山口市 通信制高校|本校は松風館と精華学園。市内6拠点とサポート校【2026】

山口市で通信制高校を探すと、山口県全体の一覧や、下関・宇部のキャンパスまで混ざった検索結果が並び、「山口市の中には、結局どこがあるのか」が見えにくくなっています。この記事は、山口市に住んでいる人、山口駅・新山口駅・小郡の近くで学校を探している人のためのものです。

結論から書きます。山口市内に本校がある通信制高校は2校で、県立の山口松風館高校と、私立の精華学園高校です。そのほかに、他県などに本校がある通信制高校の拠点が6か所あり、そのうちスクーリング(面接指導)まで受けられるのは4か所でした。そして、本校2校と拠点6か所のうち7か所が、新山口駅のある小郡地区に集まっています。県庁のある山口駅の側から通う場合は、まず新山口駅までの時間を数えるところから始まります。

この記事は、文部科学省の通信制高等学校情報発信サイトの掲載データ(令和8年4月1日時点)、山口県教育委員会・山口県・山口市の公式ページ、各校の公式サイトを2026年9月27日に開いて確かめた内容でできています(まとめサイトの学校リストは使っていません)。山口県全体の見取り図は山口県 通信制高校の記事に、県内でいちばん拠点の多い下関市は下関 通信制高校の記事にまとめてあり、この記事は「山口市の中から通う」ことに絞っています。

山口市の学校に毎日通うのが難しい場合や、もっと自分らしい高校生活を探している場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です(山口市内の会場で受けられる場合もあります)。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。

目次

結論:山口市の通信制高校の早見

  • 山口市内に本校がある通信制高校は2校。県立の山口松風館高校(小郡令和)と、私立・広域の精華学園高校(小郡栄町)です。
  • 本校のほかに、市内の拠点は6か所。文部科学省の掲載データで、届け出はのべ8件、建物でまとめると6か所です。そのうちスクーリングまで受けられるのは4か所です。
  • 本校2校と拠点6か所のうち7か所は、新山口駅のある小郡地区。市の中心部(中央)にあるのは1か所だけで、徳地・阿東・秋穂・阿知須には届け出がありませんでした。
  • 県立の山口松風館は、山口市民にとって「地元の本校」。JR新山口駅在来線口から徒歩6分で、授業料は1単位100円、年間2〜3万円が目安と公表されています。火曜スクーリングと平日学習会は本校だけで行われます。
  • 同じ校舎には、午前・午後・夜間の3部制の定時制もあります(令和4年4月開校)。「昼の時間に少しずつ通う」形を選ぶなら、通信制と並べて比べられます。
  • 2026年度から就学支援金の所得制限は無くなりました。山口市の奨学金は大学・専門学校などが対象で、高校生は対象外なので、高校の段階では国と山口県の制度を見ます。
  • 家から出にくい時期は、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)で、提携する通信制高校の卒業をめざす方法もあります。
オンラインで学ぶNIJIN高等学院の生徒

NIJIN高等学院(ニジ高)は、オンライン中心の通信制サポート校です。全国どこからでも。カメラ・マイクはオフのままで大丈夫です。

体験説明会を見てみる →

山口市内に本校がある通信制高校は2校。本校のほかの拠点は6か所で、スクーリングができるのは4か所です

文部科学省の掲載データで、山口県内に本校がある通信制高校は8校(公立1・私立7)です。そのうち2校が山口市にあり、どちらも小郡地区にあります。1校は県内でただ1つの公立の通信制である山口県立山口松風館高等学校(小郡令和三丁目6-18。狭域で山口県内が対象、在籍1,249人・収容定員1,600人)、もう1校は全国から生徒を受け入れる私立の精華学園高等学校(小郡栄町5-22。広域で47都道府県・海外が対象、在籍3,392人・収容定員4,300人)です。

本校の外には、拠点が置かれています。拠点は国の制度で「通信教育連携協力施設」と呼ばれ、各校の「キャンパス」「学習センター」や、サポート校・専門学校の教室がここに入ります。種類は2つで、スクーリングや試験まで受けられる「面接指導等実施施設」と、日々の学習を支える「学習等支援施設」です。文部科学省の掲載データ(全国349校)から、所在地が山口市のものを数えました。

