高校 留年後の進路は3つ|残る・転校・高卒認定を比べて選ぶ【2026】

「留年が決まったと言われた」「このままもう1年、同じ学年をやり直すしかないの?」。担任の先生から連絡を受けた直後は、頭が真っ白になって、何から考えればいいのか分からなくなりますよね。本人も保護者も、責める気持ちや焦りが先に立ってしまうのは自然なことです。

先に結論を書きます。高校で留年が決まったあとの進路は、大きく分けて「今の学校に残る」「通信制高校などへ転校(転入)する」「高卒認定試験を使う」の3つです。どれが正解ということはなく、残っている単位、体調、卒業したい時期、将来の希望によって選びやすい道が変わります。3つは組み合わせることもできます。

この記事では、文部科学省の「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」の統計表(令和6年度)、学校教育法施行規則の条文(e-Gov法令検索)、高卒認定試験のQ&A、就学支援金のQ&Aを実際に開いて、留年が決まったあとの3つの道を比べました。公式の資料で確かめられなかったことは、確かめられなかったと書いています。急いで決めなくて大丈夫です。まずは全体を見渡すところから始めましょう。

今の高校に通い続けるのが難しいと感じている場合は、自宅からオンラインで学ぶという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。

目次

結論:高校で留年が決まったあとの進路の早見

  • 進路は大きく3つです。①今の学校に残って卒業をめざす、②通信制高校などへ転校(転入)する、③高卒認定試験を受ける。組み合わせることもできます。
  • 令和6年度に高校で留年(原級留置)した人は全国で8,741人(在籍者の0.3%)。珍しいことですが、あなただけではありません。
  • 残る道は、同じ学校の卒業資格を得られる一方、卒業が1年遅れ、学校によっては修得済みの科目もやり直しになります。
  • 転校の道は、修得した単位と在籍期間を引き継いで移れます。全日制・定時制・通信制の間の転学は、修得した単位に応じて相当学年に入れると施行規則92条に定められています。
  • 転校するなら、今の学校に籍があるうちに動くのが基本です。いったん退学すると「転入」ではなく「編入」になり、受け入れの時期が変わることがあります。
  • 高卒認定は、大学などの受験資格が得られますが、合格しても最終学歴は「高校卒業」になりません。高校に在籍したまま(休学中でも)受験できます。
  • オンライン中心で学ぶなら、通信制高校とサポート校(ニジ高など)を組み合わせる方法もあります。ただしサポート校は高校ではなく、卒業資格は在籍する通信制高校で取ります。
オンラインで学ぶNIJIN高等学院の生徒
NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制サポート校です。全国どこからでも。カメラ・マイクはオフのままで大丈夫です。
体験説明会を見てみる →

留年が決まっても、道は閉じていません。まず「何が足りなかったのか」を確かめます

留年が決まったとき、多くの人が最初に考えるのは「もう終わりだ」「みんなに何て言おう」ということです。でも、進路を考えるうえで本当に大事なのは、何が、どれだけ足りなかったのかという事実のほうです。

同じ「留年」でも、出席が足りなかった科目が1つだけなのか、ほとんどの科目なのかで、次の一手はまったく違います。体調を崩して休んだのか、学校の環境が合わなかったのか、勉強についていけなくなったのかでも、合う道は変わります。

文部科学省の調査では、令和6年度に高校で不登校だった生徒は67,782人。そのうち原級留置(留年)になったのは2,963人(4.4%)、中途退学に至ったのは10,566人(15.6%)でした。学校に行けない時期があっても、留年にならなかった人のほうがずっと多いということです。数字は、あなたの状況を責めるためのものではありません。道はいくつもあることを確かめるための材料です。

最初にやることは、担任の先生に次の3つを聞いて、紙に書き出しておくことです。

  • 単位が足りなかった科目はどれか(出席の不足か、成績の不足か)
  • 留年した場合、今年度に修得した単位はどう扱われるか(残るのか、取り消されてやり直しになるのか)
  • 転校する場合に、単位修得証明書や在学証明書をいつ出してもらえるか

