「通信制高校に進学したら、青春できないのでは」。この不安から検索にたどり着いた方も多いのではないでしょうか。文化祭や体育祭、クラスの仲間と過ごす毎日といった、いわゆる「青春っぽさ」を通信制高校でも味わえるのか気になるのは自然なことです。
先に結論を書くと、通信制高校でも青春はできます。ただし、毎日同じ教室に集まる全日制の形とは違い、「どこで・誰と・何に打ち込むか」を自分で選んでつくる形になります。選べる道は、学校の部活・行事、学校の外の活動、オンラインのつながり、自分のプロジェクトの4つです。この記事では、「青春できない」と言われる理由を整理したうえで、4つの道と、学校選びでの確かめ方をまとめます。
この記事は、2026年9月27日に文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」、通信制高校の関係法令(学習指導要領・ガイドライン)、e-Govの学校教育法施行規則と労働基準法、内閣府と警察庁の調査、定時制・通信制の全国大会を運営する団体の公式ページを実際に開いて確認した内容で書いています。確認できなかったことは、確認できなかったと書いています。
今の学校生活に青春を感じられない場合や、通信制高校でも仲間とわくわくする時間をつくりたい場合は、オンラインという選択肢もあります。NIJIN高等学院(ニジ高)は「オンラインで最高の青春を」を掲げる通信制高校サポート校で、全国の仲間とオンラインでつながり、企業や地域と関わるプロジェクトや、生徒が自分たちで企画する行事に挑戦できます。カメラやマイクをオフにしてチャットだけで参加するところから始められ、全国にNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)のリアルの教室があり、リアルでの通学もご検討いただけます。ニジ高は高校ではないため、卒業資格は提携する通信制高校で取り、その高校のスクーリングには参加が必要です。どんな学校なのかは、校長・星野達郎のYouTubeでも見られます。
結論:通信制高校で青春できるかの早見
- 「青春できない」と言われるいちばん大きな理由は、毎日集まる仕組みが無い学校が多いことです。週5日通うコースがある通信制高校は、323校中90校でした(文部科学省・令和7年度の実態調査)。
- どの通信制高校にも、仲間と集まる時間はゼロではありません。ホームルーム活動を含む特別活動は、卒業までに30単位時間以上と決まっています。
- 定時制・通信制の生徒のための全国大会(体育大会・生活体験発表大会)があり、部活動や生徒会の功労者の表彰もあります。
- 青春をつくる道は「学校の部活・行事」「学校の外の活動」「オンラインのつながり」「自分のプロジェクト」の4つです。どれか1つで十分です。
- ボランティアなど学校の外の継続的な活動は、校長が認めれば高校の単位になることがあります(学校教育法施行規則第98条)。
- 学校選びでは、パンフレットの写真より「生徒が参加できる場が月に何回あるか」「参加は任意か」「オンラインで参加できるか」を聞くと、青春のつくりやすさが分かります。
- 生徒が行事を企画・運営する側に回れる、オンライン中心のサポート校(NIJIN高等学院など)を組み合わせる方法もあります。
「青春できない」と言われるのは、毎日同じ教室に集まる仕組みが無い学校が多いからです
理由の多くは、全日制高校との学校生活の違いにあります。
全日制高校では、毎日同じ教室に通い、クラスメイトと顔を合わせながら授業や部活動、文化祭・体育祭といった行事を通して過ごす時間が長くあります。こうした「みんなで同じ時間を共有する」体験の積み重ねが、いわゆる「青春」のイメージと強く結びついています。
一方、通信制高校は自宅学習が中心で、登校するのは決められたスクーリングの日だけという学校も少なくありません。仕組みそのものを先に知りたい方は、通信制高校とはの記事で、全日制との違いと卒業の条件をまとめています。
通う頻度が実際にどれくらい分かれているかは、文部科学省の実態調査で確かめられます。コースごとの生徒数(合計300,406人。高校の正規の課程ではないコースを含む)は次のとおりです。
| 通う頻度のコース | 生徒数 | 割合 |
|---|---|---|
| 週5日通う | 37,505人 | 12.5% |