数え方 山口市内 意味
本校 2校 山口松風館(公立)・精華学園(私立)
拠点の届け出の件数 のべ8件 学校ごとの届け出の数
拠点の所在地(建物)の数 6か所 本校を除いた数。同じ建物への2件の届け出が2組ありました
うち面接指導等実施施設 4か所 スクーリングまで受けられる施設
うち学習等支援施設 2か所 学習の支援だけで、スクーリングはできない施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(掲載データは令和8年4月1日時点。在籍は入学式の日時点。2026年9月27日に取得して所在地で集計。住所の全角・半角と丁目・番地の書き方をそろえ、階やビル名を除いて番地まで比べました)、山口県立山口松風館高等学校(2026年9月27日確認)

本校2校を含めると、山口市内で通信制高校に関わる場所は8か所です。県内の拠点40か所(のべ44件)のうち、山口市の6か所は宇部市(6か所)と並んで、下関市(12か所)に次ぐ多さです。

山口松風館は、令和4年4月に新山口駅の北側に開校した、定時制課程と通信制課程を持つ単位制の県立高校です。学校の沿革によると、県の再編整備計画で県立山口高校の通信制課程の生徒募集を停止し、通信制はこの松風館に置かれることになりました。いまも古い一覧では「県立山口高校(通信制)」と書かれていることがあるので、公立の通信制を調べるときは松風館の公式サイトを見てください。精華学園は、在籍者の数で見ると県内に本校がある通信制高校の中で最も大きい学校で、県内の学習センターは宇部市に3か所・周南市に1か所が届け出られています(山口市内には本校以外の拠点の届け出はありませんでした)。公式サイトは画面を読み込む仕組みで、学費やコースの細かい表記を今回は確かめられなかったため、学校案内や説明会で確認してください。

なお、山口県に住んでいる人が出願できる通信制高校は、文部科学省の「通信教育を行う区域」で数えると102校(公立1・私立87・株式会社立14)あります。公立の1校が山口松風館です。狭域と広域の違いは広域通信制高校とはの記事で説明しています。

紅葉の始まった川沿いの道を、山を背に母親と高校生の娘が並んで歩いていく後ろ姿
山口県に住む人が出願できる通信制高校は102校あります。通える場所と日数を、親子で話しながら絞っていきましょう。

市内の6か所を1つずつ確かめると、5か所が新山口駅のある小郡に集まっています

文部科学省のデータに載っている6か所について、学校や施設の公式サイトを開いて確かめました。確かめられなかったことは、そう書いています。

施設(文科省データの名称) 所在地 届け出ている通信制高校 種別
YIC情報ビジネス専門学校 小郡黄金町2-24 鹿島学園高校・鹿島朝日高校 面接指導等実施施設
ネムハイスクール高等専修学校(クラーク国際 連携校山口キャンパス) 小郡高砂町3-22(文科省データでは3番4) クラーク記念国際高校 面接指導等実施施設
ネムハイスクール山口校 小郡高砂町3-24 伸光ビル クラーク記念国際高校 面接指導等実施施設
個別指導塾の教室(中央) 中央 広域通信制高校 面接指導等実施施設
トライ式高等学院 新山口キャンパス 小郡明治2丁目 TPUビル2F 鹿島学園高校・鹿島朝日高校 学習等支援施設
鹿島朝日高校 通信制課程 連携 山口キャンパス 小郡黄金町7-66 鹿島朝日高校 学習等支援施設

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)、YIC情報ビジネス専門学校「交通アクセス」、クラーク記念国際高校「連携校山口キャンパス」、ネムハイスクール高等専修学校「アクセス」、ネムハイスクール「山口校」、トライ式高等学院「新山口キャンパス」、鹿島朝日高校「山口キャンパス」(2026年9月27日確認)

スクーリングができる4か所のうち、YIC情報ビジネス専門学校は、鹿島学園高校と鹿島朝日高校の2校が会場として届け出ている専門学校です。学校の公式アクセスでは、JR新山口駅から徒歩約1分です。同じ建物に2件の届け出(「2番24号」と「2-24」の2つの書き方)があるので、1か所と数えました。ネムハイスクールは、前身が「思春期臨床センター」というカウンセリングルームで、中学生も受け入れるフリースクールとしての歩みを持つ学校です。公式サイトでは、連携するクラーク記念国際高校の卒業資格をめざし、制服を着て週5日通うこともできる(制服は義務ではない)と案内しています。ネムの名前がつく施設は2つあり、高等専修学校(クラーク国際は令和4年4月に開校した「連携校山口キャンパス」と紹介。専修学校とクラーク国際の卒業資格を同時にめざす技能連携の学校)は学校の公式サイトで小郡高砂町3-22、山口校は小郡高砂町3-24の伸光ビルです。住所も電話番号も別なので、別々の2か所に数えました。市の中心部(中央)の個別指導塾の教室は、広域通信制高校のスクーリング会場として届け出られている、市内でただ1つの小郡の外の拠点です。