この3つが分かると、この先の比べ方がぐっと具体的になります。

夕暮れの川沿いの道を、母親と娘が並んで話しながら歩いている
留年が決まったら、まず何が足りなかったのかを親子で落ち着いて整理します。

留年は「欠席日数」だけでなく、科目ごとの出席と成績で決まります

「年間の3分の1休んだら留年」という話をよく聞きますが、国が日数で決めているわけではありません。学校教育法施行規則は、高校の各学年の課程の修了(進級)について、校長が生徒の平素の成績を評価して定めるとしています(第104条で第57条を準用)。どう評価するかの具体的な基準は、それぞれの学校の規程で決まります。

多くの学校では、科目ごとに授業時数の3分の2以上の出席を単位を認める目安にしています。つまり、年間の登校日数ではなく、「数学Ⅰは何時間欠課したか」「体育は何時間か」と、科目ごとに数えます。授業の少ない科目ほど、少ない欠課で上限に届きます。出席の数え方の詳しい仕組みは高校 出席日数の記事、欠席日数の目安は高校 欠席日数の記事で整理しています。

成績のほうは、定期テストの点数だけでなく、提出物や授業への取り組みも含めて評価されることが多く、いわゆる「赤点」の基準も学校ごとに違います。赤点を1回取っただけで即留年になるとは限らず、学校によっては追試や補習、課題の提出などで単位を認める機会(追認)を設けています。

学校によっては、長期休みの補習で出席の不足を補えることもあります。留年が「決まりそう」な段階なら、まずこうした機会が残っていないかを担任に確かめてください。すでに「決まった」と伝えられている場合でも、どの科目がどういう理由で足りなかったのかを聞いておくことは、次の学校で単位を取り直すときにも役立ちます。

確かめることどこで分かるか進路にどう関わるか
足りない科目と理由担任・成績の通知転校先で取り直す科目の見通しが立つ
今年度の単位の扱い学校の規程(学業成績の評価や進級に関する内規)残る道で、何をやり直すかが決まる
追試・補習・課題の機会担任・教科の先生留年そのものを避けられる場合がある
証明書の発行時期学校の事務室転入の出願に間に合うかが決まる

留年した人は全国で8,741人。全日制の普通科なら0.1%です

文部科学省の調査(令和6年度)によると、令和7年3月末の時点で進級または卒業が認められなかった高校生(原級留置者)は、全国で8,741人でした。在籍者に占める割合は0.3%です。課程や学科ごとに見ると、割合には大きな差があります。

課程・学科原級留置者在籍者に占める割合
全日制・普通科3,108人0.1%
全日制・専門学科1,196人0.2%
全日制・総合学科401人0.3%
定時制1,096人1.5%
通信制2,940人1.0%
合計8,741人0.3%

学年別では、1年生が2,643人と最も多く、2年生が1,776人、3年生が452人でした(学年による区分のない単位制の課程は別に3,835人)。数字の上では、1年生の終わりに進級が認められなかった人が最も多いことになります。

同じ調査で、令和6年度に高校を中途退学した人は44,571人(中途退学率1.4%)でした。やめた理由として学校が選んだものを見ると、「別の高校への入学を希望」が10,621人(23.8%、約4人に1人)、「高卒程度認定試験受験を希望」が1,256人(2.8%)、「学業不振」が2,814人(6.3%)です。令和6年度だけでも、別の高校で学び直そうとする人が1万人以上いたことになります。

出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」(令和6年度。統計表6-7「課程・学科・学年別原級留置者数」、6-4「事由別中途退学者数」はe-Statで公開)

令和6年度に高校を中途退学した44,571人のうち、別の高校への入学を希望した人が10,621人(23.8%)で、高卒程度認定試験の受験を希望した人は1,256人だったことを示す図
出典:文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」令和6年度

進路は3つ。「残る・転校する・高卒認定」を1枚で比べます

ここからは、3つの道の違いを並べて見ていきます。表は全体像をつかむためのもので、細かい条件は学校ごとに違います。

比べる点①今の学校に残る②通信制などへ転校③高卒認定
得られるもの今の学校の卒業資格転校先の高校の卒業資格高校卒業と同等以上の学力の認定(学歴は高校卒業ではない)
卒業などの時期原則1年遅れる残りの単位しだい。同じ時期に間に合う場合もある年2回の試験で、必要な科目に合格した時点
これまでの単位学校の規程による(やり直しになる学校もある)修得した単位と在籍期間を引き継ぐ高校で修得した単位で科目が免除されることがある
通う場所今の学校に毎日自宅学習が中心。スクーリングには参加が必要通学は不要(勉強の場は自分で確保)
お金の支援就学支援金は全日制で原則36月まで通信制は48月から全日制の在学月数×4/3を差し引いた月数就学支援金の対象外(高校生でなくなった場合)

