は、在籍する高校のスクーリングが別の会場で行われます。「年に何日、どこへ行くのか」を見学のときに聞いてください。

3つめは「県の減免は、どの通信制でも入学金にも使える」。福島県の制度では、入学料の支援と1人1台端末の補助は全日制だけで、通信制は対象外です。さらに授業料減免そのものが、県内に本校がある私立学校の生徒に限られます。入学時の費用は、国の支援金や県の授業料減免とは別に用意しておきましょう。

4つめは「まとめサイトの学校一覧がすべて」。資料請求の提携がある学校だけを載せているページが多く、有朋高等学院のように市内にあっても出てこない学校があります。逆に、郡山市の拠点が福島市として載っていることもあります。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

私たちNIJIN高等学院(ニジ高)についても、良いところと注意点を正直にお伝えします。ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校で、福島市からでも全国どこからでも、家から授業に参加できます。

  • 担任制で、学習と生活のリズムを一緒に整えます。1クラスは8人です。
  • カメラ・マイクをオフのまま、チャットだけでの参加から始められます。
  • メタバースの校舎で、担任や同級生と集まるクラス会議の時間があります。
  • 企業や地域と関わる社会共創プロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事があります。種目も、集める人も、場所も、自分たちで決めます。
  • 総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座に力を入れています。
  • 中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴に対応しています。
  • 転入・編入による途中からの入学ができ、出願費用は無料です。
  • 相談のうえで、NIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国のリアルの教室に通うこともできます。

注意点もあります。ニジ高そのものは高校ではなく、学院の中でのスクーリングはありません。高校卒業資格は提携する通信制高校で取るため、その高校のスクーリングへの参加が必要です(福島市内の会場で受けられる場合もあります)。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。また、費用は提携する高校の学費とニジ高の費用の両方がかかり、ニジ高の分に就学支援金は使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。

発達特性や障害については、本人を変えるのではなく、学びの構造や環境を変えることで支援するという考え方を取っています。ただし診断や服薬などの医療の判断は、主治医や専門の機関にご相談ください。

明るい面談室で、生徒と相談員が机をはさんで話している
迷ったら、候補を2〜3校に絞って同じ質問をしてみます。

福島市で迷ったときの進め方(3ステップ)

ステップ1:平日と週末、どちらなら家を出やすいかを家族で話す。郡山萌世なら、日曜の福島東高校と月曜の福島県教育センターのどちらが使いやすいかが、ここで見えてきます。どちらも難しければ、オンライン中心の形から始める道があります。

ステップ2:候補を2〜3校に絞り、会場・曜日・費用・使える補助を1枚の表にする。公立・私立・広域通信制・高等専修学校を同じ表に並べるのがコツです。この記事の表をそのまま写して使ってください。

ステップ3:個別相談で、すべての学校に同じ質問をする。次の表をそのまま使えます。

聞くこと質問の例
スクーリング年に何日、どの会場ですか。福島市内で受けられる日は何日ですか
曜日日曜と月曜のどちらを選べますか。途中で変えられますか
費用就学支援金と県の減免を引く前と後で、1年目の総額を教えてください
入学時の費用入学金や教材費など、減免の対象外になる費用はいくらですか
休んだときスクーリングの日に体調を崩したら、別の日や会場で受けられますか
転入の単位今の高校で取った単位は、何単位引き継げますか

学校とは別に、公的な相談先もあります。学校に行けずに悩んでいる福島市に住む小・中学生は、福島市総合教育センター(天神町11-31)のふれあい教室を利用できます。入級には、在籍している学校と保護者の同意が必要です。問い合わせは教育委員会教育研修課 教育支援係で、電話番号は市のふれあい教室の案内ページでは024-536-7700、同じページの問い合わせ欄と市立学校ポータルでは024-536-6500と、2つの番号が載っていました(市立学校ポータルでは024-536-7700はスクールカウンセラーへの相談電話とされています)。小中学生がオンラインで通える場としては、ニジ高の姉妹事業であるNIJINアカデミーもあります。出典:福島市総合教育センター(2026年9月23日確認)