学習支援の2か所は、どちらも小郡にあります。トライ式高等学院の新山口キャンパスは、鹿島学園高校と鹿島朝日高校の2校が「小郡明治2丁目12番5号」と「2-12-5」の2つの書き方で届け出ている同じ建物なので、1か所にまとめました。公式サイトでは「新山口駅在来線口より徒歩約10秒」とされていて、開校時間は9時から16時(日祝除く)です。鹿島朝日高校の山口キャンパスは、公式ページの学習スタイルが「自宅学習制」だけで、通学型のキャンパスとは性格が違います。

このように、「山口キャンパス」「山口校」という名前でも、自宅学習制の学習支援の拠点もあれば高等専修学校もあり、スクーリングは別の会場(鹿島朝日高校ならYIC情報ビジネス専門学校など)になることがあります。名前だけで判断せず、住所と種別(スクーリングができるか)を、見学の前にその学校の公式サイトで確かめてください。

山口駅の側から通うなら、新山口駅までの約22分を先に数えます

山口市は、県庁や山口駅のある市の中心部と、新幹線の停まる新山口駅のある小郡地区が、JR山口線でつながった形の市です。通信制の本校や拠点のほとんどは小郡にあるので、住んでいる場所から新山口駅まで何分かかるかが、通いやすさを大きく左右します。所要時間は、新山口駅のそばにあるYIC情報ビジネス専門学校の公式アクセスに載っている数字を使いました。

地区・駅 近い場所(公式の表記) 新山口駅までの目安
新山口駅の周り(小郡) 山口松風館(在来線口から徒歩6分)、トライ式 新山口(徒歩約10秒)、YIC情報ビジネス専門学校(徒歩約1分)、精華学園の本校、ネムハイスクール、鹿島朝日の山口キャンパス ―
山口駅の周り(市の中心部) 中央の個別指導塾の教室(スクーリング会場)、市の教育相談室(亀山町の本庁舎) JR山口線で約22分
阿知須(JR宇部線) 市内の拠点の届け出はなし 約16分
秋穂・徳地・阿東 拠点の届け出はなし(秋穂二島に県の総合教育支援センター) 公式の記載は確かめられませんでした

出典:YIC情報ビジネス専門学校「交通アクセス」、山口松風館高校、各施設の公式サイト、山口県 やまぐち総合教育支援センター(2026年9月27日確認)

山口駅の近くに住んでいても、通信制の学校選びは実質的に「新山口へ通えるか」の話になります。山口線の約22分に、家から山口駅までと、新山口駅から学校までの時間を足して、片道の合計を出してみてください。山口松風館の日曜スクーリングに通う場合は、日曜の朝の列車の本数も確かめておくと安心です。学校のQ&Aでは、学生割引が使え、JRの回数券が半額になると案内されています。

中央の教室は市の中心部でただ1つのスクーリング会場ですが、届け出ている高校は1校だけで、その高校の生徒でなければ使えません。

山口市内にある通信制高校の拠点は、本校2校(山口松風館・精華学園)を除いて届け出のべ8件・建物で6か所で、そのうち4か所が面接指導等実施施設(スクーリングの会場)、2か所が学習等支援施設であり、本校と拠点あわせて8か所のうち7か所が新山口駅のある小郡地区にあることを示す図
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計

山口市に住んでいると、県立の山口松風館は「地元の本校」として使えます

山口県の公立の通信制は山口松風館の1校だけで、日曜スクーリングは本校と県内4か所の協力校(岩国商業高校東分校・徳山高校・下関双葉高校・萩高校)の5会場で行われています。ほかの市に住む生徒は近くの協力校を選べますが、山口市に住んでいる生徒には、本校そのものが近くにあるという利点があります。本校だけで行われているものが、いくつかあるからです。

本校で行われているもの 中身(公式の記載) 山口市から使うとき
日曜スクーリング 本校と協力校4校の5会場。1時限は9時から、どの時限からでも参加できる 新山口駅から徒歩6分の本校で受けられる
火曜スクーリング 山口松風館高校だけが会場 日曜が難しい人の、もう1つの選択肢になる
平日学習会 前期7日・後期7日。国語・地歴・公民・数学・理科・英語のレポートの質問を受け付ける(スクーリングの出席にはならない) レポートでつまずいたときに、平日に聞きに行ける
学校開放日 前期5月・後期10月の各5日間程度。レポートの出し方やスクーリングの出席について質問できる 入学したばかりの時期に、始め方を確かめられる