| 週1〜4日通う | 76,218人 | 約25% |
| 集中スクーリング(年に数日まとめて通う) | 86,961人 | 28.9% |
| その他(月1〜2回・都合のよい日に通うなど) | 99,722人 | 33.2% |
出典:文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(調査時点2025年5月1日。週1〜4日は週4・週3・週2・週1の4コースの合計。2026年9月27日確認)
週5日のコースを開いている学校は、323校のうち90校(27.9%)でした。つまり多くの生徒は、同級生と毎日は会わない前提で高校生活を送っています。部活動の選択肢が限られていたり、行事への参加が任意だったりすることもあり、「全日制のような青春は難しいのでは」というイメージが生まれやすいのです。
もう1つ、見落とされやすい背景があります。同じ調査で、2025年度の入学者77,998人のうち、中学3年生のときに不登校だった生徒は44,461人(57.0%)でした。人の多い場所がしんどかった経験のある生徒が多く在籍しているため、「無理に集めない」「参加を任意にする」設計を取る学校もあります。これは青春が無いということではなく、自分のペースで関われるように間口を広げているということでもあります。

実際のところ、青春は「できない」のではなく「形が違う」。自分で選び取る青春です
結論としては、通信制高校でも青春は十分に可能です。ただし、そのかたちは全日制高校とは異なります。
通信制高校の最大の特徴は、時間の自由度が高いことです。授業に縛られる時間が少ない分、自分の好きなことに打ち込む時間を、自分の意思で確保できます。「与えられた行事に参加する青春」ではなく、「自分で選び取る青春」を実現しやすい環境だといえるでしょう。具体的には、次のような過ごし方が「自分で選び取る青春」の一例です。
- アルバイト:社会人と接しながら、社会経験や収入を得る
- 趣味・創作活動:音楽、イラスト、動画制作など好きなことに没頭する
- 資格・スキル習得:語学や検定資格の勉強に時間を充てる
- スポーツ・地域活動:クラブチームや地域のボランティアに参加する
- 留学・長期プロジェクト:時間の融通が利くからこそ挑戦できる長期の経験
全日制と通信制で、青春の「場」がどう違うかを並べると次のようになります。
| 青春の場 | 全日制に多い形 | 通信制の形(学校で大きく違う) |
|---|---|---|
| 毎日の仲間 | 同じクラスで毎日会う | 通う日やオンラインの時間に会う。コースで大きく違う |
| 部活動 | 放課後に毎日練習 | ある学校と無い学校がある。活動日は学校ごとに違う |
| 行事 | 全員参加が基本 | 任意参加とする学校がある。オンライン行事を開く学校もある |
| 学校の外 | 放課後と休日が中心 | 平日の昼も使える。地域の活動やアルバイトに時間を回せる |
青春を「みんなで盛り上がるイベント」だけに絞らず、「本気で何かに向き合った時間」ととらえ直すと、通信制高校での過ごし方も立派な青春の一つになります。一方で、「放っておいても青春が向こうからやってくる」形ではないことも正直に書いておきます。場は自分で選び、自分から顔を出す必要があります。次の節からは、その「場」が制度としてどれだけあるかを見ていきます。
どの通信制高校にも、仲間と集まる時間はゼロではありません。特別活動は卒業までに30単位時間以上です
「通信制は一度も人と会わずに卒業できる」と思われがちですが、制度の上ではそうなっていません。通信制高校を卒業するには、3年以上の在籍・74単位以上の修得・特別活動30単位時間以上が必要です(学校教育法第56条・同施行規則第96条・高等学校学習指導要領)。
特別活動は、ホームルーム活動・生徒会活動・学校行事などのことです。学習指導要領は、通信制の特別活動について「ホームルーム活動を含めて、各々の生徒の卒業までに30単位時間以上指導する」と定めています。文部科学省のガイドラインも、ホームルーム活動を「集団活動の場として欠かすことのできない」ものと書いています。
| 制度の中身 | 決まっていること | 出典 |
|---|---|---|
| 卒業の条件 | 3年以上の在籍・74単位以上・特別活動30単位時間以上 | 学校教育法第56条、同施行規則第96条、学習指導要領 |