どの道にも、よいところと気をつけるところがあります。次の3つの節で、1つずつ詳しく見ていきます。

①残る道は、卒業資格は変わらないが、学年のやり直しと支援金の期間に気をつけます

今の学校にもう1年とどまって、進級・卒業をめざす道です。卒業が1年遅れても、卒業すれば同じ高校の卒業資格であることに変わりはありません。部活や先生との関係、慣れた通学路を続けられるのは大きな利点です。

一方で、気をつけたいことが3つあります。

  • やり直す範囲:学年制の学校では、留年した学年の科目を履修し直すことになります。学校によっては、その年度に修得した科目の単位も取り消され、全部やり直しになると規程で定めているところがあります。留年の回数や在学年数の上限も学校の規程しだいです。詳しくは高校 留年 何年までの記事で、実際の規程を確かめています。
  • 人間関係:1つ下の学年のクラスに入ることになります。気にならない人もいれば、同級生が先輩になることがつらくて通いにくくなる人もいます。どちらが自分に近いかは、正直に考えてよいところです。
  • 就学支援金の期間:文部科学省のQ&Aでは、全日制で3年(定時制・通信制は4年)を超えて在学している生徒は就学支援金の対象外とされています。全日制で1年留年すると、4年目の授業料は支援されない場合があります。私立の場合は特に、学校の事務室で確かめておきましょう。

「残る道」が合いやすいのは、足りなかった科目が少なく原因がはっきりしている人、学校そのものは嫌いではない人、今の学校の卒業にこだわりがある人です。反対に、体調や環境が原因で登校そのものが難しくなっている場合は、同じ環境でもう1年がんばるのが本当に良いのか、立ち止まって考えてみてください。

②転校する道は、単位と在籍期間を持って移れる。在籍したまま動くのが基本です

別の高校に移って、卒業をめざす道です。学校教育法施行規則第92条は、転学を志望する生徒がいるとき、校長が在学証明書などを転学先に送り、転学先の校長は教育上支障がない場合に転学を許可できると定めています。さらに第2項で、全日制・定時制・通信制の課程の間の転学は、修得した単位に応じて相当学年に転入できるとしています。

全日制から全日制への転校もできますが、受け入れるかどうかは転学先の判断で、公立高校の転入の条件は都道府県によって違います。転校先の候補としては、学年ではなく単位を積み上げて卒業をめざす通信制高校もあります。手続きの流れは高校 転校の記事で詳しく説明しています。

通信制に移ると、単位と在籍期間を引き継げます

通信制高校の卒業には、3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上が必要です。転入の場合、前の学校の在籍期間と修得した単位を引き継げるので、残りの単位の数によっては、もとの同級生と同じ時期に卒業できる場合があります。ただし、1年間に修得できる単位数や転入の時期によって見通しは変わるので、「間に合うかどうか」は転入先の学校で個別に確かめてください。

通信制高校には、途中から入って卒業する人も少なくありません。文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」では、2024年度の卒業生90,872人のうち、その学校での在籍期間が1〜3年未満だった人が38,209人(42.0%)いました。卒業には通算3年以上の在籍が必要なので、この人たちの多くは、ほかの高校から移ってきた人だと考えられます。

通信制高校で「留年」がどう扱われるかは、通信制高校 留年の記事で説明しています。

籍があるうちに動くと「転入」、退学してからだと「編入」

区分今の学校の籍受け入れの時期在籍期間
転入学ある(休学中を含む)学校ごとに違う(随時受け付ける学校もある)前の学校の期間とすき間なくつながる
編入学ない(退学した後)時期を決めている学校もある退学から入学までの空白は在籍期間に入らない

留年が決まったあと「とりあえず退学してから考えよう」とすると、編入学の扱いになり、入れる時期が限られたり、在籍期間に空白ができたりすることがあります。転校を考えているなら、今の学校に籍があるうちに転入先に相談するのが基本です。違いの詳細は転入学 編入学 違いの記事をご覧ください。