出典:山口県立山口松風館高等学校 通信制(「通信制での学び」「通信制Q&A」「平日学習会・学校開放日の案内」「情報公開」。2026年9月27日確認)

費用は、学校の情報公開で入学検定料100円(山口県収入証紙)、授業料1単位100円、育成会費・生徒会費・スポーツ振興センターで2,552円、これに受講科目に応じた教科書・学習書代がかかり、合計で年間2〜3万円が目安とされています。授業料は、令和8年度から就学支援金などを申請すれば原則として支払いは要らない、と県が案内しています(山口県「県立高等学校等の授業料について」、2026年5月11日更新)。国の就学支援金で公立の通信制に支給される上限は1単位336円ですが、授業料そのものは都道府県の条例で決まり、山口県立は1単位100円です。交通費やスクーリングの日の昼食代は別にかかります。

ただし、公立の安さだけで決めないでください。松風館の通信制は、学校自身がQ&Aで「自学自習が基本」と書いています。レポートを自分で進め、必要な回数のスクーリングに出て、テストに合格して単位を取る仕組みで、計画どおりに進まないと卒業に何年もかかる場合があるとも正直に書かれています。家庭で伴走できるか、平日学習会や学校開放日を使えるか、あるいはサポート校の手を借りるかを、費用と一緒に考えてください。スクーリングに行けない日が続いたらどうなるかは、通信制高校 スクーリングの記事で説明しています。

年齢の上限は無く、中学を卒業したばかりの人から80代の人まで学んでいると学校のQ&Aに書かれています(技能連携をしている看護師養成施設の人が対象の「普通科看護コース」もあります)。

松風館の出願は春と秋の年2回。受付日に、そのまま面接と作文があります

松風館の入学者選抜は、全日制とは別の「通信制課程入学者選抜実施要領」で決まります。いま公開されているのは令和8年度の要領で、令和9年度の要領は2026年9月27日時点ではまだ県のページに載っていませんでした。

項目 令和8年度の内容(実施要領)
願書の受付日 春季:3月16日・17日・18日・24日・25日/秋季:8月20日・21日。各日13時〜14時
検査 面接と作文。願書の受付日のうち、出願のために登校した日に、松風館で行う
入学試験料 山口県収入証紙100円
事前の説明会 受けることが望ましい。春季は前年12月から、秋季は6月下旬から。電話予約(083-974-0066 通信制直通)

出典:山口県「令和8年度山口県公立高等学校通信制課程入学者選抜実施要領」、山口松風館高校 通信制「入学案内」(2026年9月27日確認)

学校の入学案内のページには、令和9年度春季募集の説明会の予約は12月1日に始まる予定と告知されています。説明会は1回12組程度で、令和8年度の秋季募集では満員になった回もありました。本校に駐車場は無いので、公共交通機関か近くの有料駐車場を使うよう案内されています。山口市に住んでいれば、説明会・出願・検査のどれも近くで済むのは大きな利点です。

今の高校に籍があるまま移る「転入学」と、退学してから入り直す「編入学」は、松風館でも春季と秋季の募集で受け付けています(令和8年度の春季入学は新入学121人・転編入学113人)。どちらになるかで在籍期間の扱いが変わるので、違いは通信制高校 転入 編入の記事で確かめてください。秋に転校を考え始めた場合の動き方は年度途中の転入の記事にまとめています。

昼に通いたいなら、同じ校舎の定時制(午前・午後・夜間の3部制)も並べて比べます

通信制だけが道ではありません。山口松風館には、県内で初めての3部制の定時制課程もあります。学校の沿革によると、新山口駅の周辺に午前部・午後部・夜間部をあわせ持つ定時制高校をつくり、そこに通信制課程も置く、という県の再編計画で生まれた学校です。同じ校舎に2つの課程があるので、「毎日少しずつ通いたい」か「自分で進めて月に数回通う」かで選び分けられます。

違いをまとめると、通信制は自学自習でレポートを進めて日曜・火曜のスクーリングに出る形で、順調なら3年、4年以上かけてもよく、入学は春季・秋季の通信制課程の選抜です(問い合わせは083-974-0066 通信制直通)。定時制は午前部・午後部・夜間部の3部制で授業に通う単位制で、教育課程表は3年で卒業する形と4年で卒業する形の2つがあり、入学は県の公立高校入学者選抜、転入・編入は県の案内によります(問い合わせは083-974-0044 定時制直通)。

出典:山口松風館高校、山口松風館高校 定時制(「学校紹介」「沿革」「教育課程」「入試案内」。2026年9月27日確認)

