福島市 通信制高校|市内に公立は無い。それでも通える【2026】

市内に公立は無い。 それでも通える。

福島市で「通信制高校 公立」と探して、少し戸惑った方もいるかもしれません。福島市内には、公立の通信制高校の本校がありません。福島県の公立の通信制は、郡山市にある郡山萌世高校の1校だけです。

ただ、それで「福島市からは公立に通えない」ということにはなりません。郡山萌世高校には協力校があり、福島市内の福島東高校などでもスクーリングを受けられます。この記事では、福島県教育委員会のページと郡山萌世高校の公式サイトを実際に開いて、費用・スクーリング・卒業の条件を確認しました。福島市内にある私立の通信制と、広域通信制の拠点も、公式サイトで所在地を確かめたものだけを並べています。確認できなかったことは、そう書いています。

急いで決める必要はありません。まずは「福島市から何が選べるのか」を、正確に知るところから始めましょう。

目次

結論:福島市 通信制高校の早見

  • 福島市内に公立の通信制の本校は無い。県内の公立は郡山市の郡山萌世高校の1校だけです。
  • ただし協力校でスクーリングを受けられる。令和8年度は福島市の福島東高校が協力校で、月曜には福島県教育センター(福島市瀬上町)でも実施されています。
  • 郡山萌世の授業料は科目ごと。1単位の科目170円〜4単位以上の科目680円、入学料は350円です。
  • スクーリングは本校または協力校で年間約20日。卒業には74単位以上が必要です。
  • 福島市内には、令和8年4月に開設した私立の桜の聖母学院高校 通信制課程(女子)や、尚志・昌平の拠点があります。
  • 福島県の私立高等学校等授業料減免制度は、通信制も対象です(県内に住んでいる人)。
  • 家から出るのが難しい時期は、オンライン中心のサポート校と組み合わせる方法もあります(ニジ高もその1つです)。
山あいの駅のホームで、スクーリングに向かう電車を並んで待つ保護者と高校生の後ろ姿
スクーリングの会場までの道のりを、家族で一度たどっておくと安心です

オンラインで学ぶNIJIN高等学院の生徒

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制サポート校です。全国どこからでも。カメラ・マイクはオフのままで大丈夫です。

ニジ高ってどんな学校? →

福島県の公立の通信制は郡山萌世の1校。福島市内に本校は無い

福島県教育委員会の配布資料には、郡山萌世高校について「公立では県内唯一の通信制の高校」と書かれています。所在地は郡山市駅前二丁目11-1です。福島市内に公立の通信制課程の本校はありません。

ここだけを見ると、福島市から公立を選ぶには毎回郡山まで通う必要があるように見えます。けれど郡山萌世高校には協力校という仕組みがあり、本校以外の高校でもスクーリングを受けられます。郡山萌世高校のお知らせで確認した令和8年度の協力校は次のとおりです。

会場 所在地の市 備考
郡山萌世高等学校(本校) 郡山市 駅前二丁目11-1
福島東高等学校 福島市 浜田町12番21号
白河高等学校 白河市 協力校
会津工業高等学校 会津若松市 協力校
いわき翠の杜高等学校 いわき市 協力校
相馬農業高等学校 南相馬市 協力校

さらに、学校の9月6日付のお知らせでは、月曜のスクーリングを福島県教育センター(福島市瀬上町字五月田16番地)でも実施していることが確認できました。福島市に住んでいれば、公立の通信制でも、多くのスクーリングを市内で受けられる可能性があります。

ただし、協力校は「年度ごとに変わることがあります」と注記されています。入学を考える年度の協力校と、どの科目をどの会場で受けられるかは、必ず学校に確認してください。福島県全体の学校の状況は福島 通信制高校の記事で整理しています。

福島市内には公立の通信制高校の本校が無く、県内唯一の郡山萌世高校の協力校として福島東高校と福島県教育センターでスクーリングを受けられることを示す図
出典:福島県教育委員会/福島県立郡山萌世高等学校 通信制(2026年9月確認)

授業料は科目ごとに決まる。4単位以上の科目でも1科目680円

郡山萌世高校の通信制の費用は、福島県教育委員会の「県立高等学校の授業料等」(2025年11月4日更新)に載っています。

  • 入学料:350円
  • 授業料(1科目あたり):1単位の科目170円、2単位の科目340円、3単位の科目510円、4単位以上の科目680円
  • 納め方:年度初めの受講登録のときに一括、福島県収入証紙で納める

