「通信制高校がたくさんありすぎて、どこを選べばいいのか分からない」「パンフレットを見ても、どこも同じに見える」。通信制高校を調べ始めると、多くの人がここで手が止まります。学校が増え、コースの名前も学校ごとに違うので、迷うのは自然なことです。
学校を比べるときの全体像(比べる8項目・進め方6ステップ・個別相談で聞く10項目)は、通信制高校の選び方ガイドにまとめています。
先に結論を書きます。通信制高校の選び方は、①通い方(通学の頻度とスクーリングの場所)、②お金(学費と就学支援金)、③支え(相談できる人と体制)、④進路と学び、の4つのポイントで比べると整理できます。そして、どのポイントも「その学校が公表している情報」と「説明会で聞いた答え」で確かめられます。
この記事では、文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年8月31日公表)、通信制高等学校情報発信サイトとその掲載データ、「高等学校通信教育の質の確保・向上のためのガイドライン」を実際に開いて、4つのポイントを数字で確かめました。公式の資料で確かめられなかったことは、確かめられなかったと書いています。特定の学校をすすめる記事ではありません。
毎日決まった時間に学校へ通うのが難しい場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校の選び方の早見
- 通信制高校は全国に323校(公立81・私立227・株式会社立15。2025年5月1日時点)。卒業すれば、全日制と同じ「高等学校卒業」になります。
- ポイント①通い方:通学の頻度は週5日から年に数日の集中スクーリングまで幅があります。週5通学コースの生徒は全体の12.5%で、集中スクーリング型(28.9%)や月1〜2回などの型(33.2%)のほうが多いのが実態です。
- スクーリングの場所は、本校か「面接指導等実施施設」に限られます。家から行ける会場があるか、泊まりがけになるかを先に確かめます。
- ポイント②お金:就学支援金が使えるのは通信制高校の授業料だけです。私立の通信制は年33万7,200円(1単位13,668円)まで、2026年度から所得制限はありません。サポート校の費用は対象外です。
- ポイント③支え:スクールカウンセラーに相談できる体制がある学校は84.5%、スクールソーシャルワーカーは38.4%。体制は学校によって大きく違います。
- ポイント④進路と学び:通信制高校の卒業者の約29%が大学等へ進学しています(令和6年度間)。eスポーツやプログラミングなどの多くは、学科ではなくコースです。
- ひとりで続けるのが不安なら、サポート校(学習等支援施設など)を組み合わせる方法もあります。ニジ高もその1つで、高校ではない点を含めて後半で説明します。
迷うのは「ここで続けられるか」が見えないから。比べる順番を決めると、迷いは小さくなります
通信制高校選びで迷う理由は人それぞれですが、いちばん多いのは「この学校なら最後まで続けられるだろうか」という不安です。その不安の出どころを書き出してみると、次のようなものが多いはずです。
- 中学校や前の高校で、学校に行けない時期があった
- 体調が安定せず、朝決まった時間に動けない日がある
- 仕事やアルバイト、やりたい活動と両立したい
- 勉強が苦手で、ついていけるか心配
- 大学に行きたいけれど、通信制からで間に合うのか分からない
実際、文部科学省の実態調査では、2025年度に通信制高校へ入学した77,998人のうち44,461人(57.0%)が、中学3年生のときに不登校だった生徒でした。不安を抱えて通信制高校を選ぶのは、珍しいことではありません。
だからこそ、学校の雰囲気やパンフレットの印象から入るのではなく、「自分が続けられない理由」をつぶせる学校かどうかで比べるのが近道です。朝が苦手なら通い方を、お金が心配なら費用の内訳を、ひとりで抱え込みやすいなら相談の体制を、先に見ます。下の表で、自分の不安がどのポイントにつながるかを確かめてみてください。
| いちばんの不安 | 先に見るポイント | 確かめること |
|---|---|---|
| 毎日は通えない・朝がつらい | ①通い方 | 通学の頻度、スクーリングの日数と場所 |