定時制の授業の時間帯や、各部の定員・入試の日程は、今回開いた公式ページには細かく書かれていなかったため、学校紹介のリーフレットや説明会で確かめてください(令和8年度の学校説明会は7月22日・23日に行われました)。3つの課程の違いは全日制・定時制・通信制の違いの記事に、中学3年生の秋からの動き方は中3 不登校 進路の記事にまとめています。

瓦屋根と山が見える窓辺の机で、高校生がノートに書き込んでいる
通信制・定時制・家から学ぶ形を並べて、自分の生活のリズムに合うものを考えてみましょう。

山口市でサポート校を探すときは、提携する通信制高校とセットで確かめます

「山口市 通信制サポート校」で探すと、通信制高校とサポート校が混ざって出てきますが、制度上まったく別のものです。通信制高校は高校で、その学校で卒業資格が取れ、就学支援金を授業料に使えます。サポート校は高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、スクーリングもその高校の会場へ行きます。サポート校の費用には就学支援金は使えません。山口市内の学習の場を、この目で並べ直すと次のようになります。

市内の施設 卒業資格を出す高校(文科省データ) その高校のスクーリング会場が市内にあるか 最寄り(公式)
トライ式高等学院 新山口キャンパス 鹿島学園高校・鹿島朝日高校 あり(YIC情報ビジネス専門学校) 新山口駅 在来線口から徒歩約10秒
鹿島朝日高校 連携 山口キャンパス 鹿島朝日高校 あり(YIC情報ビジネス専門学校) 小郡黄金町(徒歩分数の記載なし)
ネムハイスクール山口校・高等専修学校 クラーク記念国際高校 あり(ネムの2施設そのものが会場) 小郡高砂町(徒歩分数の記載なし)

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点)、各施設の公式サイト(2026年9月27日確認)

サポート校や学習センターに通っても、卒業資格は表の2列目の高校で取ります。3列目は、文科省データでその高校が山口市内にスクーリングの会場を届け出ているかどうかで、実際にどの会場になるかはコースや年度で変わります。ネムハイスクールの高等専修学校は、クラーク国際の説明では、専修学校の学びと通信制高校の学びを併せて、両方の卒業資格を同時にめざす「教育連携校」です。見学で最初に聞くことは、記事の終わりの5つの質問にまとめました。違いの詳しい説明は通信制サポート校の記事に、費用の構造はサポート校 学費の記事にまとめています。

学費は公表額だけで比べ、お金は就学支援金と山口県の給付金の2本で考えます

学費は、各校が公式に公表している額だけを並べます。山口市内に拠点を持つ私立の中で、費用の内訳を公式に公表していたのは鹿島朝日高校でした(学習センターやサポート校の費用は別にかかります)。

費目 県立 山口松風館(通信制) 鹿島朝日高校(2026年度以降の入学)
入学金・検定料 検定料100円(入学料の記載なし) 入学金0円
授業料 1単位100円 単位履修料 1単位12,000円
そのほかの年額 育成会費など2,552円 施設費24,000円・システム管理費/通信費49,000円・スポーツ振興センター252円
学習センター・サポート校の費用 ― 通う施設ごとに別

出典:山口松風館高校 通信制「情報公開」、鹿島朝日高校「教育情報の公表」(「授業料、入学料その他の費用徴収」PDF。2026年9月27日確認)

お金の前提は、2026年度(令和8年度)に大きく変わりました。文部科学省の高等学校等就学支援金は所得制限が無くなり、私立の通信制の授業料には1単位13,668円・年間33万7,200円まで出ます。鹿島朝日の単位履修料(1単位12,000円)は計算上この範囲に収まりますが、施設費やシステム管理費、学習センター・サポート校の費用には使えません。私立を比べるときは「高校の分」と「通う施設の分」を分けて、3年間の総額を出してもらってください。クラーク記念国際高校・鹿島学園高校・精華学園高校の学費は、今回開いた公式ページでは確かめられなかったため、資料や説明会で確認が必要です。年額の出し方は通信制高校 学費の記事で説明しています。

制度 中身(公式の記載) 条件・窓口
高等学校等就学支援金(国) 私立通信制は年337,200円まで。県立は令和8年度から、申請すれば授業料の支払いは原則として不要 入学後に学校を通じて申請。対象は授業料だけ
奨学のための給付金(山口県・国公立向け) 通信制:非課税世帯50,500円、所得割105,500円未満16,830円、182,500円未満12,630円、生業扶助受給世帯32,300円 7月1日時点で保護者が県内在住。令和8年度は7月1日〜8月4日に在学する学校へ。秋入学は入学日時点で確認
奨学のための給付金(山口県・私立向け) 通信制:非課税世帯52,100円、所得割105,500円未満17,370円、182,500円未満13,030円 令和8年度の受付は7月1日〜9月30日
山口市奨学金(市) 月額4万円以内の無利子貸与 対象は大学・短大・専門学校(専門課程)など。高校生は対象外

