国立市 通信制高校|本校はNHK学園。市内4拠点と駅ごとの通い方【2026】

国立市で通信制高校を探し始めると、検索結果に国立大学への進学の話や、国公立の通信制高校の一覧が混ざってきて、なかなか市内の学校にたどり着けません。「国立」という言葉が、地名にも、国立大学にも、都立国立高校にも使われているからです。この記事は、国立市に住んでいる人、国立駅・谷保駅・矢川駅の近くで学校を探している人のためのものです。

結論から書きます。国立市内には、通信制高校の本校が1校あります。富士見台にあるNHK学園高校です。そのほかに、他県などに本校がある通信制高校の拠点が4か所あり、そのうち3か所はスクーリング(面接指導)まで受けられる施設です。都立の通信制は市内に無く、いちばん近いのは隣の立川市にある砂川高校です。市内だけで足りないときは、中央線で隣の立川、南武線で府中方面へと広げると、選べる数が大きく変わります。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、東京都教育委員会・東京都生活文化局・国立市の公式ページ、各校の公式サイトを2026年9月25日に開いて確認した内容でできています。まとめサイトの学校リストは使っていません。公式で確認できなかったことは、確認できなかったとそのまま書いています。なお、「通信制高校から国立大学に進めるか」を調べている方は通信制高校から国公立大学の記事を、公立の通信制高校の全国の一覧を探している方は公立 通信制高校の記事をご覧ください。

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目次

結論:国立市の通信制高校の早見

  • 国立市内に本校がある通信制高校は1校。富士見台のNHK学園高校です(南武線 谷保駅から徒歩約8分)。東京都が認可した私立の通信制で、全国と海外から入学できます。
  • 本校のほかに、市内の拠点は4か所。文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で、届け出はのべ4件・建物で数えても4か所です。
  • 4か所のうち3か所が、スクーリングまで受けられる面接指導等実施施設。残る1か所は学習を支えるだけの学習等支援施設です。
  • 都立の通信制は市内に無い。都立の通信制課程は一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、国立から近いのは砂川です。都立国立高校は全日制で、通信制課程はありません。
  • 隣の市まで広げると、立川市に18か所(うちスクーリングができる施設11か所)、府中市に4か所、国分寺市と日野市に3か所ずつあります。南武線なら立川駅から矢川駅まで約4分です(国立市公式)。
  • 2026年度から就学支援金の所得制限は無くなり、私立通信制は年33万7,200円が上限です。サポート校の費用には使えません。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携する通信制高校の卒業をめざす方法もあります。
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国立市には通信制高校の本校が1校あります。富士見台のNHK学園高校です

文部科学省の掲載データで東京都内に本校がある通信制高校は11校(都立3校・私立8校)で、そのうち多摩地域にあるのは、立川市の都立砂川高校、八王子市の聖パウロ学園高校、国立市のNHK学園高校の3校だけです。国立市は、多摩地域で通信制高校の本校がある3つの市の1つです。

項目 NHK学園高校(公式・文部科学省データ)
所在地 国立市富士見台2-36-2(東京本校)
最寄り駅 JR南武線 谷保駅から徒歩約8分、JR中央線 国立駅南口から徒歩約18分。国立駅南口の3番・4番のりばからバスで「国立高校前」下車、徒歩約3分
設置・区分 私立(学校法人NHK学園)・広域通信制。東京都が認可した学校
入学できる区域 47都道府県と海外
スクーリング スタンダードコースは「月1〜2回程度」。東京本校と全国の協力校などが会場
主なコース スタンダードコース、登校プラス(週3〜1日)、ライフデザインコースなど

出典:NHK学園高校「東京本校アクセス」、NHK学園高校 公式サイト、文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(2026年9月25日確認)

国立市に住んでいる人にとって、本校が市内にあることの意味は大きいです。スクーリングの会場が本校なら、通学は市内の移動で済みます。他県に本校がある広域通信制では、年に数日、本校のある県まで行く集中スクーリングが組まれていることがあります。どの会場でスクーリングを受けるかは学校とコースで決まるので、NHK学園に限らず、出願の前に「自分はどこの会場になりますか」と確かめてください。