就学支援金は、全日制にいた月数を差し引いて計算します

通信制の就学支援金の支給期間は原則48月です。全日制から移った場合は、「48月−全日制の在学月数×4/3(端数切り捨て)」で残りの月数を計算します(文部科学省「高等学校等就学支援金制度に関するQ&A」の計算例では、全日制に20月いた場合、通信制では22月分)。たとえば全日制に2年(24月)在学してから移ると、48−32で16月分になります。支援されるのは通信制高校の授業料で、サポート校の費用は対象外です。

転校の道で気をつけること

通信制高校は自宅での学習が中心ですが、通学がゼロになるわけではありません。単位を取るには、リポート(添削指導)とスクーリング(面接指導)と試験の3つが必要で、スクーリングには参加が必要です。週に何日通うのか、年に数日の集中型なのか、宿泊を伴うのかは学校やコースで大きく違います。体調に不安がある場合は、スクーリングの形を最初に確かめておきましょう。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

台所のテーブルで、高校生の妹と兄が紙に矢印と四角を書いて計画を立てている
転校を考えるときは、今の単位と在籍期間を紙に書き出してみると整理しやすくなります。

③高卒認定は、大学などの受験資格は得られるが、学歴は「高校卒業」になりません

高等学校卒業程度認定試験(高卒認定・高認)に合格すると、高校を卒業した人と同等以上の学力があると認められ、大学・短大・専門学校の受験資格が得られます。年2回(8月と11月)実施され、2026年度の第2回試験は11月7日・8日です(出願は9月11日まででした)。合格に必要なのは9〜10科目で、受験料は最大8,500円です。

文部科学省のQ&Aから、留年後の進路を考えるうえで大事な点を抜き出すと、次のとおりです。

  • 合格しても、最終学歴は「高校卒業」にはなりません。文部科学省は、高校を卒業しなければ最終学歴は高校卒業にならないと明記しています。
  • 高校に在籍したまま受験できます。全日制・定時制・通信制に在籍中でも、休学中でも受験できます。退学する必要はありません。
  • 高校で修得した単位で、試験科目が免除されることがあります。ただし全部の科目を免除にして合格者になることはできず、最低1科目は受験して合格する必要があります。
  • 逆に、高認で合格した科目が高校の単位として認められることもあります。欠席が多くて修得できなかった科目を高認で受験し、学校長の判断で単位と認められる場合があります。認めるかどうかは学校長の判断なので、出願前に学校と相談するよう文部科学省は案内しています。
  • 18歳未満で合格した場合は、満18歳の誕生日から合格の効力が生じます。年度内に18歳になるなら、大学受験はできます。

高認は「高校をやめる人のための試験」と思われがちですが、実際には高校に残りながら、あるいは転校しながら使える道具でもあります。一方で、就職では「高校卒業」が条件になっている求人もあり、高認の合格をどう扱うかは会社ごとに違います(文部科学省は、高認合格を高校卒業と同等とみなしている採用試験・国家資格の一覧を公開しています)。高認と通信制高校の比べ方は、通信制高校 高認 違いと高卒認定 通信制高校 どっちの記事で詳しく整理しています。

出典:文部科学省「高等学校卒業程度認定試験Q&A」、高等学校卒業程度認定試験(令和8年度の日程)

3つの道は、組み合わせて使うこともできます

「残るか、やめるか」の二択で考えると苦しくなりますが、実際には次のような組み合わせもあります。

  • 残りながら、高認の科目を受けておく:欠席で修得できそうにない科目を高認で受け、学校長の判断で単位として認めてもらえるかを相談する。認められなくても、合格した科目は記録に残ります。
  • 転入してから、高認を併用する:通信制高校で卒業をめざしながら、大学受験の時期に合わせて高認も使えるようにしておく。どちらが自分に合うかを、途中で選び直せます。
  • 休学して、体調を整えてから決める:休学中も籍はあるので、転入の道も高認の道も残ります。ただし休学中の学費や就学支援金の扱いには注意が必要です。詳しくは高校 休学 学費の記事で整理しています。