| 学費が払えるか心配 | ②お金 | 授業料と、それ以外の費用の内訳 |
| ひとりで続けられるか心配 | ③支え | 担任・カウンセラー・連絡の頻度 |
| 卒業後が見えない | ④進路と学び | 卒業者の進路、学び直しの有無 |
通信制高校は全国に323校。卒業すれば、全日制と同じ「高等学校卒業」です
比べる前に、通信制高校の基本を押さえておきます。文部科学省の通信制高等学校情報発信サイト「よくある質問」によると、通信制高校を卒業したときの最終学歴は、全日制高校や定時制高校と同じ「高等学校卒業」です。学ぶ方法は、レポートの提出(添削指導)、スクーリング(面接指導)、試験、そしてテレビやインターネットなどを使った学習の4つです(同サイト「通信制高校とは?」)。
卒業には、3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上が必要です。この条件はどの通信制高校でも同じなので、学校ごとに違うのは「そこまでの進み方」です。
文部科学省の「令和7年度 通信制高等学校実態調査」で、全体の姿を見てみます。
| 項目 | 数字 | 読み方 |
|---|---|---|
| 学校数 | 323校(公立81・私立227・株式会社立15) | 7割が私立 |
| 広域・狭域 | 広域133校・狭域190校 | 3つ以上の都道府県から入れる広域は4割ほど |
| 在籍生徒数 | 306,711人(2025年3月31日) | 高校生の中で少数派ではない |
| 2025年度の入学者 | 77,998人 | うち57.0%が中3で不登校 |
| 連携する施設 | 4,341か所 | スクーリング会場と学習支援の施設 |
学校の数は、情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)では349校に増えています。数えている時点と対象が違うため、この記事では、調査の数字は調査の時点のものとして書いています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。
通信制高校そのものの仕組みを詳しく知りたい場合は、通信制高校とはの記事で、全日制との違いや単位の数え方を整理しています。

入学の前提:中学を卒業(見込み)なら出願でき、選考は面接が中心。転入・編入は時期を確かめます
通信制高校に入学できるのは、学校教育法第57条のとおり、中学校を卒業した人(卒業見込みの人を含む)や、それと同等以上の学力があると認められた人です。高校をすでに卒業している人が出願できるかどうかは、学校ごとの募集要項で確かめてください。
入学者の選び方は、実態調査で数えると次のとおりでした(323校。1校で複数の方法を使う学校があります)。
| 入学者選抜の方法 | 行っている学校数 | 割合の目安 |
|---|---|---|
| 面接 | 296校 | ほとんどの学校 |
| 調査書などの書類 | 230校 | 7割ほど |
| 作文・小論文 | 154校 | 半分ほど |
| 学力検査 | 91校 | 3割ほど |
学力検査を行う学校は3割ほどで、面接と書類が中心です。ただし、公立の学校には学力検査を行うところもあります。出願する学校が何で選ぶのかは、その学校の募集要項で確かめてください。
転入・編入もできる?
今ほかの高校に在籍している人や、以前在籍していて退学した人も、通信制高校に入ることができます。入り方は3つに分かれます。
| 入り方 | 対象 | 前の学校の単位 |
|---|---|---|
| 新入学 | 中学を卒業(見込み)で、高校に在籍していない人 | なし |
| 転入学 | ほかの高校に在籍中の人(休学中を含む) | 在籍期間とあわせて引き継げる |
| 編入学 | 高校を退学した人 | 修得した単位を、学校が認めれば引き継げる |
受け入れの時期は学校によって違います。年度の途中でも受け入れる学校がある一方で、募集の時期や回数を決めている学校もあります。在籍期間が途切れると卒業の時期が遅れることがあるので、転入を考えている場合は、今の学校をやめる前に受け入れ時期を確かめるのが安全です。詳しくは通信制高校 転入 条件の記事にまとめています。
新入学はいつから準備する?