公式サイトのアクセス案内には、バス停の名前として「国立高校前」が出てきます。これは近くにある都立国立高校(全日制)の名前をとったバス停で、NHK学園と都立国立高校は別の学校です。検索で「国立高校」と「国立の通信制高校」が混ざって見えやすい理由の1つが、ここにあります。

「国立 通信制高校」で調べると、国立大学や国公立の話が混ざります

「国立 通信制高校」の検索結果を確かめると、地名の国立市の学校を案内するページと、別の意味の「国立」を扱うページが並んでいました。探しているものが違うと、読んでも答えが見つかりません。先に自分がどれを探しているかを決めておくと、遠回りが減ります。

「国立」の意味 探しているもの この記事での扱い
国立市(地名) 国立駅・谷保駅・矢川駅の近くの学校 この記事で扱います
国立大学 通信制高校から国立大学へ進めるか 通信制高校から国公立大学の記事へ
国公立(公立)の通信制 学費の安い公立の通信制高校の一覧 公立 通信制高校の記事へ
都立国立高校 国立市にある都立の全日制高校 通信制課程はありません(東京都教育委員会の一覧で確認)

都立国立高校に通信制課程が無いことは、東京都教育委員会の都立高等学校一覧で確かめられます。通信制課程の欄にあるのは、一橋・新宿山吹・砂川の3校だけです。

国立市は1952年に文教地区の指定を受けた街です。ただし通信制の拠点は多くありません

国立市は、学校の多い落ち着いた街として知られています。その根拠は、国立市の公式ページで確かめられます。市の「くにたちのあゆみ」には、昭和2年(1927年)に一橋大学が誘致され、「理想の文教都市をめざして」街路がつくられたこと、そして昭和27年(1952年)1月6日に建設省と東京都から「文教地区」の指定を受けたことが書かれています。

市の「特別用途地区」のページによると、文教地区は昭和26年12月25日の東京都告示で指定され(昭和27年1月6日施行)、令和5年4月28日現在の面積は第一種157.8ヘクタール・第二種116.5ヘクタール、合わせて274.3ヘクタールです。第一種文教地区では、風俗営業に関わる建物やホテル、遊戯場などが建てられないなどの制限があります。

ただ、文教地区であることと、通信制高校の拠点が多いことは別の話です。数を見ると、国立市内の拠点は4か所で、隣の立川市(18か所)の4分の1以下です。駅前にキャンパスが集まる立川と違い、国立市の拠点は駅から少し歩く場所や、大学の中にあります。国立市で学校を探すときは、市内の4か所に本校のNHK学園を加えた5つを先に確かめ、足りなければ隣の市へ広げる、という順番が現実的です。

いちょう並木の歩道のベンチで、母親と高校生の娘が話している
国立の街から通える学校を、親子で話しながら確かめていきます。

文部科学省のデータで数えると、国立市内は本校1校と拠点4か所。スクーリングができるのは3か所です

通信制高校には、卒業資格を出す「本校」と、本校の外に置かれる拠点があります。拠点は国の制度で「通信教育連携協力施設」と呼ばれ、各校の「キャンパス」「学習センター」や、サポート校の教室がここに入ります。種類は2つで、スクーリングや試験まで受けられる「面接指導等実施施設」と、日々の学習を支える「学習等支援施設」に分かれます。文部科学省の掲載データ(全国349校・令和8年4月1日時点)から、所在地が国立市のものを数えました。

数え方 国立市内 意味
本校 1校 NHK学園高校(富士見台2丁目)
拠点の届け出の件数 のべ4件 学校ごとの届け出の数
拠点の所在地(建物)の数 4か所 本校を除いた数。同じ建物への重複はありませんでした
うち面接指導等実施施設 3か所 スクーリングまで受けられる施設
うち学習等支援施設 1か所 学習の支援だけで、スクーリングはできない施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(掲載データは令和8年4月1日時点。2026年9月25日に所在地で集計。住所の全角・半角の違いをそろえ、同じ建物かどうかを番地まで比べて数えました)

本校を含めて数えると、国立市内で通信制高校に関わる場所は5か所です。東京都の記事や立川市の記事で「国立市4か所(うちスクーリングができる施設3か所)」と書いているのは、本校を除いた拠点の数で、この記事の数と同じです。本校が他県にある学校の仕組みは広域通信制高校とはの記事で説明しています。