どの組み合わせでも、今の学校の籍を先に手放さないことが、選べる道を多く残すコツです。

状況別の選び方:体調・残りの単位・進路の希望で、合う道が変わります

自分の状況に近い行を探してみてください。「考えやすい道」は目安で、1つに決める必要はありません。

いまの状況考えやすい道先に確かめること
足りない科目が1〜2つで、学校は嫌いではない①残る(追認の機会も確認)今年度の単位の扱い、4年目の学費と支援金
体調不良で登校そのものが難しい②通信制へ転入、または休学して回復を優先スクーリングの形、主治医の意見
学校の環境や人間関係が合わない②転入転入の受け入れ時期、学習の支えの有無
同級生と同じ時期に卒業したい②転入(単位の引き継ぎ)修得済みの単位数、年間に取れる単位数
早く大学受験の資格がほしい③高認(在籍しながらも可)免除される科目、合格の効力が生じる時期
まだ何も決められない籍を残したまま情報を集める年度の切り替えまでの日程

留年の判断は多くの場合、学年末の3月に出ます。4月からの新しい年度にどこで学ぶかを考えると、動ける時間は長くありません。ただ、焦って決めて後悔するより、2〜3週間かけて情報を集めるほうが、結果として早く落ち着くことが多いものです。

高校で留年が決まったあと、今の学校に残ると今の学校の卒業資格が得られ単位の扱いは規程しだいで卒業が原則1年遅れ、通信制へ転校すると単位を引き継いで転校先の卒業資格をめざせ、高卒認定では受験資格は得られるが学歴は高校卒業にならないことを比べた表
出典:学校教育法施行規則、文部科学省「高等学校卒業程度認定試験Q&A」

よくある誤解:「留年したら終わり」でも「転校すれば楽になる」でもありません

  • 誤解1:「留年したら人生が終わる」
    卒業が1年遅れても、卒業資格は同じです。転校や高認という道もあり、令和6年度には中途退学した人のうち1万人以上が「別の高校への入学」を理由に挙げています。道を変えて学び続ける人はたくさんいます。
  • 誤解2:「欠席日数が年間の3分の1を超えたら留年」
    国の基準は日数ではなく、校長が平素の成績を評価して進級を認めるという定めです。多くの学校は科目ごとの授業時数で出席を数えます。
  • 誤解3:「高認に受かれば高卒になる」
    文部科学省のQ&Aのとおり、最終学歴は高校卒業になりません。大学に進学して卒業すれば、最終学歴は大学卒業になります。
  • 誤解4:「通信制なら通わなくても卒業できる」
    スクーリングと試験への参加、リポートの提出が必要です。自分のペースで進められる反面、続ける仕組みを自分で整える必要があります。
  • 誤解5:「いったん退学して、ゆっくり考えればいい」
    退学すると転入ではなく編入の扱いになり、入れる時期が限られることがあります。考える時間がほしいときは、休学や籍を残したままの相談を先に検討しましょう。

保護者の方へ。留年が決まったとき、本人がいちばん自分を責めていることが少なくありません。「なぜ休んだの」より先に、「これからどうしたいか、一緒に考えよう」と声をかけるだけで、話し合いはずっと進めやすくなります。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

「今の学校でもう1年がんばるのは難しそう。でも高校卒業はめざしたい」。そう考えた方の選択肢の1つとして、NIJIN高等学院(ニジ高)を紹介します。

ニジ高は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも、海外からも参加でき、担任がつきます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。中学の内容の学び直しや授業のアーカイブ視聴にも対応していて、生活リズムに波があっても学べるように設計しています。年度の途中からの入学(転入・編入)もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきました(グループ全体)。生徒会・サークル・学園祭・企業とのコラボもあります。

そのうえで、正直にお伝えしておくことがあります。

  • ニジ高そのものは高校ではありません。高校卒業の資格は、提携する通信制高校に在籍して取ります。卒業の条件、単位の引き継ぎ、調査書などは、在籍する通信制高校のものです。
  • 学院の中でのスクーリングはありませんが、提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要です。ニジ高は日程の調整や準備を支えます。
  • 費用は、通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が当たるのは通信制高校の授業料で、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内でご確認ください。
  • 提携校以外の通信制高校に在籍したまま、ニジ高を併用する形もあります。その場合も、卒業資格やスクーリングは在籍する高校のものです。