| 特別活動の中身 | ホームルーム活動を含めて30単位時間以上 | 学習指導要領(通信制の特例) |
| メディア学習での免除 | 原則10分の6以内、特に必要な場合でも合わせて10分の8まで | 学習指導要領 |
| 特別活動の時間を免除する学校 | 10分の6以内:122校(37.8%)、10分の8以内:24校(7.4%) | 令和7年度 実態調査 |
出典:文部科学省「通信制高校に関する関係法令等(抜粋)」、e-Gov 学校教育法、e-Gov 学校教育法施行規則、文部科学省「令和7年度 通信制高等学校実態調査」(2026年9月27日確認)
表のとおり、メディアを利用した学習で特別活動の時間の一部を免除している学校もあるため、実際に集まる時間は学校ごとに大きく違います。30単位時間を何で満たすか(入学式・卒業式・ホームルーム・文化祭・遠足など)は学校ごとに違います。行事の種類や参加の任意性を学校ごとに比べたい方は、通信制高校 行事の記事で8校の公式サイトを並べています。特別活動の定義だけ知りたい場合は通信制高校 特別活動の記事が短くまとまっています。
学校の中だけでなく、定時制・通信制の生徒のための全国の舞台もあります。
- 全国高等学校定時制通信制体育大会:全国高等学校体育連盟の定時制通信制部が「もう一つのインターハイ」と呼ぶ大会です。大会のページには、陸上競技・卓球・バスケットボール・サッカーなど10競技の大会事務局が並んでいます(令和8年度は自転車競技の大会が中止)。軟式野球の全国大会もあります。
- 全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会:全国の都道府県の代表が、自分の体験を発表する大会です。令和7年度で第73回を数え、2025年11月16日に東京で開かれました。発表は冊子「誇りある青春」にまとめられています。
- 優秀生徒表彰:「修学優秀者」「部活動功労者」「生徒会活動功労者」の3分野で、困難を乗り越えて成果をあげた定時制・通信制の生徒を表彰する制度です(昭和49年度に発足)。
出典:全国高等学校体育連盟 定時制通信制部・全国高等学校定時制通信制体育大会、全国高等学校定時制通信制教育振興会「事業内容」、愛知県立大府高等学校「令和7年度第73回全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表会」(2026年9月27日確認)
大会に出られるかどうかは、在籍する学校が加盟しているか、部があるかで決まります。部活動の種類や大会の出場条件の詳しい話は、通信制高校 部活の記事にまとめています。
※2026年9月時点の情報です。最新は公式でご確認ください。

青春をつくる道は4つあります。全部そろえなくても、1つ見つかれば十分です
ここまでの制度と、学校の外の選択肢を合わせると、通信制高校で青春をつくる道は大きく4つに分けられます。向き不向きがはっきり分かれるので、自分に合う1つを探すくらいの気持ちで見てください。
| 道 | 向いている人 | 確かめること |
|---|---|---|
| 1. 学校の部活・行事 | 同じ学校の仲間と、決まった日に会いたい人 | 部の有無と活動日、行事の回数、参加は任意か |
| 2. 学校の外の活動 | 地域のクラブ、ボランティア、アルバイトで年上の人とも関わりたい人 | 活動の曜日と時間、単位として認められるか、安全か |
| 3. オンラインのつながり | 家からのほうが話しやすい人、遠くに住んでいる人 | 学校が管理する場か、カメラやマイクをオフにできるか |
| 4. 自分のプロジェクト | 好きなことを形にしたい人、進路の実績にもしたい人 | 相談できる大人がいるか、発表の場があるか |
1. 学校の部活・行事は、全日制の青春にいちばん近い道です。ただし、部活動のための寮がある通信制高校は全国で11校(野球部9校など)、寮で生活している生徒は403人と、スポーツで本格的に打ち込む環境は限られます(令和7年度 実態調査)。部活動の形は学校ごとに違い、毎日の練習ではなく月に数回集まる形の部や同好会もあります。活動日を入学前に確かめておくと、期待とのずれが小さくなります。
2. 学校の外の活動は、通信制の時間の自由度がいちばん生きる道です。地域のスポーツクラブ、ボランティア、アルバイト、習い事など、学年も年齢も違う人と関われます。次の節で、単位や法律との関係を整理します。