国立市内の4か所を、公式サイトで1つずつ確かめました

文部科学省のデータに載っている4か所について、学校や施設の公式サイトを開いて確認しました。確かめられなかったことは、そう書いています。

施設(文科省データの名称) 所在地 本校(文科省データ) 種別
東京女子体育大学・東京女子体育短期大学 富士見台4-30-1 創志学園高校(岡山県) 面接指導等実施施設
国立学習センター事務所(みらい国際高等学院) 中1-8-5 茜サマリヤプラザ4F 未来高校(愛媛県) 面接指導等実施施設
国立市商業協同組合 東1-4-6 未来高校(愛媛県) 面接指導等実施施設
国立SNEC(本館) 東1-16-17 国立ポポロショッピングセンター2階 明蓬館高校(福岡県) 学習等支援施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)、東京女子体育大学「交通・アクセス」、未来高校「東京都の学習センター」・未来高校 国立学習センター、明蓬館高校「東京・国立SNEC」(2026年9月25日確認)

東京女子体育大学は、創志学園高校がスクーリングの会場として届け出ている大学のキャンパスです。大学の公式アクセスでは、JR南武線の西国立駅・矢川駅からそれぞれ徒歩約8分、国立駅南口からバスで「富士見台四丁目」下車徒歩3分と案内されています。ここは大学なので、ふだん高校生が通う教室ではありません。創志学園高校に在籍した場合に、スクーリングの会場になりうる場所、という位置づけです。

未来高校の国立学習センターは、未来高校の公式サイトで「国立学習センター事務所:みらい国際高等学院」として、国立市中1-8-5の住所が案内されています。未来高校の本校は愛媛県松山市です。未来高校の公式サイトからつながる国立学習センターのサイトには、「茜サマリヤプラザ4F」「JR中央線 国立駅南口徒歩2分」と書かれています。通学日数と学費は、確認した公式ページには載っていませんでした。同じ未来高校が届け出ている国立市商業協同組合(東1-4-6)は、公式サイトでは案内を見つけられませんでした。スクーリングの会場として使われている可能性がありますが、確かめられていません。

明蓬館高校の国立SNECは、公式ページで「国立市東1-16-17 国立ポポロショッピングセンター2階」「JR国立駅南口から徒歩7分」と案内されています。公式ページでは、SNEC(スペシャルニーズ)の教室には教員・支援員・相談員(心理士)がいて、生徒が安心して学習や人との関わりに挑戦できるよう支えると紹介されています。文部科学省のデータでは学習等支援施設なので、ここではスクーリングは受けられません。発達特性のある子の学校の選び方はADHD・ASD 高校選びの記事にまとめています。

なお、まとめサイトには、文部科学省のデータに無い施設が国立市の学校として載っていることがありました。公式サイトで確かめられなかったものは、この記事には入れていません。まとめサイトで見つけた学校を候補に入れるときは、その学校の公式サイトで所在地と、いまも生徒を募集しているかを確かめてください。

国立市内にある通信制高校の拠点は、本校(NHK学園高校)を除いて届け出のべ4件・建物で4か所で、そのうち3か所が面接指導等実施施設(スクーリングの会場)、1か所が学習等支援施設であることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

国立駅・谷保駅・矢川駅。住んでいる側の駅で、近い学校が変わります

国立市には、JR中央線の国立駅と、JR南武線の谷保駅・矢川駅の3つの駅があります。市の北側は中央線、南側は南武線の生活圏で、同じ国立市でも「近い学校」が違います。国立市公式の「電車でのアクセスマップ」の所要時間と、各校の公式アクセスをもとに整理しました。

最寄り駅 市内で近い場所(公式の徒歩分数) 隣の市へ出るとき(国立市公式の所要時間)
国立駅(JR中央線) 明蓬館 国立SNEC(南口から徒歩7分)、みらい国際高等学院(南口から徒歩2分) 中央線で隣が立川駅。八王子駅から快速で約18分、新宿駅から特別快速と国分寺駅乗り換えで約24分
谷保駅(JR南武線) NHK学園高校(徒歩約8分) 立川駅から約6分。京王線の分倍河原駅(府中市)から約4分
矢川駅(JR南武線) 東京女子体育大学(徒歩約8分) 立川駅から約4分