出典:山口県「奨学のための給付金制度のお知らせ(国公立高等学校向け)」・同(私立高等学校等向け)(どちらも2026年7月1日更新)、山口市「山口市奨学金制度のお知らせ」(2025年12月1日更新)(2026年9月27日確認)

見落としやすいのは、奨学のための給付金の通信制の額が、全日制・定時制と別に決まっていることです。国公立の非課税世帯なら、全日制・定時制の143,700円に対し、通信制は50,500円です。秋に入学した場合は入学日の時点で要件を確かめる扱いになります。山口県の「入学時納付金等減免」(最大70,000円)は、対象が県内の私立高等学校(全日制)と高等専修学校(大学入学資格付与校)です。山口市の奨学金は大学などに進むときの制度で高校の段階では使えず、サポート校の費用はどの制度の対象にもなりません。

※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

本校を除いた通信制高校の拠点は、山口市6か所(スクーリング会場4か所)、宇部市6か所(6か所)、周南市5か所(4か所)、防府市1か所(0か所)で、新山口駅から防府駅は約16分、徳山駅は約42分であることを示す比較表
出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト 掲載データ(令和8年4月1日時点)より集計、所要時間はYIC情報ビジネス専門学校の公式アクセス

高校生の相談は、山口市秋穂のやまぐち総合教育支援センターでも受けています

山口市には、市の教育相談室と、県の総合教育支援センターの両方があります。県のセンターは山口市秋穂二島にあり、子どもの教育全般の相談を、本人からも保護者からも受け付けています。

窓口 対象・中身(公式の記載) 場所・時間・電話
子どもと親のサポートセンター・ふれあい教育センター(やまぐち総合教育支援センター内) 不登校・家庭教育・発達などに関する相談。来所相談は本人・保護者で、予約が必要 山口市秋穂二島1062。ふれあい総合テレホン083-987-1240(月〜金 8時30分〜17時)
24時間子供SOSダイヤル 365日・24時間対応 0120-0-78310
山口市 教育相談室 不登校・いじめなど学校生活の悩み、教育支援センター(あすなろ教室)への通室手続き、関係機関の紹介 市役所本庁舎2階(亀山町2-1)。9時〜16時(水・土・日・祝を除く)。083-922-3749
山口市教育支援センター(あすなろ第1・第2教室) 学校へは行けないけれど少しは外に出られる子どもが対象。通った日数は在籍校の出席日数になる 第1:小郡平砂町4-1/第2:旭通り二丁目6-11

出典:やまぐち総合教育支援センター(よくあるご質問「教育相談関係について」)、山口県 やまぐち総合教育支援センター、山口県「教育相談・相談窓口一覧」(2026年5月1日更新)、山口市「学校生活の悩みと相談」(2026年9月27日確認)

県のセンターへの初回の来所相談は、ふれあい総合テレホンで予約します。メール(soudan@g.ysn21.jp)でも相談できます。「高校をやめたい」「通信制に移るか迷っている」という段階でも、家族だけで抱えずに相談してかまいません。山口市のあすなろ教室は、ページに対象の学年が書かれていなかったので、高校生が使えるかは教育相談室に問い合わせてください。小中学生で学校に行きにくい場合の学び場としては、姉妹事業のNIJINアカデミーもあります。

市内で足りなければ、宇部・防府・周南へ。同じ数え方で数え直しました

山口市内が6か所だからといって、山口市に住んでいる人の選択肢が6つしかないわけではありません。同じ文部科学省のデータで、新山口駅から電車で行ける周りの市も、同じ数え方(建物でまとめる・本校は除く)で数えました。

市 本校 拠点(建物)とうちスクーリングができる施設 新山口駅からの目安
山口市 2校(松風館・精華学園) 6か所(4か所) ―
宇部市 なし 6か所(6か所) 公式の記載は確かめられませんでした
防府市 1校(誠英) 1か所(0か所) 防府駅まで約16分
周南市 なし 5か所(4か所) 徳山駅まで約42分
萩市/美祢市 1校(萩明倫館)/1校(成進) 1か所(1か所)/0か所 公式の記載は確かめられませんでした