3. オンラインのつながりは、人の多い場所が苦手な人にとっての入り口になります。オンラインのホームルームや行事を開く学校もあります。ただし安全のための前提があるので、後の節で詳しく書きます。
4. 自分のプロジェクトは、作品づくり、イベントの企画、地域や企業と関わる活動などです。「好き」を誰かに届ける経験は、そのまま総合型選抜の自己PRや就職の面接で話せる材料にもなります。
友達づくりそのものに不安がある場合は、通信制高校 友達の記事で、会う回数と友達のでき方の関係を詳しく整理しています。
学校の外の活動も、校長が認めれば高校の単位になることがあります
通信制高校の青春を「学校の外」でつくる場合、気になるのは「遊んでいるだけで卒業が遅れないか」という点です。実は、学校の外での学びを高校の単位として認める仕組みが、法令にあります。
学校教育法施行規則第98条は、校長が教育上有益と認めるときは、生徒が行う次の学修(いずれも文部科学大臣が別に定めるもの)を、在学する高校の科目の履修とみなして単位を与えることができると定めています。
- 大学・高等専門学校・専修学校などでの学修(第1号)
- 知識や技能に関する審査(検定など)に関する学修(第2号)
- ボランティア活動その他の継続的に行われる活動に関する学修(第3号。学校の教育活動として行うものを除く)
ただし、第99条で、他の高校で修得した単位(第97条)と合わせて36単位を超えないことになっています。また、どの活動を何単位にするかは「校長の定めるところにより」とあるとおり学校ごとの決まりなので、入学前に確かめる必要があります。
アルバイトで青春をつくる場合は、年齢による働き方の決まりも知っておきましょう。労働基準法第61条は、18歳未満の人を午後10時から午前5時までの間に働かせてはならないと定めています(交替制の16歳以上の男性などの例外あり)。第57条では、18歳未満の人を雇う事業場は、年齢を証明する戸籍証明書を備え付けることになっています。
| 学校の外の活動 | 高校の単位との関係 | 確かめること |
|---|---|---|
| ボランティア・地域の継続的な活動 | 校長が認めれば単位になることがある(第98条第3号) | 学校の規程に対象として書かれているか |
| 検定・資格の学習 | 校長が認めれば単位になることがある(第98条第2号) | 対象の検定と単位数 |
| 大学・専修学校の講座 | 校長が認めれば単位になることがある(第98条第1号) | 在学中に受けられる講座があるか |
| アルバイト | 法令上の単位認定の対象として書かれていない | 18歳未満は午後10時〜午前5時は働けない(労働基準法第61条) |
出典:e-Gov 学校教育法施行規則 第96条〜第100条、e-Gov 労働基準法 第57条・第61条(2026年9月27日確認)
アルバイトと勉強の両立のしかたや扶養の話は、通信制高校 バイトの記事に、企業での体験を単位にする条件は通信制高校 インターンシップの記事にまとめています。

オンラインのつながりは青春の入り口になります。ただし、学校の外の見知らぬ人と会わないことが前提です
「通信制は孤独になりやすい」と言われます。ただ、孤独を感じるのは通信制の生徒だけではありません。内閣府の令和6年の全国調査で、16〜19歳(306人)のうち孤独感が「しばしばある・常にある」は3.3%、「時々ある」は13.4%、「たまにある」は14.7%でした。合わせると約3人に1人が、少なくともたまには孤独を感じています。
出典:内閣府「孤独・孤立の実態把握に関する全国調査(令和6年実施)」調査結果の概要(2026年9月27日確認。全日制・通信制などの区別は無い、16〜19歳全体の数字です)
だからこそ、毎日教室で会わなくても「決まった時間に、同じ顔ぶれと話せる場」があるかどうかが大事になります。オンラインのホームルームやクラスの会議、画面ごしの行事は、人の多い場所が苦手な人でも参加しやすく、青春の入り口になりえます。
たとえばN高等学校の年間イベントのページには、バーチャル空間で行うVR入学式、ゲームの中で集まるネット遠足(年3回)、バーチャル体育祭が並び、イベントの参加は任意と書かれています(2026年9月27日確認)。オンラインの行事は、学校ごとに形がかなり違うので、説明会で具体的に聞いてみるのがおすすめです。