出典:国立市「電車でのアクセスマップ」(最終更新2024年3月27日)、各校・施設の公式アクセス(2026年9月25日確認)

表からわかるのは、谷保・矢川側に住んでいる人にとっては、南武線で立川駅へ出るのが近道だということです。立川駅から矢川駅まで約4分、谷保駅まで約6分なので、逆向きに乗れば同じくらいで立川に着きます。国立駅側の人は中央線で隣の立川駅へ、あるいは国分寺駅方面へ出られます。中央線の国立駅から立川駅・国分寺駅までの所要時間は、市の公式ページには載っていなかったので、乗り換え案内で確かめてください。また、市の公式ページの数字は2024年3月時点のもので、ダイヤ改正で変わることがあります。

学校を比べるときは、住所の市名ではなく家から何分で着くかで並べ直すのがおすすめです。国立駅の南口から歩く学校と、谷保駅から歩く学校では、同じ国立市でも家からの時間がまるで違うことがあります。

市内で足りなければ、立川・府中・国分寺・日野へ。隣の市の拠点を同じ数え方で数え直しました

国立市内が4か所だからといって、国立に住んでいる人の選択肢が4つしかないわけではありません。同じ文部科学省のデータで、国立市に隣り合う4市の拠点も同じ数え方(建物で数える・本校は除く)で数えました。

市 拠点の数(建物) うちスクーリングができる施設 国立からの出方
立川市 18か所(ほかに都立砂川高校の本校) 11か所 中央線で隣の駅。南武線なら矢川・谷保から
府中市 4か所 2か所 谷保駅から南武線で分倍河原駅(約4分)、京王線へ
国分寺市(国分寺 通信制高校) 3か所 1か所 国立駅から中央線で東へ(西国分寺駅・国分寺駅)
日野市 3か所 1か所 国立駅から中央線で西へ(立川駅の先)
(参考)国立市 4か所(ほかにNHK学園の本校) 3か所 ―

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点。2026年9月25日に所在地で集計。同じ建物への複数の届け出は1か所にまとめました)、国立市「電車でのアクセスマップ」

数で見ると、国立に住む人にとっての第一の広げ先は立川市です。18か所のうち11か所でスクーリングまで受けられ、北口の曙町と南口の柴崎町・錦町に集まっています。南武線の西国立駅から徒歩10分(学校の公式アクセス)の錦町6丁目にもスクーリングができる施設が1か所あり、西国立駅は矢川駅からひと駅です。立川の校舎は駅と最寄りまで立川 通信制高校の記事にまとめてあります。

府中市の4か所は、府中町・寿町・栄町・西原町にあります。国分寺市の3か所は、どれも同じ建物に2つの届け出が重なっているので、件数(のべ6件)より行く場所は少なくなります。日野市では、日野工業高等学園(科学技術学園高校の会場)がスクーリングのできる施設として届け出られています。さらに中央線で東へ広げると、武蔵野 通信制高校(吉祥寺・武蔵境の14か所)や三鷹 通信制高校、西へ広げると八王子 通信制高校の記事が参考になります。都全体の見取り図は東京 通信制高校の記事にあります。

都立の通信制は国立市内に無い。いちばん近いのは立川市の砂川高校です

「まずは公立から」と考える方も多いと思います。国立市内に通信制課程を置く都立高校はありません。東京都教育委員会の都立高等学校一覧の通信制課程の欄に載っているのは次の3校だけで、令和8年度 東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱にも、対象は一橋高校・新宿山吹高校・砂川高校と明記されています。

学校名 所在地 最寄り駅(学校の公式ページ) 受講料
都立砂川高校 立川市泉町935-4 多摩モノレール 泉体育館駅 徒歩3分 1単位336円
都立新宿山吹高校 新宿区山吹町81 東京メトロ有楽町線 江戸川橋駅 徒歩10分、東西線 神楽坂駅・早稲田駅 徒歩10分など 1単位336円
都立一橋高校 千代田区東神田1-12-13 JR馬喰町駅 徒歩3分、都営新宿線 馬喰横山駅 徒歩4分、秋葉原駅 徒歩13分など 1単位336円

出典:各校公式サイトのアクセスページ、東京都教育委員会「授業料等」(2026年9月25日確認)