留年が決まったあとの転入では、今の学校で修得した単位がどのくらい引き継げるか、いつから通えるかによって見通しが変わります。ほかの学校と同じ条件で比べる候補の1つにしていただければ十分です。

迷ったときの進め方(3ステップ)

  1. 今の学校で「事実」を集める。足りない科目と理由、今年度の単位の扱い、追試や補習の機会、証明書の発行時期を担任に確かめます。この段階では、まだ何も決めなくて大丈夫です。
  2. 3つの道を、自分の条件で並べる。上の比較表と状況別の表を見ながら、「残る場合」「転入する場合」「高認を使う場合」それぞれの卒業時期と費用を書き出します。転入を考えるなら、候補の学校に修得済みの単位数を伝えて、卒業の見通しを聞きます。
  3. 籍を残したまま、相談の場を2〜3か所使う。今の学校の担任、転入先の候補の学校、必要なら主治医やスクールカウンセラー。同じ質問をいくつかの場所でしてみると、自分に合う道が見えてきます。

転入先の候補としてオンライン中心の学び方も比べてみたい場合は、体験説明会・個別相談で、今の単位の状況から話を聞かせてください。

リビングのソファで、父親と息子がノートパソコンでオンラインの相談をしている
迷ったときは、オンラインの説明会や相談で話を聞いてみるのも一つの方法です。
オンラインで学ぶニジ高の生徒

留年後の道、今の単位の状況から一緒に整理してみませんか

ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校で、年度途中の転入・編入もできます。カメラオフ・チャット参加から始められます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。転校を決める前の相談からどうぞ。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 留年が決まったら、いつまでに進路を決めればいいですか?

A. 一律の期限はありませんが、留年の判断は学年末の3月に出ることが多く、4月からどこで学ぶかを考えると、動ける期間は長くありません。転入を考えるなら、今の学校に籍があるうちに転入先に相談するのが基本です。受け入れの時期や出願の期限は学校ごとに違うので、候補の学校に早めに確かめてください。

Q. 留年した学年で取った単位は、転校先に持っていけますか?

A. 転校先に引き継げるのは、今の学校が修得を認めた単位です。学年制の学校では、留年した年度の単位の扱いが規程で決まっていて、取り消しになる学校もあります。単位修得証明書を発行してもらい、転入先の学校で何単位が引き継げるかを確かめましょう。

Q. 高卒認定を受けるには、高校をやめないといけませんか?

A. やめる必要はありません。文部科学省のQ&Aでは、全日制・定時制・通信制に在籍中でも、休学中でも受験できるとされています。高校で修得した単位で科目の免除を受けられることもあります。

Q. 通信制に転入すれば、もとの同級生と同じ時期に卒業できますか?

A. 前の学校の在籍期間と修得した単位を引き継げるので、残りの単位の数によっては同じ時期に卒業できる場合があります。ただし、1年間に取れる単位数や転入の時期によって変わるため、修得済みの単位数を伝えて、転入先で見通しを確かめてください。

Q. 留年して4年目になると、学費の支援はどうなりますか?

A. 文部科学省のQ&Aでは、全日制で3年(定時制・通信制は4年)を超えて在学している生徒は就学支援金の対象外とされています。全日制で留年した場合、4年目の授業料は支援されないことがあります。通信制に移る場合は、48月から全日制の在学月数の4/3倍を差し引いた月数が支給期間になります。

留年は、道の終わりではなく、道を選び直すきっかけです

留年が決まった直後は、自分を責めたり、家族とぶつかったりしてしまうこともあると思います。でも、今回わかったのは「今の学校の、今のやり方では単位が足りなかった」という事実であって、あなたの価値や将来が決まったわけではありません。

今の学校に残る道も、転校する道も、高卒認定を使う道も、それぞれに卒業や進学へつながっています。大切なのは、籍を残したまま事実を集めて、自分の体調や希望に合う道を落ち着いて選ぶことです。今日決めなくて大丈夫です。まずは担任の先生に、足りなかった科目を1つずつ聞くところから始めてみてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒
オンラインで、青春する。

残るか移るか決める前の段階から、相談を受け付けています

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

あわせて読みたい

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次