一方で、オンラインには注意も必要です。警察庁の資料では、SNS(オンラインゲームを含む)を通じて面識のない相手と知り合い、被害にあった児童(SNSに起因する事犯の被害児童)は、令和7年に1,566人(令和6年は1,486人)でした。
出典:警察庁「令和7年における少年非行及び子供の性被害の状況について」(2026年9月27日確認)
オンラインで青春をつくるときは、次の3つを守ると危険を減らせます。
- 学校が管理している場を使う。先生や担任の目がある場なら、困ったときに相談できます。
- 学校の外で知り合った人と、2人きりで会わない。会うときは保護者に伝え、人の多い場所を選びます。
- 写真・住所・学校名を送らない。困ったことがあれば、すぐ保護者や先生に話します。
オンラインでの出会いや恋愛の不安は、通信制高校 恋愛の記事でも扱っています。
「青春できない」と感じやすい落とし穴は、全日制の青春と同じものを探してしまうことです
通信制高校に入ってから「思っていたのと違う」と感じる人には、いくつか共通の落とし穴があります。
- 全日制と同じ形を探してしまう。毎日のクラス、毎日の部活、全員参加の体育祭を探すと、ほとんどの通信制高校で「無い」ことになります。形が違うことを前提に、「月に何回、誰と、何をするか」で比べると見え方が変わります。
- 行事を待つだけになる。任意参加の行事は、申し込まないと始まりません。入学後は行事や課外活動に受け身で参加を待つのではなく、興味のあることに自分から関わってみる姿勢が、充実感につながりやすくなります。
- 最初から全部に出ようとする。人の多い場が久しぶりの人ほど、最初に詰め込むと疲れてしまいます。月に1回、同じ場に顔を出すくらいから始めると続きやすくなります。
- SNSの「キラキラした青春」と比べる。全日制に通う人の多くも、SNSに出てくるような毎日を送っているわけではありません。比べる相手は、半年前の自分で十分です。
- 青春と卒業を別々に考える。行事やホームルームは、特別活動として卒業の条件にもつながっています。「出たい行事」と「出る必要がある時間」を一緒に確かめておくと、あとで慌てずにすみます。
通信制高校で充実した高校生活を送るためには、環境選びと過ごし方の工夫が重要です。過ごし方の工夫は入学後でもできますが、環境は入学前に選ぶものです。次の節で、学校選びの確かめ方をまとめます。

学校選びでは、「青春の場」を5つの質問で確かめられます
学校を選ぶ際は、オンラインでの交流機会やプロジェクト活動、部活動の有無など、自分が「人と関わりながら熱中できる」仕組みがあるかどうかを確認しましょう。パンフレットの行事写真は、どの学校も楽しそうに見えます。説明会や個別相談では、次の5つを聞いてみてください。
| 聞くこと | 答えの見方 |
|---|---|
| 生徒が参加できる行事や活動は、月に何回ありますか | 年間の回数より、毎月の場があるかどうかが続けやすさを決める |
| 参加は任意ですか。特別活動の時間には何が数えられますか | 任意なら気楽に選べる。卒業に必要な時間との関係も聞く |
| 部活動や同好会はありますか。活動日はいつですか | 自分の通うコースの日と重なるかを確かめる |
| オンラインで参加できる場はありますか。カメラはオフにできますか | 家から始められるか、段階を踏めるかが分かる |
| 生徒が行事やイベントを企画することはできますか | 「参加する」だけでなく「つくる」側に回れるかが分かる |
学費やスクーリングの形など、青春以外の比べ方も含めて学校選び全体を整理したい場合は、通信制高校 選び方のページで8つの比べ方をまとめています。
選択肢の1つとしてのニジ高(正直な注意点)
NIJIN高等学院(ニジ高)は、株式会社NIJINが運営するオンライン中心の通信制高校サポート校です。公式サイトで「オンラインで最高の青春を」を掲げ、学校理念は「Be HAPPY, Do HAPPY」です。公式ページには、次の言葉が並んでいます。
- 「孤独を、青春に」:全国の仲間と本気でつながり、かけがえのない青春をつくる
- 「退屈を、わくわくに」:企業や地域と関わるリアルな体験で、毎日がわくわくに変わる