国立から見ると、砂川高校がいちばん近い都立の通信制です。立川駅まで出て、多摩モノレールで泉体育館駅へ向かう形になります。砂川高校の公式ページでは、スクーリングは土曜日の8時40分から15時50分まで、50分授業の7時間で行うと案内されています。平日は通えない事情がある人にも組みやすい形です。費用は入学料500円・受講料が1単位あたり336円で、ほかに入学考査料や教材費などがかかります。公立の通信制の仕組み全般は公立 通信制高校の記事で整理しています。

都立を受けるなら、学力検査と出願の時期を先に知っておいてください

「通信制だから試験はない」と思われがちですが、都立の通信制には学力検査があります。令和8年度の前期選抜は2026年2月22日に行われ、検査は国語・数学・英語を総合して、砂川と一橋が60分、新宿山吹が70分でした。前期の出願は1校に限られます。

区分 時期(東京都教育委員会の公表) ポイント
新入学・前期選抜(令和8年度) 志願者情報の入力 2025年12月19日〜2026年2月5日、選抜 2月22日、合格発表 3月2日 インターネットで出願。学力検査は国語・数学・英語の総合
後期選抜(令和8年度) 出願 2026年4月1日・2日、検査 4月4日〜6日(学校ごとに異なる)、合格発表 4月10日 第1学年相当の新入学に加え、第2学年相当以上は転学・編入学の募集として行われます
転学(第二・第三学期) 6月下旬/11月上旬に発表、8月上旬/12月上旬に受付・検査 第二・第三学期は転学のみ。募集する学校と人数は学期ごとに発表されます

出典:令和8年度 東京都立高等学校通信制課程入学者選抜実施要綱、東京都教育委員会「都立高等学校の転学・編入学について」(2026年9月25日確認)

応募の条件として、都教育委員会は「都内に住所若しくは勤務先を有していること」を挙げ、あわせてその学校の面接指導(スクーリング)に出席できることも要綱に定めています。国立市に住んでいれば、住所の条件は満たします。いま全日制に在籍していて転校を考えている場合は、退学する前に動いたほうが選べる道が広くなります。籍があるまま移るのが転学、退学してから入り直すのが編入学で、在籍期間の扱いが変わるためです。違いは通信制高校 転入 編入の記事で説明しています。都立には通信制のほかにチャレンジスクールという選択肢もあり、仕組みはチャレンジスクールとはの記事にまとめました。

自宅の窓辺の机でタブレットを使ってオンライン授業を受ける男子高校生と、奥で本を読む保護者
市内に通える拠点が少なくても、自宅でオンラインで学ぶ選び方があります。

国立で「サポート校」を探すときは、提携する通信制高校とセットで確かめます

「国立 通信制サポート校」で探すと、通信制高校とサポート校が混ざったリストが出てきます。この2つは制度上まったく別のものです。

項目 通信制高校 サポート校
高校か 高校です(卒業資格が出ます) 高校ではありません
卒業資格 その学校で取れます 提携する通信制高校で取ります
スクーリング その学校の制度で受けます 在籍する通信制高校の会場へ行きます
就学支援金 授業料に使えます 使えません

国立市内の施設を、この目で並べ直すと次のようになります。

施設 本校か拠点か 卒業資格を出す高校 最寄り駅
NHK学園高校 本校 NHK学園高校 谷保駅
みらい国際高等学院 拠点(面接指導等実施施設) 未来高校 国立駅南口 徒歩2分
明蓬館 国立SNEC 拠点(学習等支援施設) 明蓬館高校 国立駅南口 徒歩7分
東京女子体育大学 拠点(スクーリング会場) 創志学園高校 西国立駅・矢川駅 徒歩約8分

サポート校や学習センターに通っても、卒業資格は表の3列目の高校で取ります。スクーリングの場所も費用も、在籍する通信制高校によって変わります。見学のときは「この教室に通うと、どの高校に在籍することになりますか」「スクーリングはどこで、年に何日ですか」の2つを最初に聞いてください。違いの詳しい説明は通信制サポート校の記事に、費用の構造はサポート校 学費の記事にまとめています。