新入学は4月に始まるのが基本です。出願や選考の時期、説明会の日程は学校ごとに違うので、気になる学校の公式サイトで日程を確かめ、説明会や個別相談に参加しておくと、比べる材料がそろいます。中学3年生の月ごとの動き方は通信制高校 出願 いつからの記事で紹介しています。
ポイント①通い方:週5日から年に数日まで型はさまざま。「続けられる頻度」から選びます
「通信制高校は学校に行かなくてよい」と思われがちですが、通学はゼロではありません。単位を取るには、先生から直接指導を受けるスクーリング(面接指導)への参加が必要です。そのうえで、学校によっては、スクーリングとは別に「週◯日通学コース」などを用意しています。
実態調査で、通学頻度別のコースに在籍している生徒を数えると、次のようになりました(合計300,406人。高校の正規の教育課程ではない通学コースも含みます)。
| 通学の型 | 生徒数 | 割合 |
|---|---|---|
| 週5日 | 37,505人 | 12.5% |
| 週2〜4日 | 39,289人 | 13.1% |
| 週1日 | 36,929人 | 12.3% |
| 集中スクーリング型 | 86,961人 | 28.9% |
| その他(月1〜2回・都合のよい日など) | 99,722人 | 33.2% |
週2〜4日は、週4日5,712人・週3日20,013人・週2日13,564人の合計です。週1日も合わせると、週1〜4日の型は76,218人(25.4%)です。毎日通う型は全体の1割あまりで、年に数日の集中スクーリングや、月に数回の型のほうが多いことが分かります。
登校型・集中型・合宿型の比較
通い方を大きく3つに分けると、向いている人が見えてきます。
| 型 | 特徴 | 合いやすい人 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 登校型(週1〜5日) | 決まった曜日に通う | 生活リズムを作りたい、友達と会いたい | 通える範囲の学校から選ぶことになる |
| 集中型 | 年に数日、まとめて通う | 普段は家で自分のペースで学びたい | 1日の時間が長い。交通費がかかることも |
| 合宿型 | 数日間泊まりがけで受ける | 遠くの学校も候補に入れたい | 宿泊費・交通費がかかる。集団生活がある |
文部科学省のガイドラインは、集中スクーリングについて、健康面を考え、たとえば1日8単位時間までを目安にするなど、1日に行う面接指導の時間数を適切に定めるよう学校に求めています。泊まりがけの日程が体力的に合うか、事前に1日の時間割を聞いておくと安心です。
もう1つ大事なのは、「週◯日通学コース」の多くは、高校の授業(面接指導)とは別の活動だという点です。ガイドラインは、学校として行う通信教育と、正規の教育課程ではない通学コースを「明確に区別」するよう求めています。通学コースに通っていても、スクーリングの日程は別にある場合があるので、両方の予定を分けて聞いてください。

スクーリングの会場は本校か「面接指導等実施施設」だけ。家から行ける会場と、入れる区域を先に確かめます
スクーリングを受けられる場所は決まっています。情報発信サイトの説明では、スクーリングは本校や面接指導等実施施設に登校して受けるものです。通信制高校には、本校のほかに2種類の施設があります。
- 面接指導等実施施設:スクーリングや試験を行える施設。全国に2,024か所(実態調査)
- 学習等支援施設(サポート施設):進路や心身の相談、学習の支援を行う施設。スクーリングはここでは受けられない。全国に2,317か所(同)
つまり、家の近くに「学習センター」や「キャンパス」があっても、それが学習等支援施設なら、スクーリングは別の会場まで行くことになります。情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)で数えると、349校のうち160校あまりは連携する施設を持たず、スクーリングは本校で受ける形でした。「スクーリングはどこで、年に何日か」は、学校を比べるときに最初に聞きたい質問です。
広域と狭域:住んでいる場所で入れる学校が変わります
通信制高校は、通信教育を行う区域(都道府県)を定めています。区域が本校のある都道府県を含めて3つ以上の都道府県にまたがる学校を広域通信制高校、それより狭い学校を狭域通信制高校といいます。掲載データでは広域137校・狭域212校でした。公立はほとんどが狭域で、広域の学校の多くは私立と株式会社立です。
| 比べること | 広域通信制高校 | 狭域通信制高校 |
|---|---|---|