他の県では「1単位あたりいくら」で決めていることが多いのですが、福島県は科目ごとに、その科目の単位数に応じて決まる形です。4単位以上の科目は何単位でも680円なので、登録する科目の組み方によって総額が変わります。

公立の通信制の授業料は、国の高等学校等就学支援金の対象です。文部科学省の令和8年度の区分では、公立・通信制は単位制授業料の場合1単位あたり336円まで支給されます。教科書・学習書などの費用は、ここに挙げた授業料とは別にかかります。他の都県の公立の費用との比較は通信制高校 安いの記事にまとめています。

※金額は2026年9月に福島県教育委員会のページで確認した内容です。最新は公式でご確認ください。

福島県立郡山萌世高校の通信制の授業料は科目ごとで、1単位の科目170円・2単位340円・3単位510円・4単位以上680円、入学料350円であることを示す表
出典:福島県教育委員会「県立高等学校の授業料等」(2026年9月確認)

スクーリングは年間約20日。卒業には74単位と特別活動の時間が要る

通信制高校を続けられるかどうかは、スクーリング(面接指導)に出続けられるかでほぼ決まります。郡山萌世高校の通信制課程の概要によると、スクーリングは本校または協力校で年間約20日で、協力校によっては月曜日にも実施しています。

なお、2023年に作られた県の配布資料では「日曜日を中心に年間約10日間」と書かれていて、今の学校サイトとは日数が違いました。この記事では、学校サイトに載っている年間約20日を採っています。

卒業の条件は、単位修得についてのページで次のように示されています。

  • 74単位以上の修得
  • 特別活動40時間以上(三年修了制は30時間以上)
  • 試験は年2回

入学・転入の出願期間と選考方法は、該当ページが開けず確認できませんでした。新入学・編入学・転入学の募集があること、4月の受講指導に「編入・転入1期」の日が設けられていることは確認できています。出願を考えている場合は、学校に直接問い合わせるのが確実です。スクーリングを休んだときの考え方は通信制高校 スクーリングで説明しています。

協力校を使うなら、確かめたいのは「どの科目を」「どの曜日に」受けられるか

福島市から郡山萌世高校に在籍する場合、協力校の福島東高校や福島県教育センターが実際の通学先になります。ここで気をつけたいのは、協力校が近くにあることと、必要なスクーリングを全部そこで受けられることは、同じとは限らないという点です。

確認しておきたいのは、次の3つです。

  • 科目:自分が登録する科目のスクーリングが、福島東高校で開かれるか。
  • 曜日:日曜なのか、月曜(福島県教育センター)なのか。平日に動けるかどうかで、選べる会場が変わります。
  • 本校へ行く日:入学時の受講指導や試験など、郡山の本校へ行く必要がある日が年に何日あるか。

福島東高校と福島県教育センターへの公式のアクセス案内は、この記事では確認できていません。実際に通う前に、自宅からの道のりを一度確かめておくと安心です。今の高校から移る「転入」と、退学後に入る「編入」の違いは通信制高校 転入 編入にまとめています。

夏の台所のテーブルでオンライン授業を受ける高校生と、奥で桃を切る祖母
スクーリング以外の日は、家での学び方が卒業までの道のりを決めます

福島市内の私立は、女子の新設校と、郡山・いわきに本校がある2校の拠点

福島県内に本校がある私立の通信制を公式サイトで確認したところ、福島市との関係では次の3つが挙がりました。

  • 桜の聖母学院高等学校 通信制課程:福島市野田町7丁目11-1。女子校で、令和8年4月1日に開設、定員30人。対象地域は福島県・宮城県で、スクーリングは水曜・土曜です(桜の聖母学院 通信制課程)。
  • 尚志高等学校:本校は郡山市大槻町。福島市には福島駅前キャンパス(早稲町2-24)があります。
  • 東日本国際大学附属昌平高等学校:本校はいわき市。福島市には福島学習センター(本町5-30 コーワビル3F)があります。