学費は公表額で比べます。NHK学園は授業料1単位12,000円を公開しています

国立市内の学校で、学費を金額まで公式サイトに載せていたのはNHK学園高校でした。スタンダードコース(ベーシック)の「3年間の学納金モデル」は次のとおりです。

項目 1年 2年 3年
履修単位(例) 24単位 26単位 24単位
授業料(1単位12,000円) 288,000円→0円 312,000円→0円 288,000円→0円
入学金・施設設備充実費・教育運営費・生徒会費・教材費など 136,200円 84,100円 79,900円

出典:NHK学園高校「スタンダードコースの学費」(2026年9月25日確認。ページに年度の明記はありません)

授業料の「0円」は、高等学校等就学支援金が授業料に充てられる場合の例として公式に示されているものです。就学支援金の私立通信制の単価は1単位13,668円で、NHK学園の授業料1単位12,000円を上回るため、この例では授業料が0円になります。ただし公式ページには、年度途中の入学や、過去に高校に在籍していた場合は支給額が変わることがあるとの注意書きがあります。同じ学校でも、登校プラス(週3〜1日)を選ぶと施設設備充実費と教育運営費が上がり、週3日なら1回目の納入が367,000円+教材費等(入学金は別)と案内されています。入学金は50,000円(推薦入学は15,000円免除)です。

ほかの3か所(未来高校・明蓬館高校・創志学園高校の施設)は、確認した国立の施設のページに学費の記載がありませんでした。比べるときは、高校の授業料と、サポート校や学習センターの費用を分けて、3年間の総額を出してもらうのが確実です。学費全体の相場は通信制高校 学費 相場の記事で紹介しています。

就学支援金は2026年度から所得制限が無し。東京都の上乗せは学校の認可先で窓口が分かれます

お金の前提は2026年度(令和8年度)に大きく変わりました。文部科学省の高等学校等就学支援金の説明では、所得制限を撤廃し、支給にあたって保護者等の収入の状況を問わないこととされています。

区分 定額授業料の場合 単位制授業料の場合 支給期間
公立・通信制 520円/月 336円/単位 48月
私立・通信制 28,100円/月 13,668円/単位 48月

単位制で受け取る場合は、年間30単位・在学中の合計74単位までという上限があります。私立通信制の年間の支給上限は33万7,200円です。都立の通信制の受講料(1単位336円)も対象で、申請が要ります。

そのうえで、東京都には都独自の上乗せがあり、在学する学校を認可したのが東京都かどうかで窓口が分かれます。国立市の場合、ここがほかの市と少し違います。市内の本校であるNHK学園は東京都が認可した学校なので下の表の1行目、市内の拠点を置いている未来高校・明蓬館高校・創志学園高校は他県に本校があるので2行目にあたります。

在学する学校 都の制度 上限(公式の記載) 令和8年度の状況
東京都が認可した私立通信制(NHK学園など都内に本校がある8校) 私立高等学校等授業料軽減助成金(東京都私学財団) 最大で年33万7,200円・1単位13,668円 例年と申請時期が異なり、詳細は決まり次第案内
東京都以外が認可した私立通信制(他県に本校がある学校) 私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金(東京都生活文化局) 国の就学支援金と合わせて最大33万7,200円 詳細は決まり次第案内

出典:東京都私学財団「私立高等学校等授業料軽減助成金」、東京都生活文化局「私立都認可外通信制高等学校在学生授業料助成金」(2026年9月25日確認)

どちらも、生徒と保護者が都内に住んでいることが条件です。都認可外の助成金のページには、入学金・施設整備費・通学の交通費・サポート校や技能教育施設等の受講料は対象外と明記され、授業料軽減助成金との併用もできないとされています。毎年度の申請が要ります。都の制度の背景は東京都の授業料助成制度についての記事にまとめています。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

国立市は本校がNHK学園高校・拠点4か所・スクーリング会場3か所、立川市は本校が都立砂川高校・拠点18か所・スクーリング会場11か所であることと、矢川駅と立川駅の間が南武線で約4分であることを示す比較表
出典:文部科学省・国立市(2026年9月確認)

国立市には市独自の高校生向け奨学金はありません。代わりに使える支えを並べました

お金のことを調べているご家庭のために、国立市の制度も確かめました。正直に書くと、国立市公式の「奨学金について」のページには、高校生等以上について「国立市独自の制度はありません」と書かれています。紹介されているのは、日本学生支援機構、東京都私学財団、東京都福祉保健局、東京都社会福祉協議会の制度です。