| 入れる人 | 3つ以上の都道府県から受け入れる | 区域の中に住む人などが中心 |
| スクーリング | 本校が遠方だと、泊まりがけになる場合がある | 本校や区域内の施設で受ける |
| 確かめること | 自分の県が区域に入っているか、会場はどこか | 自分が出願できる条件にあてはまるか |
広域と狭域の違いは広域通信制高校とはの記事で、公立と私立の違いは通信制高校 私立 公立 違いの記事で詳しく比べています。
ポイント②お金:学費は「授業料」と「それ以外」に分けて比べます。就学支援金が使えるのは授業料だけです
通信制高校の学費は、学校によって大きく違います。比べるときのコツは、高校の授業料と、それ以外の費用(施設費・教材費・通学コースやサポート校の費用など)を分けて並べることです。文部科学省の情報発信サイトも、授業料とは別に、連携する施設が独自に行う活動の費用が発生する可能性があると案内しています。
授業料には、国の高等学校等就学支援金が使えます。2026年度の内容は次のとおりです。
| 区分 | 就学支援金の上限 | 補足 |
|---|---|---|
| 私立の通信制 | 年33万7,200円(1単位13,668円) | 2026年度から所得制限なし |
| 公立の通信制 | 上限は1単位336円(授業料がそれより安ければ授業料の額まで) | 多くは授業料の負担がほぼなくなる |
| サポート校の費用 | 対象外 | 高校の授業料ではないため |
| 入学金・施設費・教材費など | 対象外 | 家庭の負担として残る |
支援金は原則として申請した月から支給され、転校したときは転校先で申請し直します。また、ガイドラインは、学校が就学支援金を「学校独自の特典」や「授業料の割引」のように見せることを不適切としています。説明会で「実質無料」と聞いたときは、何が支援金でまかなわれ、何が残るのかを、項目ごとに書き出してもらうと比べやすくなります。
学費の出し方は通信制高校 学費、支援金のしくみと申請は通信制高校 就学支援金の記事で詳しく説明しています。

ポイント③支え:カウンセラーに相談できる学校は84.5%、ソーシャルワーカーは38.4%。体制は学校ごとに違います
通信制高校は、自宅での学習が中心です。最短の3年で卒業することもできますが、レポートの計画を立て、スクーリングに出かけることを、ひとりで続けるのは簡単ではありません。だからこそ、困ったときに誰に相談できるかは、選ぶときの大事なポイントです。
実態調査では、相談の体制は次のようになっていました(2025年5月1日時点、323校)。
| 相談できる体制 | 公立 | 私立 | 全体 |
|---|---|---|---|
| スクールカウンセラー | 80校/81校 | 181校/227校 | 273校(84.5%) |
| スクールソーシャルワーカー | 74校/81校 | 44校/227校 | 124校(38.4%) |
カウンセラーは心の相談、ソーシャルワーカーは家庭や福祉など学校の外の機関とつなぐ役割を担います。ソーシャルワーカーに相談できる体制は、公立では9割を超える一方、私立では2割ほどでした。公立・私立のどちらがよいという話ではなく、自分に必要な支えが、その学校にあるかを確かめることが大切です。
また、レポートは出しているのにスクーリングに1日も来ていない生徒が、全国で8,097人(在籍の2.6%)いました。その理由としていちばん多く挙がったのは「心身に関すること」(161校)です。こうした生徒に対して、学校が行っている対応でもっとも多いのは「教師による定期的な連絡」(165校)でした。来られなくなったとき、学校から連絡が来るのか、オンラインで相談できるのかも、説明会で聞いておきたいところです。
サポート校を組み合わせる方法もあります
通信制高校の学習を支える民間の施設が、いわゆるサポート校です。多くは、通信制高校と連携する学習等支援施設として届け出られています(全国2,317か所。公立の学校には0か所)。通信制高校に在籍して卒業資格を取りながら、日々の学習や生活の支えをサポート校で受ける、という使い方です。
ただし、サポート校は高校ではありません。単位や卒業資格は在籍する通信制高校で取り、スクーリングもその高校で受けます。費用も高校とサポート校の両方がかかり、サポート校の費用に就学支援金は使えません。詳しくはサポート校とはの記事で説明しています。
ポイント④進路と学び:卒業者の約29%が大学等へ。コースの名前より「卒業までの道筋」を見ます
文部科学省の情報発信サイトによると、令和6年度間に通信制高校を卒業した人のうち、約29%が大学等へ進学しています。通信制高校から大学へ進むのは、特別な道ではありません。