出典:文部科学省 通信制高等学校情報発信サイト(令和8年4月1日時点。2026年9月27日に所在地で集計)、所要時間はYIC情報ビジネス専門学校「交通アクセス」の各駅から新山口駅への目安

数で見ると、山口市の次の広げ先は宇部市です。6か所すべてがスクーリングのできる施設で、そのうち3か所は精華学園高校の学習センター(宇部・厚南・宇部医大前)です。宇部市西宇部南の1か所は、鹿島朝日高校の学習センターと穴吹学園高校の会場が同じ住所に届け出られていたので、1か所にまとめました。周南市は5か所のうち4か所でスクーリングができ、クラーク国際の周南キャンパス(ネムハイスクール徳山校)や松風館の協力校の徳山高校などがあります。防府市は誠英高校の本校(区域は島根県・山口県)と、鹿島朝日高校の学習支援の拠点が1か所です。

県の東側まで広げる場合は広島 通信制高校、萩・阿東の側から県境を越える場合は島根 通信制高校の記事も参考になります。県内の地域ごとの並びは山口県 通信制高校の記事にあります。

選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)

選択肢の1つとして、私たちNIJIN高等学院(ニジ高)のことも書いておきます。運営は株式会社NIJINで、ニジ高はこの記事でいう「サポート校」にあたります。山口市の読者に対して、正直にお伝えしておきたいことがあります。

  • ニジ高は高校ではありません。高卒資格は、提携する通信制高校で取ります。在籍は提携校とニジ高の2つになります。
  • 学院の中でのスクーリングはありません。卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングへの参加が必要です(地元の会場で受けられる場合もあります)。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。提携校のスクーリングにニジ高のスタッフは付き添わず、ニジ高がするのは日程の調整と準備の支援です。
  • 費用は提携校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が使えるのは提携校の授業料だけで、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内のページをご覧ください。

そのうえで、ニジ高にできることも書きます。授業や担任とのやりとりはオンラインで、カメラとマイクをオフにしてチャットだけの参加から始められます。公式サイトでは「1クラス8人」と紹介していて、通信制に足りなかった「対人感性・コミュニケーション」を、オンラインの授業や対話の中で育てることを大切にしています。メタバースの校舎で担任や同級生と集まる時間もあり、毎週のクラス会議では8人のクラスで行事やプロジェクトの企画を話し合います。行事は、種目も、集める人も、場所も、生徒が自分たちで決めていきます。企業インターンとして出社できる機会や社会共創プロジェクトがあり、総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも力を入れて取り組んでいます。そして校長・星野達郎の方針として、ニジ高は社会に一番近い学校をめざしています。

生活リズムに波があっても続けられるよう、授業のアーカイブ視聴や中学内容の学び直しにも対応しています。これまでグループ全体で650名以上の不登校の生徒をサポートしてきました。発達特性や障害については、本人を変えるのではなく、学びの構造や環境を変えることで支援するという考え方を取っています(診断や服薬など医療の判断は、主治医や専門機関にご相談ください)。転入・編入もでき、出願にかかる費用は無料です。ほかの通信制高校に在籍したまま、仲間づくりや居場所の部分でニジ高を併用することもできます(その場合、卒業資格・スクーリング・単位は在籍校のもので、費用は在籍校とニジ高の両方がかかります)。個別相談会はオンライン(Zoom)で30分、参加は無料で、保護者の方だけでも参加できます。「毎日決まった場所へ行く」ことがいまは難しいなら、家から始める形も候補に入れてかまいません。

明るい相談室の丸テーブルで、父親と高校生の息子が、手描きの図で説明する相談員の話を聞いている
迷ったときは、家から新山口・山口駅まで無理なく出られる日数を先に決めてから、相談で確かめましょう。

山口市で迷ったときの進め方(3ステップと、そのまま使える5つの質問)

情報が多すぎて動けなくなっているときは、この順番で進めると1歩目が軽くなります。

  1. 家から新山口駅までの時間を測る。山口市の通信制の場所は、ほとんどが小郡にあります。山口駅の側なら山口線の約22分に、家から駅までの時間を足します。ここで「週に何回なら行けるか」が見えてきます。
  2. 通う回数から、候補を2〜3に絞る。月に数回の日曜・火曜なら松風館の通信制、毎日少しずつなら松風館の定時制、週に何日か教室に通いたいなら私立の拠点とサポート校、しばらく家から出ないならオンライン中心の学び方。回数で分けると、候補が自然に絞れます。
  3. 下の5つの質問を、候補の学校に聞く。松風館の説明会は電話予約で、令和9年度春季募集の予約は12月1日に始まる予定です。私立やサポート校は、見学の予約を学校の公式サイトから入れます。