一方で、国立市に住んでいることで使える支えは、別の形であります。

制度・窓口 中身(公式の記載) 場所・窓口
こども医療費助成(マル青) 15歳になった日以降最初の4月1日から18歳になった日以降最初の3月31日まで。令和5年4月から保護者の所得制限を撤廃。高校等に在学していなくても対象。通院は1回最大200円の一部負担 国立市 子ども家庭部 子育て支援課
国立市 教育相談室 幼児、小学生、中学生、高校生とその保護者や家族が対象(原則として市内に住んでいるか、市内の学校に通っている人)。「学校へ行きたくない」「勉強が思うように進まない」などの悩みの相談 富士見台3-21-1(国立市総合教育センター内)。月〜金と第2・第4土曜(要予約)9時30分〜17時
奨学金の案内 市独自の制度は無く、国・都などの制度を紹介 国立市 教育委員会

出典:国立市「こども医療費助成制度」、国立市「教育相談」、国立市「奨学金について」(2026年9月25日確認)

とくに教育相談室は、高校生とその保護者も対象と公式に書かれています。高校に入ってからの悩みでも、市の窓口を使えるということです。「高校をやめたい」「通信制に移るか迷っている」という段階でも、家族だけで抱えずに相談してかまいません。マル青も、通信制高校に通っていても、どこにも通っていなくても対象です。体調のことで受診が増える時期に、この助成があるかどうかは家計に効きます。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

国立市で選ぶときに、実際に効く5つの質問

パンフレットにはどの学校も良いことが書いてあります。見学や個別相談では、次の5つをそのまま聞いてください。国立の事情に合わせた質問です。

確認すること そのまま使える聞き方 見るポイント
スクーリングの場所 「私の場合、スクーリングはどの会場で、年に何日ですか」 国立市内(本校・大学)か、立川か、他県の本校か
在籍する高校 「この教室に通うと、どの高校に在籍しますか」 卒業資格を出すのはその高校
いまの受け入れ 「国立の教室は、今も生徒を募集していますか」 まとめサイトの情報が古いことがある
つまずいたときの動き 「レポートが2週間止まったらどうなりますか」 連絡が来るか、来ないか
3年間の総額 「3年間で支払う合計額を出してもらえますか」 高校の分とサポート校の分を分けて聞く

答えがはっきりしない項目があれば、そこは入学前にもう一度確かめておきたいところです。この5つは、本人が同席できなくても保護者だけで聞けます。スクーリングに行けない日が続いたらどうなるかは、通信制高校 スクーリングの記事で説明しています。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

選択肢の1つとして、私たちNIJIN高等学院(ニジ高)のことも書いておきます。運営は株式会社NIJINで、ニジ高はこの記事でいう「サポート校」にあたります。国立市の読者に対して、正直にお伝えしておきたいことがあります。

  • ニジ高は高校ではありません。高卒資格は、提携する通信制高校で取ります。在籍は提携校とニジ高の2つになります。
  • 学院の中でのスクーリングはありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です。ニジ高がするのは、日程の調整と準備の支援です。スクーリングの形や日程は、体験説明会で詳しくご案内しています。
  • 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金や東京都の助成が使えるのは提携校の授業料だけで、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内のページをご覧ください。

そのうえで、ニジ高にできることも書きます。授業や担任とのやりとりはオンラインで、カメラとマイクをオフにしてチャットだけの参加から始められます。公式サイトでは「1クラス8人」「平均3日で友達ができる」と紹介していて、通信制に足りなかった「対人感性・コミュニケーション」を、オンラインの授業や対話の中で育てることを大切にしています。メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間もあります。行事は、種目も、集める人も、場所も、生徒が自分たちで決めていきます。企業インターンとして出社できる機会や社会共創プロジェクトがあり、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。そして校長・星野達郎の方針として、ニジ高は社会に一番近い学校をめざしています。

生活リズムに波があっても続けられるよう、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。これまでグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました(小中学生は姉妹事業のNIJINアカデミーが受けています)。転入・編入もでき、出願にかかる費用は無料です。国立市は市内に本校も拠点もある街ですが、「毎日決まった場所へ行く」ことがいまは難しいなら、通う日の数を自分で決められる形も、候補に入れてかまいません。