学校のパンフレットには、大学進学、英語、eスポーツ、プログラミング、動画制作、美容、調理、福祉など、たくさんのコースが並びます。ただ、情報発信サイトの掲載データで学科を数えると、349校のうち普通科を置く学校が343校で、専門学科は20校、総合学科は6校でした。多くの「◯◯コース」は、普通科の中のコースや、正規の教育課程とは別の活動だということです。コースの学びが卒業の単位になるのか、別料金の活動なのかは、学校ごとに確かめてください。
進学を考えている場合は、次の3つを見ておくと判断しやすくなります。
- 卒業者の進路:学校は、進学者数や就職者数などを公表することになっています。合格者の延べ人数ではなく、卒業者のうち何人が進学したかを見ます
- 受験の準備:学校の授業のほかに、受験対策の講座や個別の相談があるか。学校の学習だけで受験対策が足りるかは、志望校によって変わります
- 学び直し:中学の内容に戻って学べるか。苦手な教科があるなら、ここがいちばん効きます
合格実績の数字の見方は通信制高校 大学進学実績の記事で説明しています。まだやりたいことが決まっていなくても大丈夫です。高校に入ってから見つかることも多いので、今の時点では「進路の相談ができる学校か」を見ておけば十分です。

よくある落とし穴:通学コースは高校の授業とは別物で、サポート校は高校ではありません
文部科学省のガイドラインは、学校やその連携施設が生徒・保護者に誤解を与えないよう、いくつかの点を学校に求めています。裏返すと、選ぶ側がつまずきやすい点でもあります。
- 連携施設を高校だと思い込む:ガイドラインは、連携施設が高等学校であると誤解させる勧誘を不適切としています。通っている建物と、在籍している高校は別のことがあります
- 独自の活動が卒業に必要だと思い込む:連携施設の独自の活動を受けることが、卒業のために必要であるかのように説明することも不適切とされています
- 費用の区別があいまいなまま契約する:高校の授業料と、施設独自の活動の費用を区別して説明するよう求めています
- 入学が決まったと早合点する:選考の前に、連携施設で入学が決まったかのような説明をしないよう求めています
もう1つの目安が、学校の情報公開です。ガイドラインは、通信制高校に次のような情報を、連携施設ごとの状況も含めて公表するよう求めています。学校の公式サイトに「情報公開」などのページがあれば、比べる材料として使えます。
| 公表を求められている情報(抜粋) | 選ぶときに分かること |
|---|---|
| 通信教育を行う区域、施設ごとの名称・位置・定員 | 自分が入れるか、どこで学ぶか |
| 入学・退学・転学・卒業者の数、進学者数・就職者数 | 続けている人の多さ、卒業後の進路 |
| 通信教育実施計画(スクーリングの日程など) | 年間の通い方の具体的な予定 |
| 授業料・入学料その他の費用 | 支援金の前後で残るお金 |
| 学習・進路・心身の健康への支援 | 困ったときの相談先 |
情報公開のページが見つからないときは、説明会で「情報公開のページはどこにありますか」と聞いてみてください。現場の雰囲気(先生・教室・自習室など)を見学で確かめるときの目のつけどころは、通信制高校の選び方|スタッフ視点で見るチェックポイントで紹介しています。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
ここまでの4つのポイントで、「毎日は通えない」「ひとりで続けるのは不安」という結果になった人に向けて、選択肢の1つとしてNIJIN高等学院(ニジ高)を紹介します。
ニジ高は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校です。全国どこからでも、海外からも参加でき、担任がつきます。カメラやマイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます。生活リズムに波があっても学べるよう、授業のアーカイブ視聴や、中学の内容の学び直しにも対応しています。生徒会・サークル・学園祭・企業とのコラボといった活動もあり、相談のうえでNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国の教室に通うこともできます。不登校の生徒を650名以上サポートしてきた実績があります(グループ全体)。
そのうえで、正直な注意点を書きます。
- ニジ高は高校ではありません。卒業資格は、提携する通信制高校で取ります
- ニジ高の中でのスクーリングはありません。提携する通信制高校のスクーリングには参加が必要で、ニジ高はその日程の調整や準備を支援します