桜の聖母学院の通信制課程は定員30人と小さな規模で、しかも開設1年目です。少人数の落ち着いた環境を望むお子さんには合う可能性がある一方、卒業生の進路の実績などはまだ積み上がっていない段階です。見学では、スクーリングの様子と、体調を崩したときの対応を具体的に聞いてみてください。尚志と昌平は、福島市内の拠点と、郡山市・いわき市の本校との役割分担(どこで何日学ぶのか)を確認するのが大切です。

このほか、大智学園高校(双葉郡川内村)は株式会社が設置する教育特区の認可校で、教育の場は東京都新宿区にあります。福島市から通う学校としては考えにくいので、参考として挙げるにとどめます。

県外に本校がある広域通信制やサポート校で、福島市内の所在地を公式サイトで確認できたのは次のとおりです。

  • N高等学校・S高等学校・R高等学校 福島キャンパス:舟場町1-20 リアライズ福島駅前通ビル7F(JR福島駅から徒歩13分)
  • トライ式高等学院 福島キャンパス:栄町7-33 錦ビル3F(福島駅から徒歩約3分)
  • KG高等学院 福島駅前(鹿島学園・鹿島朝日・鹿島山北と提携):宮下町17-16(福島駅東口から徒歩12分)

クラーク記念国際高校の県内の拠点は、公式サイトではいわき市だけで、福島市にはありませんでした(2026年9月時点)。拠点は開設・移転があるので、見学の前に必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。

通信制高校とサポート校は別もの。県の授業料減免は通信制も対象

福島駅周辺の拠点を比べていると、高校とサポート校が混ざって見えてきます。違いを表で整理します。

比べる点 通信制高校 サポート校
高校卒業資格 その学校で取れる 提携する通信制高校で取る
主な役割 単位の認定・スクーリング・試験 学習の伴走・生活リズム・進路の支援
国の就学支援金 授業料が対象 サポート校の費用は対象外
費用の考え方 高校の学費だけ 高校の学費+サポート校の費用

サポート校を使う場合、費用は二段になります。仕組みはサポート校 学費で説明しています。

国の就学支援金は、文部科学省の法改正の施行通知(令和8年3月31日)で2026年度から所得制限が撤廃され、私立通信制の年間の支給上限は33万7,200円(月額28,100円×12か月)です。

福島県には、県が学校設置者に補助する「私立高等学校等授業料減免制度」があり、県のページ通信制も対象(県内に住んでいる人に限る)とされています。通信制の支援月数は48月で、支給額は登録単位数によって変わります。一方、入学料の支援は全日制だけで、通信制は対象外です。対象になる学校や金額は、県のページと志望校で確認してください。お金全体の考え方は通信制高校 学費にまとめています。

※制度の内容は2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

落とし穴は「公立は郡山まで通うしかない」と早合点すること

福島市で通信制高校を考えるときに、気をつけたい思い込みを3つ挙げます。

1つめは「公立は郡山まで毎回通うしかない」。前の見出しのとおり、協力校の福島東高校や、月曜の福島県教育センターでスクーリングを受けられます。候補から外す前に、協力校の使い方を確認してください。

2つめは「福島駅前のキャンパスなら、全部そこで完結する」。拠点が駅前にあっても、在籍する高校のスクーリングは本校や別の会場で行われることがあります。「年に何日、どこへ行くのか」は必ず聞いてください。

3つめは「県の減免は入学金にも使える」。福島県の制度では、入学料の支援は全日制のみで、通信制は対象外です。入学時の費用は、国の支援金や県の授業料減免とは別に用意しておきましょう。

ニジ高はオンライン中心のサポート校。学院内のスクーリングは無く、提携校への参加が必要です

私たちNIJIN高等学院(ニジ高)についても、良いところと注意点を正直にお伝えします。ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校で、福島市からでも全国どこからでも、家から授業に参加できます。

  • 担任制で、学習と生活のリズムを一緒に整えます。
  • カメラ・マイクはオフのまま、チャットだけでの参加から始められます。
  • 中学の内容の学び直しや、授業のアーカイブ視聴に対応しています。
  • 転入・編入による途中からの入学ができ、出願費用は無料です。