この記事の4つの道に当てはめると、ニジ高で用意されているのは次のような場です。
- 学校の行事・活動:生徒会・サークル・学園祭があり、生徒が行事を企画・運営する側にもなれます。公式トップページでは、スポーツ大会を立ち上げようとする生徒の例が「種目も、集める人も、場所も、自分たちで決める」と紹介されています(行事・イベント・生徒会・サークル)
- オンラインのつながり:メタバースの校舎で、担任や同級生とクラス会議を開く時間があります。1クラス8人で、担任制です。カメラ・マイクをオフにして、チャットだけで参加するところから始められます
- 自分のプロジェクト・学校の外:企業とのコラボがあり、企業や地域と関わる体験ができます。総合型選抜に向けた小論文・面接・自己PRの講座にも取り組んでいます
- リアルの場:ニジ高の生徒は、相談のうえでNIJINアカデミー(ニジ高はその高等部)の全国のリアルの教室に通うこともできます
そのうえで、正直な注意点です。
- ニジ高は高校ではありません。高校卒業の資格は提携する通信制高校で取ります。
- 提携する通信制高校のスクーリングへの参加が必要です。ニジ高の中でのスクーリングはありません。スクーリングの形や日程は、個別相談会で詳しくご案内しています。
- 費用は、提携する通信制高校の分とニジ高の分の両方がかかります。就学支援金が使えるのは通信制高校の授業料で、ニジ高の分には使えません。金額は学費のご案内をご覧ください。
- ニジ高の行事が、在籍する通信制高校の特別活動の時間に数えられるかは、在籍する学校の決まりによります。気になる場合は個別相談会で確かめてください。
途中からの転入・編入もでき、出願費用は無料です。不登校の生徒を650名以上サポートしてきた実績(グループ全体)があります。小中学生のうちから学びの場を探している場合は、姉妹事業で小中学生のオルタナティブスクールのNIJINアカデミーもあります。
保護者ができるのは「青春させる」ことではなく、関われる場を一緒に確かめることです
お子さんが「通信制だと青春できない」と落ち込んでいるとき、保護者として何か言ってあげたくなるものです。ただ、「青春は通信制でもできるよ」と励ますだけでは、なかなか気持ちは晴れません。
助けになりやすいのは、「青春=全日制的な体験」という前提を一度外し、お子さん自身が何に熱中したいかを一緒に考える姿勢です。そのうえで、次のような関わり方があります。
- 好きなことを聞く。ゲーム、絵、音楽、スポーツ、鉄道など、何でもかまいません。その「好き」が、サークルやプロジェクト、地域の活動につながる入り口になります。
- 学校選びの質問を一緒につくる。上の5つの質問を、お子さんと一緒に説明会で聞いてみてください。本人が答えを聞くことで、入学後の姿を想像しやすくなります。
- オンラインの安全のルールを一緒に決める。禁止するより、「学校が管理する場を使う」「知らない人と2人で会わない」を約束にするほうが守りやすくなります。
保護者の方が抱えやすい不安全体は、通信制高校への進学、保護者が抱きやすい3つの不安の記事でも取り上げています。
迷ったときの進め方(3ステップ)
- 自分にとっての青春を1つ書き出す。「仲間と行事をつくりたい」「部活で大会に出たい」「好きなことを形にしたい」「まずは誰かと話したい」など。4つの道のどれに近いかが分かれば、比べる学校がしぼれます。
- 2〜3校の説明会や個別相談で、5つの質問を聞く。月に何回の場があるか、参加は任意か、オンラインで参加できるか、生徒が企画できるか。答えをメモして並べると、違いがはっきりします。
- 最初の3か月の過ごし方を決めておく。「月に1回はこの場に顔を出す」くらいの小さな目標で十分です。続けているうちに、顔見知りが仲間に変わっていきます。
今すでに通信制高校に通っていて、青春が足りないと感じている場合も、同じ順番で考えられます。在籍校はそのままで、学校の外の活動やサポート校を組み合わせる方法もあります。


オンラインで最高の青春を。行事も自分たちでつくる高校生活
ニジ高は「孤独を、青春に」を掲げる通信制高校サポート校です。生徒会・サークル・学園祭があり、行事を企画する側にも回れます。最初はカメラオフのチャット参加で大丈夫です。ただし高校ではなく、卒業資格は提携する通信制高校で取り、そのスクーリングへの参加が必要です。説明会はオンラインで日程を選んで申し込めます。