相談室のテーブルで、父親と高校生の息子がスタッフの説明を聞いている
見学や個別相談で、通う曜日やスクーリングの会場を具体的に確かめておきましょう。

国立で迷ったときの進め方(3ステップ)

情報が多すぎて動けなくなっているときは、この順番で進めると1歩目が軽くなります。

  1. 通える日の数を決める。週5日なのか、週1日なのか、しばらくは家から出ないのか。ここを先に決めると、候補は3〜4校まで絞れます。学校名から探すと、いつまでも決まりません。
  2. 最寄りの駅から、その頻度で行ける範囲だけを見る。国立駅側なら中央線の立川・国分寺方面、谷保・矢川側なら南武線の立川・府中方面。市内のNHK学園と4か所を確かめたうえで、市の境ではなく家からの時間で線を引いてください。
  3. 2〜3校に絞って、上の5つの質問をする。見学の予約は、まとめサイトではなく学校の公式サイトから入れます。スクーリングの会場は学校やコースで変わるので、自分の場合を具体的に聞いてください。

全部を今日決める必要はありません。1つ目の「通える日の数」だけでも、ご家族で話してみてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

国立から通う日が少なくても、オンラインで最高の青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校です。行事は種目も集める人も場所も生徒が自分たちで決めます。1クラス8人で、カメラ・マイクをオフにしたチャット参加から始められます。高校ではないため卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で通い方を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 国立市内に通信制高校はありますか。

A. あります。富士見台にNHK学園高校の本校があります(谷保駅から徒歩約8分)。そのほか、文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で、他県などに本校がある通信制高校の拠点が4か所あり、うち3か所はスクーリングまで受けられる施設です。

Q. 都立国立高校に通信制課程はありますか。

A. ありません。都立国立高校は全日制の高校です。東京都教育委員会の都立高校一覧で通信制課程を置いているのは、一橋(千代田区)・新宿山吹(新宿区)・砂川(立川市)の3校で、国立から近いのは砂川高校です。

Q. 国立市に住んでいると、都立の通信制高校に出願できますか。

A. できます。東京都教育委員会は応募の条件として都内に住所または勤務先があることを挙げており、国立市はこれにあたります。ただし学力検査があり、令和8年度の前期選抜は国語・数学・英語を総合した検査でした。出願は前期で1校に限られます。

Q. 国立市独自の、高校生向けの奨学金や補助はありますか。

A. 国立市公式のページでは、高校生等以上について市独自の奨学金制度は無いと案内されています。使えるのは国の就学支援金と東京都の助成です(NHK学園は東京都私学財団、他県に本校がある学校は東京都生活文化局の制度)。市の制度としては、所得制限のないマル青と、高校生も対象の教育相談室があります。

Q. サポート校の費用にも就学支援金は使えますか。

A. 使えません。就学支援金の対象は高校の授業料だけです。東京都の都認可外の助成金も、公式ページにサポート校や技能教育施設等の受講料は対象外と明記されています。サポート校を選ぶときは、高校の分とサポート校の分を分けて3年間の総額を出してもらってください。

国立は、市内の5つを確かめてから広げれば、迷いにくい街です

国立市は、本校が1校、拠点が4か所。数だけを見ると多くはありません。でも、市内にスクーリングまでできる場所が3か所あり、通信制高校の本校まである市は、多摩地域では立川・八王子・国立の3市だけです。そして中央線で隣の立川には18か所、南武線なら矢川から立川まで約4分。国立は「市内で確かめる場所がはっきりしていて、足りなければすぐ隣へ出られる」場所です。

そして、通える範囲が広いことと、今日通えることは別の話です。朝起きられない日が続いているなら、まず「通う日を少なくする」ほうから考えてかまいません。市の教育相談室は高校生と保護者も相談できます。家族だけで抱え込まないでください。

いま動けなくても大丈夫です。この記事の表を印刷して、最寄りの駅と、通える日の数のところに丸をつけるところから始めてみてください。そこから先は、1校ずつ聞いていくだけです。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

オンラインで、青春する。

孤独を、青春に。全国の仲間とつながるニジ高の体験説明会へ

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

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