注意点もあります。ニジ高そのものは高校ではなく、学院内でのスクーリングはありません。高校卒業資格は提携する通信制高校で取るため、提携校のスクーリングには参加が必要です(準備や当日までの支援は私たちが行います)。また、ニジ高は医療機関ではありません。治療が必要な体調の不調がある場合は、医療機関とあわせて考えてください。

費用は高校の学費とサポート校の費用の合計になります。金額は学費のご案内でご確認ください。

明るい相談室の丸テーブルで、職員から予定表の説明を受ける保護者と高校生
個別相談では、同じ質問をすべての学校にすると比べやすくなります

迷ったら3ステップ。「市内で受けられる日」を数えるところから

ステップ1:平日と週末、どちらなら家を出やすいかを家族で話す。郡山萌世なら、月曜の福島県教育センターと、協力校の福島東高校のどちらが使いやすいかが見えてきます。

ステップ2:候補を2〜3校に絞り、スクーリングの会場・曜日・費用・使える補助を1枚の表にする。公立・私立・広域通信制を同じ表に並べるのがコツです。

ステップ3:個別相談で、すべての学校に同じ質問をする。次の表をそのまま使ってください。

聞くこと 質問の例
スクーリング 「年に何日、どの会場ですか。福島市内で受けられる日は何日ですか」
費用 「就学支援金と県の減免を引く前と後で、1年目の総額を教えてください」
入学時の費用 「入学金や教材費など、減免の対象外になる費用はいくらですか」
休んだとき 「スクーリングの日に体調を崩したら、別の日や会場で受けられますか」
転入の単位 「今の高校で取った単位は、何単位引き継げますか」

学校とは別に、公的な相談先もあります。福島市に住む小中学生であれば、福島市総合教育センター(天神町)の「ふれあい教室」が利用できます(在籍校と保護者の同意が必要、問い合わせは教育研修課 教育支援係 024-536-7700)。同センターではハートサポート相談員やスクールカウンセラーによる教育相談も行っています(福島市 ふれあい教室)。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

郡山萌世の協力校と私立・サポート校、福島市から続けられる形を並べます

個別相談会では、福島市内で受けられるスクーリングの日数と体調から、通い方の候補を一緒に洗い出します。公立・私立・オンラインのサポート校を同じ表に並べるところからで構いません。

個別相談会を見てみる →

よくある質問

Q. 福島市に住んでいて、郡山萌世高校のスクーリングはどこで受けられますか?

A. 令和8年度は、福島市の福島東高校が協力校になっています。また、月曜のスクーリングは福島県教育センター(福島市瀬上町)でも実施されています。協力校は年度で変わることがあり、科目によって会場が違う場合もあるので、学校に確認してください。

Q. 郡山萌世高校の費用は、1年でどれくらいですか?

A. 入学料は350円で、授業料は科目ごとに1単位の科目170円〜4単位以上の科目680円です。登録する科目の組み合わせで総額が変わります。教科書などの費用は別にかかります。

Q. 私立の通信制に、福島県の授業料の減免は使えますか?

A. 福島県の私立高等学校等授業料減免制度は、通信制も対象です(県内に住んでいる人)。支給額は登録単位数によって変わります。入学料の支援は全日制のみです。

Q. 福島市内で、週に何日か通う形の通信制はありますか?

A. 福島市野田町の桜の聖母学院高校 通信制課程は、スクーリングが水曜・土曜の形です。令和8年4月に開設した女子校で、定員は30人、対象地域は福島県・宮城県とされています。開設したばかりの課程なので、募集の時期や費用は公式サイトで最新の要項を確認してください。

Q. 家から出られない時期でも、高校卒業を目指せますか?

A. 目指せます。ただ、どの通信制高校にもスクーリングはあります。オンラインで学習のリズムを取り戻してから、少しずつスクーリングに出る順番で進めるご家庭もあります。

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「市内に無い」は、「選べない」ではありません

福島市には公立の通信制高校の本校がありません。けれど、協力校の福島東高校や福島県教育センターでスクーリングを受けられる仕組みがあり、市内には私立の新しい通信制課程や、駅前の拠点もあります。

大切なのは、学校の数ではなく、お子さんが通える日を1日ずつ数えていくことです。公立・私立・サポート校を同じ表に並べて、「これなら続けられそう」と思える形を一緒に探していきましょう。

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福島市に公立の本校が無くても、学びを続ける道はつながっています。

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