よくある質問
Q. 通信制高校には部活や文化祭が全くないのですか?
A. 学校によって差はありますが、部活動や文化祭・体育祭を開いている通信制高校もあります。参加を任意とする学校もあり、「ないわけではないが、全日制ほど毎日は関われない」というのが実態に近いイメージです。ホームルーム活動を含む特別活動は、どの学校でも卒業までに30単位時間以上と決まっています(メディアを利用した学習で一部を免除する学校もあります)。文化祭・体育祭について詳しくは通信制高校 文化祭 体育祭の記事をご覧ください。
Q. 友達ができるか不安です。青春の前提として人間関係は築けますか?
A. 登校日数が少ない分、自然に友人ができる機会は全日制より限られる傾向があります。だからこそ、日常的に交流できるオンラインの場やプロジェクト活動、月に何回も集まれる場があるかどうかが、人間関係を築くうえで重要なポイントになります。全日制で人間関係に疲れた経験がある場合は、全日制が合わなかった人への記事も参考になります。
Q. 親としては「青春できない」と悩む子どもをどう支えればいいですか?
A. 「青春=全日制的な体験」という前提を一度外し、お子さん自身が何に熱中したいかを一緒に考える姿勢が助けになります。学校選びの段階で、本人の興味に合った活動やサポート体制が整っているかを一緒に確認することも、安心材料になります。
Q. 通信制高校でも、部活で全国大会に出られますか?
A. 定時制・通信制の生徒のための全国高等学校定時制通信制体育大会があり、陸上競技・卓球・バスケットボールなどの競技が開かれています。出られるかどうかは、在籍する学校がその競技の大会に参加しているか、部があるかで決まるので、学校に確かめてください。
Q. 途中から転入しても、行事や活動に加われますか?
A. 任意参加の行事や活動であれば、転入してからでも加われる場合があります。特別活動の時間は、学校によっては前の学校での活動が考慮されることもあります(たとえばNHK学園高校の案内には、3年間で30時間以上の特別活動について「前籍校での活動も考慮」とあります。2026年9月27日確認)。どう数えるかは転入先の決まりによるので、転入の相談のときに一緒に聞いておくと安心です。
青春は「与えられるもの」から「自分たちでつくるもの」へ。まずは関われる場所を1つ見つけましょう
「通信制高校は青春できない」というイメージは、全日制高校との違いから生まれるものであり、実態とは一致しないことも多くあります。時間の自由度を活かし、自分の興味や人との関わり方を主体的に選べることこそが、通信制高校ならではの青春のかたちです。
毎日同じ教室に集まる形でなくても、月に1回の行事、画面ごしのクラス会議、地域の活動、自分で立ち上げた企画のなかに、あとから振り返って「あれが青春だった」と思える時間は生まれます。全部を一度にそろえる必要はありません。まずは、自分が関われそうな場所を1つ見つけるところから始めてみてください。
ひとりで考えていると、どうしても「無いもの」ばかりが目に入ります。気になる学校の話を聞いてみるだけでも、「ここならこんな時間を過ごせそう」という具体的な姿が見えてきます。
孤独を、青春に。仲間と行事をつくるニジ高の体験説明会へ
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通信制高校サポート校 NIJIN高等学院(ニジ高)/出願費用は無料です。無理に勧めることはありません。