- 費用は、通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が使えるのは通信制高校の授業料だけで、ニジ高の費用には使えません。金額は学費のご案内で確かめてください
- すでにほかの通信制高校に在籍している人が、在籍校はそのままでニジ高を併用する形もあります。その場合も、卒業資格・スクーリング・単位は在籍している高校のものです
この記事の4つのポイントに当てはめると、ニジ高は「①通い方」を普段はオンラインに寄せ、「③支え」を担任や仲間で補う選び方です。スクーリングの場所や日数、高校側の学費は提携校によって違うので、ほかの学校と同じように、ひとつずつ確かめてから決めてください。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 「続けられない理由」を1つ書き出す:朝がつらい、人が多い場所が苦手、費用が心配など。それが4つのポイントのどれにつながるかを決めます
- 候補を2〜3校にしぼって、同じ質問で比べる:スクーリングの場所と日数、授業料とそれ以外の費用、相談の体制、卒業者の進路。公式サイトの情報公開のページも見ます。質問の作り方は通信制高校 個別相談 質問の記事が参考になります
- 説明会や個別相談に、本人と一緒に参加する:パンフレットでは分からない雰囲気や、本人が「ここなら行けそう」と感じるかを確かめます。決めるのは、その後で大丈夫です
学校選びは、1回の説明会で決めなくてかまいません。比べる軸が決まっていれば、話を聞くたびに、自分に合う学校の形がはっきりしていきます。


4つのポイントで比べる候補に、オンラインの通い方も
ニジ高はオンライン中心の通信制高校サポート校です。カメラオフ・チャット参加から始められます。ただし学院は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。費用は提携校の分とニジ高の分がかかります。比べる材料を集める段階の相談からどうぞ。
よくある質問
A. 卒業の条件(3年以上の在籍・74単位以上・特別活動30単位時間以上)はどの学校も同じです。差がつくのは、通学の頻度とスクーリングの場所、授業料以外の費用、相談の体制、進路の支援です。この記事の4つのポイントで並べると、違いが見えてきます。
A. まずは、お子さんが「続けにくい」と感じる理由を1つ聞いてみてください。そのうえで、説明会や個別相談に一緒に参加し、本人が「ここなら行けそう」と感じるかを確かめるのがおすすめです。ホームページやパンフレットだけでは分からない情報が得られます。
A. 自宅での学習の進め方、レポートの量と提出の期限、スクーリングの内容を具体的に聞いてみてください。中学の内容から学び直せるか、分からないところをオンラインで質問できるかも確かめておくと安心です。
A. スクーリングはゼロにはできません。家から通える会場があるか、年に何日か、泊まりがけになるか、午前から行く必要があるかを先に確かめ、通学の負担が少ない学校を選ぶのが現実的です。スクーリングに来られない生徒へ、学校がどう連絡や支援をしているかも聞いておきましょう。
A. 通学の日がない型では、昼夜が逆転しやすいという声もあります。週に何日か通う型を選ぶ、オンラインのライブ授業がある学校を選ぶなど、生活に区切りをつくれる仕組みがあるかを見てください。
A. 大丈夫です。中学生の時点で将来の目標がはっきりしている人は多くありません。今の時点では、進路の相談ができるか、卒業者がどんな道に進んでいるかを見ておけば十分です。
「ここなら続けられそう」と思える学校は、比べる軸を持てば見つかります
通信制高校の数は多く、どこも同じに見えるのは当然です。でも、通い方・お金・支え・進路の4つのポイントで比べれば、学校ごとの違いは意外なほどはっきりします。どのポイントを大事にするかは、ご家庭と本人によって違ってかまいません。
焦って決める必要はありません。まずは気になる学校の公式サイトと情報公開のページを見て、話を聞いてみるところから始めてください。1つずつ確かめていけば、本人が「ここなら続けられそう」と思える学校にたどり着けるはずです。

学校を比べている段階から、話を聞くことができます
全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付
通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。
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