パンフレットにはどの学校も良いことが書いてあります。見学や個別相談では、山口市の事情に合わせた次の5つを、そのまま聞いてください。

  • スクーリングの場所:「私の場合、スクーリングはどの会場で、年に何日ですか」(小郡の会場か、市の中心部の会場か、他県の本校か)
  • 在籍する高校:「この教室に通うと、どの高校に在籍しますか」(卒業資格を出すのはその高校)
  • 通う頻度:「週に何日から始められて、途中で変えられますか」(山口線の本数と、家から駅までの時間に合うか)
  • 転入の時期:「今の学校に籍があるうちに、何月から移れますか」(松風館は春季・秋季の年2回。私立は学校ごと)
  • 3年間の総額:「3年間で支払う合計額を出してもらえますか」(高校の分と、サポート校・学習センターの分を分けて聞く)

この5つは、本人が同席できなくても保護者だけで聞けます。全部を今日決める必要はありません。1つ目の「新山口駅までの時間」だけでも、ご家族で話してみてください。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

山口市から毎日通えなくても、オンラインで最高の青春を

ニジ高は「オンラインで最高の青春を」を掲げるサポート校です。行事は種目も集める人も場所も生徒が自分たちで決めます。1クラス8人で、通信制に足りなかった「対人感性・コミュニケーション」をプラスします。高校ではないため卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。体験説明会で授業の様子を見てみませんか。

体験説明会の日程を見る → LINEで気軽に相談する

よくある質問

Q. 山口市内に通信制高校はありますか。

A. あります。本校があるのは、県立の山口松風館高校(小郡令和。JR新山口駅在来線口から徒歩6分)と、私立の精華学園高校(小郡栄町)の2校です。そのほか、文部科学省の掲載データ(令和8年4月1日時点)で、他県などに本校がある通信制高校の拠点が6か所あり、うち4か所はスクーリングまで受けられる施設です。

Q. 山口市の公立の通信制高校はどこですか。県立山口高校ですか。

A. 山口松風館高校です。県の再編整備計画で県立山口高校の通信制課程は生徒の募集を停止し、令和4年4月に開校した松風館が通信制を受け持っています。授業料は1単位100円で、教科書代などを含めて年間2〜3万円が目安と公表されています。出願は春季と秋季の年2回で、受付日に面接と作文があります。

Q. 山口駅の近くに住んでいます。通える場所はありますか。

A. 市の中心部(中央)には、広域通信制高校のスクーリング会場になっている個別指導塾の教室が1か所ありますが、そのほかの本校・拠点は新山口駅のある小郡に集まっています。山口駅から新山口駅まではJR山口線で約22分(YIC情報ビジネス専門学校の公式アクセス)です。

Q. 山口市の奨学金は、通信制高校でも使えますか。

A. 山口市奨学金の対象は大学・短大・高専(4・5年)・専門学校の専門課程などで、高校生は対象になっていません。高校の段階では、国の就学支援金と、山口県の奨学のための給付金を確かめてください。通信制の非課税世帯なら、国公立で年額50,500円、私立で年額52,100円です(令和8年度)。

Q. サポート校の費用にも就学支援金は使えますか。

A. 使えません。就学支援金の対象は高校の授業料だけです。サポート校や学習センターを選ぶときは、高校の分とサポート校の分を分けて、3年間の総額を出してもらってください。

山口市は、小郡にある8か所と、地元の本校の使い方を知れば迷いにくい街です

山口市は、通信制の本校が2校、拠点が6か所。そのうち7か所が新山口駅のある小郡に集まり、スクーリングまでできる拠点は4か所です。そして、県内でただ1つの公立の通信制である山口松風館が市内にあり、火曜スクーリングや平日学習会を近くで使えます。山口市は「新山口まで出られれば、公立も私立も同じ駅のまわりで比べられる」場所です。

そして、通える範囲が近いことと、今日通えることは別の話です。朝起きられない日が続いているなら、まず「通う日を少なくする」ほうから考えてかまいません。高校生と保護者は、秋穂のやまぐち総合教育支援センターに相談できます。いま動けなくても、焦らなくてかまいません。住んでいる地区と通える日の数を確かめるところから、1校ずつ聞いていけば十分です。

オンラインで学ぶニジ高の生徒

オンラインで、青春する。

孤独を、青春に。山口市の自宅から全国の仲間とつながるニジ高の体験説明会へ

全国どこからでもカメラ・マイクはオフでOK転入・編入は随時受付

通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次