今の高校から移る「転入」と、退学してから入る「編入」の違いは通信制高校 転入 編入にまとめています。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

福島市から、オンラインで青春する形も見てみませんか

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校です。全国の仲間と、種目も場所も自分たちで決める行事や、企業と関わるプロジェクトに挑戦できます。1クラス8人の担任制で、対人感性・コミュニケーションもプラス。学院は高校ではなく、卒業資格とスクーリングは提携する通信制高校のものです。体験説明会で授業の様子を見てみませんか。

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よくある質問

Q. 福島市に住んでいて、郡山萌世高校のスクーリングはどこで受けられますか?

A. 学校が公表している令和8年度の会場表では、福島市の会場は2つです。福島東高等学校(浜田町12-21)が日曜、福島県教育センター(瀬上町字五月田16)が月曜となっています。ただし会場は年度ごとに変わることがあり、科目によって会場が違う場合もあるので、入学を考えている年度の内容を学校に確かめてください。

Q. 郡山萌世高校の費用は、1年でどれくらいですか?

A. 入学料は350円で、授業料は科目ごとに1単位の科目170円、2単位340円、3単位510円、4単位以上680円です。登録する科目の組み合わせで総額が変わります。教科書などの費用は別にかかります。納め方は年度初めに福島県収入証紙での一括です。

Q. 私立の通信制に、福島県の授業料の減免は使えますか?

A. 福島県の私立高等学校等授業料減免制度は通信制も対象です。ただし県のページには、はじめに「福島県内に本校がある私立学校の生徒を対象としています」と書かれていて、通信制はさらに県内に住んでいる人に限られます。県外に本校がある広域通信制に在籍する場合は対象になりません。支援月数は48月で、支給額は登録単位数によって変わります。入学料の支援と1人1台端末の購入費支援は全日制だけで、通信制は対象外です。

Q. 福島市内で、週に何日か通う形の通信制はありますか?

A. あります。桜の聖母学院高等学校の通信制課程(野田町)は水曜・土曜の形で、令和8年4月に開設した女子の課程です(定員30人、対象は福島県・宮城県)。N高等学校等の福島キャンパス(舟場町)は週5・週3・週1+・ネットから選べます。トライ式高等学院(栄町)は週1回の登校から始めて日数を増やせると公式に書かれています。

Q. 毎日通える場所で、高校卒業資格も取りたいのですが。

A. 松木町の有朋高等学院は3年課程の全日制の高等専修学校で、NHK学園高等学校と提携しています。卒業時に高等専修学校とNHK学園高等学校の卒業証書を同時に受け取る形です。1クラス20名程度、1年生の定員は50名。転入学は11月28日まで、編入学は4月28日までに手続きが完了すれば可能と公表されています。

Q. 家から出られない時期でも、高校卒業を目指せますか?

A. 目指せます。ただ、どの通信制高校にもスクーリングはあります。まずオンラインで学習のリズムを取り戻し、少しずつスクーリングに出る順番で進めるご家庭もあります。福島市には日曜と月曜の会場があるので、平日が難しい場合でも道が残ります。

「市内に無い」は、「選べない」ではありません

福島市には公立の通信制高校の本校がありません。けれど、日曜は福島東高校、月曜は福島県教育センターでスクーリングを受けられる仕組みがあり、市内には新しい私立の通信制課程も、駅前の拠点も、毎日通える高等専修学校もあります。数えてみると、学べる場所は思っていたより多いはずです。

大切なのは、学校の数ではなく、お子さんが通える日を1日ずつ数えていくことです。日曜なら行けるのか、月曜なら行けるのか、それともまずは家からなのか。そこから順番に考えていけば、選べる形はきっと見つかります。

公立・私立・高等専修学校・オンラインのサポート校を同じ表に並べて、「これなら続けられそう」と思える形を一緒に探していきましょう。通信制高校の選び方全体は通信制高校 選び方にまとめています。

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